
旅ラン記録、すっかり忘れていました。
走ったのは5月4日のことだったようで、もう2か月以上たってしまいました。

自分は、大事なこと、やらなければならないことが次々と続くと、前のことは忘れてしまうようです。
元々、嫌なことだけでなく、楽しいこともすぐ忘れてしまう性格で、映画なども以前楽しく見ていたものでさえ、忘れてしまい、再び同じものを見て途中から、「あれ、これ見たことがある」と思い出すことが度々です。
女房からは「もう一度楽、しめていいね!」とよくいわれます。
特に映画の題名、役者名は全く覚えていません。
文字での記憶はサッパリみたいです。
自分はどちらかというと映像記憶、空間的記憶のほうが確かなようです。
一度、行った場所は、再びその場に立ちさえすれば、空間的記憶は全て思い出しますが、その地名を言われても全く覚えていないことが良くあります。
たとえば、山などはそうで、山の名前を言われてもよく覚えていないのですが、その場所に行けばルートなど、細々した水場やルートなどはよく覚えています。
また、一度あった人は名前はサッパリ不明ですが、顔は覚えています。
余談は、ここまでにして…

その1では千住大橋のちかくにある素戔嗚神社まででしたね。
なぜ、この素戔嗚神社に芭蕉碑があるのか?
千住が「おくのほそ道」の矢立初めの地(矢立は、筆と墨壺を組み合わせた携帯用の筆記具)だからだとは思うのですが…?
それだけではないように思ってきました。
素戔嗚神社はヤマタノオロチ退治の伝説で有名な武勇に優れた荒々しい神、須佐乃男命(スサノオノミコト)の神社なのですが、実はそのスサノオは日本で初めての和歌を作っています。
和歌と俳句!
芭蕉とまったく無縁というわけではなさそうなのです。

八雲立つ 出雲八重垣 妻籠(つまごみ)に
八重垣作る その八重垣を
やたら八重という言葉が出てきて、なんだか不自然で、とても不思議な和歌ですね。
意味は調べたら、(心に残る名言、和歌・俳句鑑賞より)
すばらしい雲が盛んに出て、立ちのぼっている。
その立ち出ずる雲の作る、幾重もの垣・・それはまさに「出雲八重垣」だ。
妻を籠(こも)らせる為に八重垣を作っている。
なんとその垣の見事さよ。
という、なんだか訳のわからない意味でした。
妻を幾重にもめぐらした垣の内側に閉じ籠らせるって、どういう意味なんでしょうか?
妻を閉じ込めるのか、守っているのか?
守っているとしたら何から?
この俳句の音を別の観点からみると、すなわち、ちょっと本当かなぁとは思うのですが、ヘブライ語で読むことができるというのですが…

ウィキペディアのスサノオより「須佐之男命。歌川国芳作」
これ以上、この和歌の意味を追及すると思考の迷路に入り込んでしまいそうなので、次に行きましょう。
千住大橋を渡ります。

隅田川と荒川という大河に挟まれた中州地帯にある町が千住です。
この辺りからは足立区になるのですが、下町というより「ド下町」になるでしょうか。
自分の育ちはこのド下町になります。
千住宿

葛飾北斎 富嶽三十六景 武州千住
千住の入り口は、やっちゃ場(東京都中央卸売市場足立市場…都内唯一の水産専門市場)でした。

この千住宿はとても賑やかな商店街です。

宿に入ってすぐに、千住の歴史を展示してある建物があったので中に入ってみました。
中に、係員のオジサンが一人いて、千住の歴史を丁寧に説明してくれました。
最後に、「千住宿の見どころはどこですか?」と聞いたのですが、
その返事は
「千住は面白いところがないんだよねぇ~」

多分、地元の人だと思うのですが、すべて見飽きてるんですね。
そうでもないですよ、オジサン!

千住という所は自分と同い年の従兄弟がいたので、よく行った街です。
千住の思い出というと、
まず、千住火力発電所のお化け煙突でしょうか。
見る方向によって煙突の数が1本から4本と変化して見える「不思議な煙突」なんですが、知ってますでしょうか?
昭和39年まで東京都足立区に存在した千住火力発電所のお化け煙突
親戚の家に行くバスに乗りながら、窓からみるお化け煙突が今何本にみえるか、ワクワクしながら眺めたものでした。
その次はイトーヨーカドーですかね。
千住はイトーヨーカ堂の創業の地ですが、私が小学生頃はまだ大きくないローカル色豊かな衣料品屋でした。

写真は「食べるであります!ぱーと2 ゲロロ小隊マルル一等兵」よりコピペしました。
その次は都電ですね。

この卵の殻色の都電よく乗りました。
そして、西新井橋の近くの荒川の土手で土手滑り、虫捕り、草野球でしょうか?
まだ、西新井橋が木製だったのをなんとなく覚えています。

