(Pinnawalaのバス停)
朝食は宿で頼んでおいた。
Rs.550で高めであったが、質量とも十分であった。
とくに、摂取を忘れがちな新鮮野菜と多種の果物を沢山食べた。
これだけ、多様の栄養を取れば、昼夜は自分の好きなもの?だけを飲み食いすればよいであろう
、と俺は考えた。
昨夜は、酒は一滴も飲まないのに、疲れてグッスリだったが、
情けないことに夜中に足がつってしまった。
ウルトラマラソンまで走る俺がまさかのスリランカでイテテッ!と夜中に飛び起きてしまった。
列車の立ちっぱなしと、仏歯寺周辺の散策は足にかなりのダメージを与えていたのだ。
だが、考えてみるとスリランカ人は平気で列車にのるのだから、相当に健脚なのである。
そういう意味でも朝の新鮮ミネラルたっぷりの野菜と果物は足の疲労にジワジワ効いて足の毛細血管の隅々にまで、その成分が染み渡っているいるような気がした。
もちろん錯覚である。
さて、今日はPinnawalaの象の孤児院へいくだけの「スリランカ、俺のノンビリディ」だ。
今宵も同じ宿泊まりである。
cf. ピンナワラのゾウの孤児園:
スリランカのサバラガムワ州ケーガッラにある親を亡くしたり、はぐれてしまった子ゾウを保護している施設。
出発はシャワーを浴びてから出たので8時を回っていたと思う。
昨日、宿の人に聞いたメインバスターミナルへの裏道を通る。
(キャンディ バスターミナル周辺の地図、情報・・・俺作成)
裏道は鳥の鳴き声がすごかった。
表の自動車道はやせ細った?カラスしかいないのに、ちょっと裏に入っただけで野鳥だらけだ。
それも、聴いたことのない熱帯の鳥たちの声である。
(もっとも、日本の鳥の声だってあまり知らないのだが)
裏の抜け道は狭くて、こんな階段でもある。
バスターミナルには2階建ての店がターミナルを囲んでいるのだが、その建物をぶち抜くようなトンネルがあって、抜けるとそこはターミナルだ。
今日の目的ピンナワラの象の孤児院にいくには、大抵はお金を使ってトゥクトゥクかタクシーなどで行ってしまうが、是非、路線バスでいくことを勧めたい。
運転手の過剰な観光案内にふりまわされることなく、自分のペースでゆっくりと、かつ人々の暮らしを垣間見ながら、時にはスリランカの人と語り合いながら旅することができる。
バスも混んでおらず、座ることができた。
これから行く人のために、以下は、今回の経験をふまえて地球の歩き方にも載っていない案内を残す。
(なぁんて、偉そうなことを言ってるが、実は宿の人に聞いただけなんだが、この情報メモを捨ててしまうのはもったいないから、偉ぶって添付+解説をしてみた。
まあ、その時のメモ書きなんでノートは汚れており、また字も斜めで汚いがご容赦願いたい。)
-------------------
キャンディから象の孤児院へ路線バスで行く方法
1.乗車するバスは、Colombo行き(路線番号:1)またはKegalle行き(路線番号:662)
(午前中はコロンボ行ばかりである。KegalleはColomboへいく途中にある)
もし、乗るバスがわからなかったら、車掌らしき人に聞くのが一番早い。
バスの前あたりで、たむろしている人たちである。
普通のジーパンスタイルだったりするが、車掌だ。
人相も悪めにみえてしまうが、親切なのである。
2.まず、Karandupanaで降りること。これは、実際、そこがどこだかわからないから、予め車掌に「Karandupanaで降りて、Pinnawalaへいきたい。」と話しておけば着いたとき教えてくれるから心配ない。
図のバス停1である。(なお、バス停といっても目印が何もない場合もあるから注意)
もし、英語が苦手なら「カランデゥパーナ、 ティーチ ミー プリーズ!」で通じるだろう。
3.降りたら、すぐ近くのT字路にあるバス停3でRambukka行きのバスに乗り、Pinnawalaと言えば、そこで下してくれる。おそらく、Rambukka行きじゃなくても1本道で必ずPinnawalaは通ると思うから、バスならなんでも乗ってしまえばいい。
(なお、孤児院の手前にも似たようなボロ施設があって、悪徳なトゥクトゥク運転手がそこへ連れていこうとしたりするらしいから気を付けたい。
