のびたとブレイク

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がんと認知症 避けられないとしたらあなたは

2012年10月24日 09時18分01秒 | ボランティア
あるお医者さんがブログに書いていたことが記憶に残っている
人生の最期に がんになるか 認知症になるか 
彼は避けられないとしたら がんを選ぶと言う

認知症の方々の現実を少しづつ見聞しているので これは理解できる
だんだんと言葉も動きも 社会と離れて行き 遂には別人格になる
徘徊はおろか 排泄も垂れ流しになったり 身動きも出来なくなる

家族も周辺も 介護に疲れ果て 共倒れになることもある
人生の荒波を生き抜いてきた果てが この姿になること とても耐えられない
多少の予防や進行を遅らせることは出来ても 認知症になったら救えない

がんも余命宣告されたら 大概はショックを受けて 我を失うだろう
そして痛みなどと闘うことも避けられない
しかし 今はホスピスも理解され始め 人格を失わず最期を迎えられる



老人介護施設 介護認定を受けた方が勿論対象である
本来は病院と違うので リハビリにも力を入れ 自立を促すものである
ただ 車椅子での日常生活が殆どである

程度の重い方は 外へも出られず 旅行にも行けず 不自由な生涯となる
それでも 自分の立場を理解して つとめて明るい笑顔の方が居ることは救いである
私が音楽訪問に行っても 嬉しそうに小さく歌ったり 拍子を取る

中には認知症が進んでいる方も居る
今日 行く施設には こんな方が多い
やはりボランティアは誰も来ない

もう定期的に通い始めて5年目となる
当初からの人も居るし 入れ替わった方も居る
ここでは 心に念じながら 一人一人の表情 手指の動きも詳細に見る

5年目でも 一度も言葉を聞いたことが無い方が居る 勿論歌えない
ただ じっと私の顔を見つめ続けているだけである
一度だけ 声を発した 別れ際に握手すると それは 有難う と聞えた

温和で会話出来ていた方が どんどん症状が重くなるのが辛い
一人づつ覚えているので 進行が分る
良くなってくる方のほうが多いが 中には こうして心が痛む方が居る

音楽療法の効果が ここでは理解され スタッフも懸命にアシストしてくれる
当初は 何をしていいのか ただ立っていたスタッフも 私の要望を聞く
動きが変わってきた 意欲が出てきた 食欲も出てきた こんな報告を聴く

認知症の予防にも 音楽は効果があると信じている
更には軽い認知症には 本人も家族も理解されれば 対処療法も出来ている
高齢になっても 認知症にならず 人格を持って最期を迎えたいと 私も思う


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