木製の西新井橋
北千住は学生が多いこともあり、個性豊かな居酒屋の多いところです。
また、中年オジサン好みの昔ながらの古き良きお店も残っています。

飲んべえの聖地だとも言えるでしょう。
私は、ここ北千住では「大はし」という居酒屋によく行きます。
キンミヤ焼酎に肉豆腐で一杯やります。

千住宿を走りながら、どうしても居酒屋に目が行ってしまいますね。

古い建物もいくつかありました。



千住新橋を渡り足立区に入り、暑い日差しの中、旧日光街道を下りました。
コンビニに入りたくなり、軽めの昼飯を購入。
外の駐車場の日陰に腰を下ろし、一休みいたしました。

ワラーチ(ゴム紐版のman3dals)で走ってます
ビール飲みたいところですが、ノンアルで我慢!
走っていても、自然と居酒屋に目が行きますね。
千円でベロベロに酔えるセンベロのお店がありました。

(( ^ω^)・・・鶯谷の鳥椿に行きたくなりました!→独り言っす)

さて、さすが、足立区ですねぇ。
家の庭先で野菜を売ってました。
できれば、キュウリ、トマトなどを冷やしておいてあれば、絶対に買いますね。

足立区の島根の鷲神社に寄りました。
旧道のわき道を入ってすぐにあります。

足立区には、「酉の市」の発祥といわれている大鷲神社(おおとりじんじゃ)がありますが、日光街道からはずれた花畑地区の産土神とされる神社です。
ただし、すぐ近くです。
自分が小学生の頃は、ガキたちの自転車の行動範囲でした。
(自分は西新井大師のそばで育ってます)
そして、似たような名前ですが、ここは、知る人ぞ知る島根の鷲神社(わしじんじゃ)です。
ここも、花畑の大鷲神社も浅草の鷲神社 (おおとりじんや)も同系列の神社で日本武尊の白鳥伝説と関わりのあるところです。
ここも、ガキたちのテリトリーでした。
ここのお祭りは結構賑やかで、数台の小さな自転車を連ねてよく遠征に来たものです。
平成29年 島根鷲神社例大祭 本社神輿渡御
この辺りの島根という地名は、この辺りが海の沼地の中にある島であったところから来たもので、この神社のどこかに昔の海岸線の名残があるらしいです。

しかし、こんなところまで海だったとは驚きですが、もし地震で津波が来たら、この辺りも相当の被害があるだろうことは予想できます。
(つづく)

当ブログは若者の自立を支援する団体、NPO法人ネイチャーズを応援しています。
NPO法人ネイチャーズは、走Run会名誉会長、ウィンドサーフィンの師匠の山下光哉さんが運営する若者のためのNPO。
悩める若者や親御さん、是非お御問合せください。丁寧に対応してくれると思いますよ。

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走ったのは5月4日のことだったようで、もう2か月以上たってしまいました。

自分は、大事なこと、やらなければならないことが次々と続くと、前のことは忘れてしまうようです。
元々、嫌なことだけでなく、楽しいこともすぐ忘れてしまう性格で、映画なども以前楽しく見ていたものでさえ、忘れてしまい、再び同じものを見て途中から、「あれ、これ見たことがある」と思い出すことが度々です。
女房からは「もう一度楽、しめていいね!」とよくいわれます。
特に映画の題名、役者名は全く覚えていません。
文字での記憶はサッパリみたいです。
自分はどちらかというと映像記憶、空間的記憶のほうが確かなようです。
一度、行った場所は、再びその場に立ちさえすれば、空間的記憶は全て思い出しますが、その地名を言われても全く覚えていないことが良くあります。
たとえば、山などはそうで、山の名前を言われてもよく覚えていないのですが、その場所に行けばルートなど、細々した水場やルートなどはよく覚えています。
また、一度あった人は名前はサッパリ不明ですが、顔は覚えています。
余談は、ここまでにして…

その1では千住大橋のちかくにある素戔嗚神社まででしたね。
なぜ、この素戔嗚神社に芭蕉碑があるのか?
千住が「おくのほそ道」の矢立初めの地(矢立は、筆と墨壺を組み合わせた携帯用の筆記具)だからだとは思うのですが…?
それだけではないように思ってきました。
素戔嗚神社はヤマタノオロチ退治の伝説で有名な武勇に優れた荒々しい神、須佐乃男命(スサノオノミコト)の神社なのですが、実はそのスサノオは日本で初めての和歌を作っています。
和歌と俳句!
芭蕉とまったく無縁というわけではなさそうなのです。

八雲立つ 出雲八重垣 妻籠(つまごみ)に
八重垣作る その八重垣を
やたら八重という言葉が出てきて、なんだか不自然で、とても不思議な和歌ですね。
意味は調べたら、(心に残る名言、和歌・俳句鑑賞より)
すばらしい雲が盛んに出て、立ちのぼっている。
その立ち出ずる雲の作る、幾重もの垣・・それはまさに「出雲八重垣」だ。
妻を籠(こも)らせる為に八重垣を作っている。
なんとその垣の見事さよ。
という、なんだか訳のわからない意味でした。
妻を幾重にもめぐらした垣の内側に閉じ籠らせるって、どういう意味なんでしょうか?
妻を閉じ込めるのか、守っているのか?
守っているとしたら何から?
この俳句の音を別の観点からみると、すなわち、ちょっと本当かなぁとは思うのですが、ヘブライ語で読むことができるというのですが…