下の写真のような立派な入り口でなければ「貴方は騙されている!」。)
4.下車してバス進行方向に歩くとすぐ立派な建物のPinnawala Elephant Orphanageに着く、
-------------------
スリランカのバスは、どこでも格安料金で行けて、俺のような貧乏旅行大好きオッサンにとっても大変ありがたい。
(インドならば乗り合いトゥクトゥクにあたるような存在で、国民の足である。)
路線バスで一番良いのはスリランカの一般人と親しくなれることだと思う。
たとえバスが混んでいても俺が外国人だからなのか、はたまた白髪頭のオジサンだからか、「荷物はココへおけ。」とか、「ここにつかまれ。」とか、皆、気をつかってくれて親切だ。
また、車掌さんはバス1台につき1~2名いるのだが、どんなに混んでいても、降りる場所をちゃんと教えてくれる。
さらには、下りたバス停から目的地までどちらの方向に歩いていくか、まで丁寧に教えてくれるのだ。
(今回の旅で利用したバスの切符、車掌は写真ぐらいの手帳サイズの切符手帳を持っている。2×5枚の切符がミシン目が付いて2枚つづりで印刷されており。カーボン紙を挟んで運賃を書き込み、下の紙をミシン目に沿って切り取り客に渡す仕組みである。)
バスはRs.32とかいう運賃だったりして、端数があって細かいのだが、Rs.100札で払ったりすると車掌は「細かいお金はないか?」と聞いてくる。
だから、「小銭がないからお釣りはいいよ」と言っても、彼らは絶対に受け取らない。
公営バスだからなのか?
その割には、みなサンダル履きにジーパン姿で歌舞伎町あたりの遊び人のようで、とても車掌にみえないのだが・・・。
象の孤児院の入り口
入場料Rs.2500である。
なぜか、切符にサインが必要だ。
小象にミルクをのませる場所にお客は集まっていた。
俺はあまりよく見えないので、象が集まっているところへ行ってみた。
ここでは、意外に象が群れてアチコチにいたし、柵もなかったので、象と触れ合うことにした。
この時、コチラには観光客はまだ数名しかいなかった。
初めてだったけれど象の鼻や頭、体に触ってみた。
実に大人しいし、鼻を俺に近づけてくるのでカワイイのだ。
どんな人間なのかと、匂いをかいでるように思う。
とりあえず、悪い奴じゃなさそうだと思ってくれたようだ。
ここぞとばかり、自撮りで写真を撮ったりしたのだが、象が大きすぎてうまくはいらない。
だが、本当は勝手に群れによってはいけないし、触ってはいけないみたいで、しばらくして群れの中に紛れ込んでいる俺に気が付いた象使いがとんできたのだ。
が、何故か全く怒らない。
「折角だから象と一緒のところの写真を撮ってやる。」
と言う。
「象使いは随分と親切なんだなぁ」
、と思い写真を撮ってもらった。
それが、この写真である。
が、そのあとシッカリとチップを請求されたのだった。
「なんだよ、やっぱ金かよ!」
急にチップ!言われたので、とりあえずポケットに入っていたバスのおつりのRs.50を1枚渡したのだが、そいつが
「スモールマネー!」
とかいうので、さらにスモールなトイレ用の小銭Rs.10コインを2枚渡し
「スモールマネー!」
と云ったのだった。
コイツは金ない奴だと思ったらしく、苦笑いしているので、俺も笑ってごまかしたのだった。
後でわかったことであるが、水浴びさせるときに、観光客象に象を触らせてチップをもらう小遣い稼ぎの仕組みであった。
客は喜ぶし、ポケットはドンドン小遣いで膨らむから楽しい仕事である。
見ていたら観光客はRs.100~200ぐらいは渡してるみたいで、すぐにRs.1000ぐらいにはなってしまう。
「こいつは結構な荒稼ぎになるだろうな。象使いの就職率は相当に厳しいだろうなぁ。」
と思ってしまう俺がいた。
その小遣い稼ぎのビジネスモデルを無視し、勝手に象の群れの中に入ってタダで象に触っている日本人が俺、というわけである。
そのうち、水浴びの時間のため、川に向かって象たちは集団登校を始めたのだった。
(つづく)
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朝食は宿で頼んでおいた。
