5本指ソックス

女房が初めてのフルマラソンであるホノルルマラソンを完走し、帰ってきて足の爪をみて驚いた。
爪がマッ黒なのだ。

いわゆる、爪下血腫 (そうかけっしゅ)というやつで、爪の中にできた血豆である。
そのうち、爪がはがれたりする。
マラソンとは、実に激しいスポーツである。

本人曰く、どうも、痛くはないらしいのだが、見ているだけで痛々しい。

私は幸いなことに今だ出来たことがなく、昔、山歩きをしていたからかもしれないと思っている。
（山では爪下血腫はできたことがないが、踵の靴ずれはよくできて、何度も繰り返すものだから、タコになってしまった。山登りしなくなって随分と経つというのに、いまでも、そのタコ君は健在している。）

爪下血腫を防ぐには

① 指先にゆとりのあるランニングシューズを履く。
② 5本指ソックスをはく。
③ 指先のテーピング
④ レース前に指を含めて前足部にワセリンを十分に塗る。

が対策らしいが、私がやっているのは5本指ソックスだけである。


この5本指ソックス、調べてみたら、なんと１９７０年にスペインで発明されているのだ。
（私は、こんな面倒で細かい仕上げは当然日本人の発明だろうと思っていた。）
ただし、太さや高さを無視したバランスの悪いつくりで、素材も合成繊維１００％だったらしい。
（５本指ソックスのヒストリーはコチラ→）

今の製品は素晴らしいできで、履いたらやめられない爽快さがある。
ちなみに、写真はランニング用の立体構造のソックス。
私はもう、普通のソックスは履きたくない、と思うまでになっている。
おそらく、野球のイチローも履いてるんじゃないだろうか？





と思って調べたら、やはりそうらしく、イチロー選手が愛用していることから、アメリカ大リーグの他の選手達もイチローにあやかり、真似をして履くようになったようだ。

5本指ソックス、バンザイ