ウィキペディアのスサノオより「須佐之男命。歌川国芳作」
これ以上、この和歌の意味を追及すると思考の迷路に入り込んでしまいそうなので、次に行きましょう。
千住大橋を渡ります。

隅田川と荒川という大河に挟まれた中州地帯にある町が千住です。
この辺りからは足立区になるのですが、下町というより「ド下町」になるでしょうか。
自分の育ちはこのド下町になります。
千住宿

葛飾北斎 富嶽三十六景 武州千住
千住の入り口は、やっちゃ場(東京都中央卸売市場足立市場…都内唯一の水産専門市場)でした。

この千住宿はとても賑やかな商店街です。

宿に入ってすぐに、千住の歴史を展示してある建物があったので中に入ってみました。
中に、係員のオジサンが一人いて、千住の歴史を丁寧に説明してくれました。
最後に、「千住宿の見どころはどこですか?」と聞いたのですが、
その返事は
「千住は面白いところがないんだよねぇ~」

多分、地元の人だと思うのですが、すべて見飽きてるんですね。
そうでもないですよ、オジサン!

千住という所は自分と同い年の従兄弟がいたので、よく行った街です。
千住の思い出というと、
まず、千住火力発電所のお化け煙突でしょうか。
見る方向によって煙突の数が1本から4本と変化して見える「不思議な煙突」なんですが、知ってますでしょうか?
昭和39年まで東京都足立区に存在した千住火力発電所のお化け煙突
親戚の家に行くバスに乗りながら、窓からみるお化け煙突が今何本にみえるか、ワクワクしながら眺めたものでした。
その次はイトーヨーカドーですかね。
千住はイトーヨーカ堂の創業の地ですが、私が小学生頃はまだ大きくないローカル色豊かな衣料品屋でした。

写真は「食べるであります!ぱーと2 ゲロロ小隊マルル一等兵」よりコピペしました。
その次は都電ですね。

この卵の殻色の都電よく乗りました。
そして、西新井橋の近くの荒川の土手で土手滑り、虫捕り、草野球でしょうか?
まだ、西新井橋が木製だったのをなんとなく覚えています。

木製の西新井橋
北千住は学生が多いこともあり、個性豊かな居酒屋の多いところです。
また、中年オジサン好みの昔ながらの古き良きお店も残っています。

飲んべえの聖地だとも言えるでしょう。
私は、ここ北千住では「大はし」という居酒屋によく行きます。
キンミヤ焼酎に肉豆腐で一杯やります。

千住宿を走りながら、どうしても居酒屋に目が行ってしまいますね。

古い建物もいくつかありました。



千住新橋を渡り足立区に入り、暑い日差しの中、旧日光街道を下りました。

コンビニに入りたくなり、軽めの昼飯を購入。
外の駐車場の日陰に腰を下ろし、一休みいたしました。

ワラーチ(ゴム紐版のman3dals)で走ってます
ビール飲みたいところですが、ノンアルで我慢!
走っていても、自然と居酒屋に目が行きますね。
千円でベロベロに酔えるセンベロのお店がありました。

(( ^ω^)・・・鶯谷の鳥椿に行きたくなりました!→独り言っす)

さて、さすが、足立区ですねぇ。
家の庭先で野菜を売ってました。
できれば、キュウリ、トマトなどを冷やしておいてあれば、絶対に買いますね。

足立区の島根の鷲神社に寄りました。
旧道のわき道を入ってすぐにあります。

足立区には、「酉の市」の発祥といわれている大鷲神社(おおとりじんじゃ)がありますが、日光街道からはずれた花畑地区の産土神とされる神社です。
ただし、すぐ近くです。
自分が小学生の頃は、ガキたちの自転車の行動範囲でした。
(自分は西新井大師のそばで育ってます)
そして、似たような名前ですが、ここは、知る人ぞ知る島根の鷲神社(わしじんじゃ)です。
ここも、花畑の大鷲神社も浅草の鷲神社 (おおとりじんや)も同系列の神社で日本武尊の白鳥伝説と関わりのあるところです。
ここも、ガキたちのテリトリーでした。
ここのお祭りは結構賑やかで、数台の小さな自転車を連ねてよく遠征に来たものです。
平成29年 島根鷲神社例大祭 本社神輿渡御
この辺りの島根という地名は、この辺りが海の沼地の中にある島であったところから来たもので、この神社のどこかに昔の海岸線の名残があるらしいです。

しかし、こんなところまで海だったとは驚きですが、もし地震で津波が来たら、この辺りも相当の被害があるだろうことは予想できます。
(つづく)

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