Rs.550で高めであったが、質量とも十分であった。
とくに、摂取を忘れがちな新鮮野菜と多種の果物を沢山食べた。
これだけ、多様の栄養を取れば、昼夜は自分の好きなもの?だけを飲み食いすればよいであろう
、と俺は考えた。
昨夜は、酒は一滴も飲まないのに、疲れてグッスリだったが、
情けないことに夜中に足がつってしまった。
ウルトラマラソンまで走る俺がまさかのスリランカでイテテッ!と夜中に飛び起きてしまった。
列車の立ちっぱなしと、仏歯寺周辺の散策は足にかなりのダメージを与えていたのだ。
だが、考えてみるとスリランカ人は平気で列車にのるのだから、相当に健脚なのである。
そういう意味でも朝の新鮮ミネラルたっぷりの野菜と果物は足の疲労にジワジワ効いて足の毛細血管の隅々にまで、その成分が染み渡っているいるような気がした。
もちろん錯覚である。
さて、今日はPinnawalaの象の孤児院へいくだけの「スリランカ、俺のノンビリディ」だ。
今宵も同じ宿泊まりである。
cf. ピンナワラのゾウの孤児園:
スリランカのサバラガムワ州ケーガッラにある親を亡くしたり、はぐれてしまった子ゾウを保護している施設。
出発はシャワーを浴びてから出たので8時を回っていたと思う。
昨日、宿の人に聞いたメインバスターミナルへの裏道を通る。
(キャンディ バスターミナル周辺の地図、情報・・・俺作成)
裏道は鳥の鳴き声がすごかった。
表の自動車道はやせ細った?カラスしかいないのに、ちょっと裏に入っただけで野鳥だらけだ。
それも、聴いたことのない熱帯の鳥たちの声である。
(もっとも、日本の鳥の声だってあまり知らないのだが)
裏の抜け道は狭くて、こんな階段でもある。
バスターミナルには2階建ての店がターミナルを囲んでいるのだが、その建物をぶち抜くようなトンネルがあって、抜けるとそこはターミナルだ。
今日の目的ピンナワラの象の孤児院にいくには、大抵はお金を使ってトゥクトゥクかタクシーなどで行ってしまうが、是非、路線バスでいくことを勧めたい。
運転手の過剰な観光案内にふりまわされることなく、自分のペースでゆっくりと、かつ人々の暮らしを垣間見ながら、時にはスリランカの人と語り合いながら旅することができる。
バスも混んでおらず、座ることができた。
これから行く人のために、以下は、今回の経験をふまえて地球の歩き方にも載っていない案内を残す。
(なぁんて、偉そうなことを言ってるが、実は宿の人に聞いただけなんだが、この情報メモを捨ててしまうのはもったいないから、偉ぶって添付+解説をしてみた。
まあ、その時のメモ書きなんでノートは汚れており、また字も斜めで汚いがご容赦願いたい。)
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キャンディから象の孤児院へ路線バスで行く方法
1.乗車するバスは、Colombo行き(路線番号:1)またはKegalle行き(路線番号:662)
(午前中はコロンボ行ばかりである。KegalleはColomboへいく途中にある)
もし、乗るバスがわからなかったら、車掌らしき人に聞くのが一番早い。
バスの前あたりで、たむろしている人たちである。
普通のジーパンスタイルだったりするが、車掌だ。
人相も悪めにみえてしまうが、親切なのである。
2.まず、Karandupanaで降りること。これは、実際、そこがどこだかわからないから、予め車掌に「Karandupanaで降りて、Pinnawalaへいきたい。」と話しておけば着いたとき教えてくれるから心配ない。
図のバス停1である。(なお、バス停といっても目印が何もない場合もあるから注意)
もし、英語が苦手なら「カランデゥパーナ、 ティーチ ミー プリーズ!」で通じるだろう。
3.降りたら、すぐ近くのT字路にあるバス停3でRambukka行きのバスに乗り、Pinnawalaと言えば、そこで下してくれる。おそらく、Rambukka行きじゃなくても1本道で必ずPinnawalaは通ると思うから、バスならなんでも乗ってしまえばいい。
(なお、孤児院の手前にも似たようなボロ施設があって、悪徳なトゥクトゥク運転手がそこへ連れていこうとしたりするらしいから気を付けたい。
