伊藤左千夫さんの小説の世界であるが ここ 江戸川の国府台辺りが舞台である
物語の印象が濃いほど 実在の方が居て 純愛の哀しい物語が迫るようだ
今は その文学の面影を慕って 散策する方も目立つ
私は ほぼ対岸の地域 葛飾区に何年か親や兄弟とと一緒に住んでいた
この物語と対面する前には 里見公園一帯は 冒険心いっぱいの遊び場でもあった
歩いて1時間ぐらいの距離だが そんなに遠くとは感じられなかった
陸軍の陣地も有った様で 公園には防空壕のあともあった
ここにもぐったり 斜面に木の枝を折って尻の下に敷き 滑り降りたりした
現在の 洋式庭園も無い 自然のままの公園だった
小岩から移設された 北原白秋の住居
高校に入った頃 映画で 野菊の墓を見た
野添ひとみさんが 民子を演じていたが 政夫は誰だか覚えていない
君は 野菊のようだね このセリフは今でも覚えている
以来 桜の季節には 公園は花見客で溢れるようになった
入り口の公園も出来て 季節を問わず 家族連れが訪れる
矢切の近くまで 緑と自然の遊歩道も出来た
江戸川 その流れは 悠久に変わらない
何回と無く 柴又の対岸 矢切まで 散策したり 車で行く
昨日も 少しの時間 車で行き川辺に駐車して 里見公園に行ってみた
穏かな日和で 秋バラが咲き誇っていた
プリンセス・ミチコやアイコなど 皇室に因んだ名前も目立つ
噴水の中に立つ彫像も この日ばかりは 涼しげに裸体を晒していた
茶店でバニラソフトを食べたが これが ねっとりと美味しく感じられた
あちこちで食べるが すごく印象に残る味だった
急な階段を下りると 江戸川が眼の前にある
ハゼ釣りの方たちが 糸を垂れている姿はのどかだ
流れの対岸 その遙か遠くに 東京スカイツリーが見える
天気の良い日は 里見公園からも富士山が見えるとあった
昨日は 女優の 菅野美穂さんが来ていたそうだ
因みに 伊藤左千夫さんは亀戸辺りに住み 墓も亀戸天神の近く 普門寺にある
今日の午後は 小さな老人介護施設へ行く
90歳以上の 数名の女性が 私の行くのを楽しみに待っている
最後までお読みくださいまして有難うございました
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