先日、「ターミネーター ジェネシス」を見に行ってきた。
いやー、すごく面白かった。
ターミネーターシリーズは、1は面白かったし、2はすごく面白かったが、3でずっこけて、4は見る気もしなかった。
3はひどかったもんなぁ。
紅顔の美少年だったジョンはあんなになっちゃうし、ストーリーもぐちゃぐちゃで全く面白くなかった。
すごく面白かった「T2」の結末を全否定してるようなもんだったし。
まあ、アクションだけは頑張ってた気はするけど・・・。
で、「ジェネシス」はって言うと、すごく面白かったよー。
アクションは頑張ってたし、ストーリーもなかなか楽しめた。
仕掛けはすごくわかりやすくって、どう使うかは簡単に読めたけど、そこはそれ、ハリウッド映画って事で・・・。
おかげで安心して楽しめたって面もあるしね。
タイムパラドックスなんかはうっちゃって、難しいことを考えず楽しみましょうって感じかな。
実際面白かったし、シュワちゃんはかっこよかったし、例の台詞では結構ゾクッとしてしまった。
「T2」のオマージュっぽいシーンも結構あったし、なかなかクスッと笑えるシーンもそこかしこに有って存分に楽しめたぞ。
ちなみに見たのは、2Dの字幕版。
3Dじゃ無くてもかまわないし、基本洋画は字幕で見る主義なので。
日頃本を読み慣れているせいか、字幕を読むのは全く苦にならないし、役者の生の声を聞きたい、声に含まれる感情表現を感じたいって思うんだよね。
吹き替えも、うまい方がやるのは良いと思うんだけど、やっぱり一枚薄紙が挟まってるような気がして、演じられた役者さんの生の声が良いなと思っちゃうんだよね。
ともあれ、「ターミネーター ジェネシス」はおすすめです。
割引の日に見に行っていたんだけど、実はもう一本見ようと思っていた映画が有った。
「バケモノの子」である。
予告編の映像を見て面白そうだなと思ったんだけど、当日の朝、テレビ番組で特集をやってるのを見かけて見るのをやめた。
理由は、声がひどすぎてみる気にならなかったから。
アニメーションって作画や演出も大事だけど、最終的に命を与えるのは声の演技だと思う。
声だけでいろいろな感情その他を表現するのはとても難しいことだ。
動いている「絵」に声で命を吹き込むって事が出来るって言うのはすごい特殊技能だと思う。
“普通”の役者では無理なほど声の演技力が要求されるのだ。
無論、超一流と呼ばれる役者の方々の中には“それ”が出来る方もおられる。
それでも、声の演技に特化した本職の声優さんには及ばないのだ。
ましてやそこらのちょっと売れただけの役者ではとてもじゃないけどつとまるモノでは無い。
実際、特集で流していた声入りの映像はひどかったし・・・。
それはもう一発で見る気をなくすほどに。
せっかく面白そうだったのに声で台無しで有る。
いい加減こんな声優の起用方法はやめてくれないかなぁ。
と言っても、この声は誰々でないといけないって言うような声優厨では無いので、声さえ合っていて、演技がうまければ誰がやっても良いと思ってるんだけどね。