金子みすずさんは 多くの方に愛されている詩人だ
決して恵まれた環境や人生では無かった
それだからこそ こうして人の痛みや 見えぬ世界への思い遣りが深い
朝焼け小焼けだ大漁だ おおばいわしの大漁だ
浜はまつりのようだけど 海の中では何万の いわしのとむらいするだろう
誰でも見える世界 しかし その背景に見えぬ世界の哀しさがある
青いお空のそこ深く 海の小石のそのように 夜がくるまで沈んでる
昼のお星は眼に見えぬ 見えぬけれども有るんだよ 見えぬものでもあるんだよ
散ってすがれた たんぽぽの 河原のすきにだぁまって 春の来るまで隠れてる
強いその根は眼に見えぬ 見えぬけれどもあるんだよ 見えぬものでもあるんだよ
私たちは 眼に見える世界だけが全てだと思い込む
そして それが全体像だと決め込んでしまう
人間社会 人間は 見えぬ部分の方が実は多いのだ
他人を見て 幸せそうだなあと思って祝福する方も嫉妬する方も居る
でも そこまで来るには 様々な過去もあったろう
みんな試練を乗越えてきたから 今がある
障害者も見た目では分からない方が居る
眼が見えない 耳が聞えない 透析を生きている間続けている方も居る
鬱の人だって はためには分らない
眼の前に その人が立っていても分らない
電車で席を譲るにも 気が付かない
この人たちの居ることを 日頃感じていなければ 空気でも分からない
高速道路のSA 障害者専用の駐車スペースに 平気で健常者が占有している
歩道を歩いていても 障害者と分らずか 平気でぶつかるように追い抜いていく
眼に見えない世界のことを少し思い遣る心が欲しい
他人を妬んだり 傷つけたりしないで欲しい
そして自分が落ち込むことも考えないで欲しい
みんな それぞれ 悩みも苦しみも抱えてきた あるいは今もあるのだ
みんな違ってそれでいい
私は私 あなたはあなた 全部同じにはなれない
自分で思うほど醜悪でないよ 自分で思うほど そんなに悪くない生活だよ
自分より恵まれない人の多いことを気づいて
見えない世界に時には眼も耳も心も傾けて
今があることを感謝して生きよう
コーラスをしている中で 歌詞の世界に迷い込んだ
そして 悩みを抱え生きている方の多いことをブログで知る
花を見て鳥を見て 心の中で歌が歌えたら どんなに良いことか願っている
最後までお読みくださいまして有難うございました
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