下の写真のような立派な入り口でなければ「貴方は騙されている!」。)
4.下車してバス進行方向に歩くとすぐ立派な建物のPinnawala Elephant Orphanageに着く、
-------------------
スリランカのバスは、どこでも格安料金で行けて、俺のような貧乏旅行大好きオッサンにとっても大変ありがたい。
(インドならば乗り合いトゥクトゥクにあたるような存在で、国民の足である。)
路線バスで一番良いのはスリランカの一般人と親しくなれることだと思う。
たとえバスが混んでいても俺が外国人だからなのか、はたまた白髪頭のオジサンだからか、「荷物はココへおけ。」とか、「ここにつかまれ。」とか、皆、気をつかってくれて親切だ。
また、車掌さんはバス1台につき1~2名いるのだが、どんなに混んでいても、降りる場所をちゃんと教えてくれる。
さらには、下りたバス停から目的地までどちらの方向に歩いていくか、まで丁寧に教えてくれるのだ。
(今回の旅で利用したバスの切符、車掌は写真ぐらいの手帳サイズの切符手帳を持っている。2×5枚の切符がミシン目が付いて2枚つづりで印刷されており。カーボン紙を挟んで運賃を書き込み、下の紙をミシン目に沿って切り取り客に渡す仕組みである。)
バスはRs.32とかいう運賃だったりして、端数があって細かいのだが、Rs.100札で払ったりすると車掌は「細かいお金はないか?」と聞いてくる。
だから、「小銭がないからお釣りはいいよ」と言っても、彼らは絶対に受け取らない。
公営バスだからなのか?
その割には、みなサンダル履きにジーパン姿で歌舞伎町あたりの遊び人のようで、とても車掌にみえないのだが・・・。
象の孤児院の入り口
入場料Rs.2500である。
なぜか、切符にサインが必要だ。
小象にミルクをのませる場所にお客は集まっていた。
俺はあまりよく見えないので、象が集まっているところへ行ってみた。
ここでは、意外に象が群れてアチコチにいたし、柵もなかったので、象と触れ合うことにした。
この時、コチラには観光客はまだ数名しかいなかった。
初めてだったけれど象の鼻や頭、体に触ってみた。
実に大人しいし、鼻を俺に近づけてくるのでカワイイのだ。
どんな人間なのかと、匂いをかいでるように思う。
とりあえず、悪い奴じゃなさそうだと思ってくれたようだ。
ここぞとばかり、自撮りで写真を撮ったりしたのだが、象が大きすぎてうまくはいらない。
だが、本当は勝手に群れによってはいけないし、触ってはいけないみたいで、しばらくして群れの中に紛れ込んでいる俺に気が付いた象使いがとんできたのだ。
が、何故か全く怒らない。
「折角だから象と一緒のところの写真を撮ってやる。」
と言う。
「象使いは随分と親切なんだなぁ」
、と思い写真を撮ってもらった。
それが、この写真である。
が、そのあとシッカリとチップを請求されたのだった。
「なんだよ、やっぱ金かよ!」
急にチップ!言われたので、とりあえずポケットに入っていたバスのおつりのRs.50を1枚渡したのだが、そいつが
「スモールマネー!」
とかいうので、さらにスモールなトイレ用の小銭Rs.10コインを2枚渡し
「スモールマネー!」
と云ったのだった。
コイツは金ない奴だと思ったらしく、苦笑いしているので、俺も笑ってごまかしたのだった。
後でわかったことであるが、水浴びさせるときに、観光客象に象を触らせてチップをもらう小遣い稼ぎの仕組みであった。
客は喜ぶし、ポケットはドンドン小遣いで膨らむから楽しい仕事である。
見ていたら観光客はRs.100~200ぐらいは渡してるみたいで、すぐにRs.1000ぐらいにはなってしまう。
「こいつは結構な荒稼ぎになるだろうな。象使いの就職率は相当に厳しいだろうなぁ。」
と思ってしまう俺がいた。
その小遣い稼ぎのビジネスモデルを無視し、勝手に象の群れの中に入ってタダで象に触っている日本人が俺、というわけである。
そのうち、水浴びの時間のため、川に向かって象たちは集団登校を始めたのだった。
(つづく)
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