この歳になると、未来より過去の時間のほうが圧倒的に多くなります。
よって、未来の展望よりは過去を振り返りがちになります。
同世代の友人たちと昔話で盛り上がったりとか。
でも、時間は未来から流れてくる、という考え方もあるようで、
未来の視点で今を見てみると、全然違ってきたりもします。過去の見方も変わってくるしね。
いずれにせよ、過去も未来もない、あるのは現在だけだ、とアインシュタインも言っているようなので、
過去も未来も(もしかすると今ここも)幻想なのかもしれません。
さて、今日のカイツブリ。
何と池の端に立っている私の足元までやってきて、何度も潜水を繰り返しました。
こんなに間近で見たのは初めて。
嬉しかったなあ。
葦の茂みの中の雌(たぶん)も健在のようです。
いつヒナが誕生するんだろうか。楽しみ~
池の向こう岸では、カモたちの縄張りに突然カラスが割り込んできて、ガアガアと騒ぎ立てていた。
でも、カモたちは(一羽が応戦したものの)ほとんど動じず、泰然と羽を丸めて座り込んでいる。
やがてカラスの方があきらめて去っていきました。
カモの縄張りは何とか守られた。
なんでまたカラスは突然割り込んできたんだろうか。
鳥たちの縄張り争いも興味深いテーマです。
夕べまた、映画「ザリガニの鳴くところ」を見たので、更に興味がわいてきたというわけ。
(2023年2月2日の記事参照)
この映画のテーマは自然というよりは人間です。
最後のシーンはやっぱり圧巻でした。
カイアは自分を湿地の生物たちと同一視していたのですね。
だからこそ、人間的な罪悪感から距離を置くことができたのだと、そう思いました。
最後のシーンで観客が度肝を抜かれるのも、私たちが正義や罪悪感といった人間的な価値観で物事を捉えがちだからでしょう。
自然は想像以上に残酷です。
カイツブリファミリーが無事ヒナを孵すことができるようにと祈りつつ、
こんな小さな池でも、生物たちは日々縄張り争いを繰り広げ、隙あらば相手を威嚇し追い払おうとしているので油断は禁物。
頑張れカイツブリ!
っていうのも、極めて人間的な感情移入ですが。
さて、今年の夏も猛暑になりそうだとか。
今のうちに片付けを進めておかないとね。
過去を振り返るより、未来から見た現在、という視点で片付けを進めたいと思います。