昨日は ハーモニカを持参して 介護施設へ行った
恒例の 踊りのグループを主体として 各種のサークルの催しもある
多彩なプログラムに 利用者さんたちに好評で 10数年続いている行事だ
介護施設に行く時は とびきり元気と いっぱいの笑顔が不可欠だ
自分達が楽しく 元気で笑顔いっぱいでないと 相手にも伝わらない
各グループとも そんな点では みんな満点だ
とりわけ元気な活動で 区内のあちこちに出没しているグループがある
自称 AKBである
テレビで見るあのAKBでは無い
若くピチピチのあのAKBでも 必ず歳をとる
50年も過ぎたら 普通のおばちゃんである
その姿を髣髴させるのが 昨日 出ていたグループだ
心はピチピチ 気持ちは若い 元気なこと この上もない
AKBとは あきれた ばあさんずという意味である
江東区には 街角アーティストと呼ばれる公認団体がある
江東区文化コミュニュティ財団の認定団体で その数70にのぼる
もちろん ボランティアで 公共施設や街角 介護施設にも行く
大道芸では 南京玉すだれや ジャグリング マジックなど
音楽では ジャズバンドから 珍楽器 チンドンバンドなど
その芸は セミプロとも言える域のものばかり
このAKBも この中にも登録されており そのほかの活動もする
満開の花の下では ぬいぐるみを多人数で着て 子供達にも大もて
時には 南京玉すだれなど 区内のあちこちに出没している
南京玉すだれも 江戸の文化の流れを継承しているものである
更には 進化させて 江東区の名所も織り込んだりしている
例えば 亀戸天神 富岡八幡宮や隅田川にかかる橋など
オカリナを演奏して 聴かせると同時に みんなにも歌ってもらう
リーダーは 二面踊りで 有楽町で会いましょうで笑わせる
顔と反対側にも面を付けて 交互に手を微妙に組み合わせて演じる
水戸黄門のテーマ 人生楽ありゃ苦もあるさ
これを 替え歌で どんぐりころころで歌わせる
歌いづらいので 笑わせる
日々 芸の進化を見せる おばちゃんグループ
AKB あきれた ばあさんず
いつまでも 元気と 笑いと 感動を届けて欲しい
今日の誕生花 かいどう
花言葉 温和 美人の眠り
墨田の介護施設へ行くと いつも感じるのは施設の充実である
清潔感もあるし 広々とした雰囲気 内装の良さなどがある
入所者や利用者さんは ゲストさんと呼ばれる
一週間のプログラムには 勿論 リハビリが主体だが様々なものがある
昨日は のびたさんと歌の時間 こう書いてある
1時間 私と一緒にうたごえを楽しむ
20分ぐらいは 施設のスタッフさんが選んだ曲が配布される
いずれも 私の うたごえの範囲内のものである
これが終わると 模造紙で書いた私の選曲による
スタッフさんの選曲 花 りんごの歌 北国の春 高原列車は行く 茶摘 浜辺の歌
私の選曲は 桜井の別れから まつのき小唄まで幅広い
一時間も前から そわそわと待っている人がいると言う
ほとんどの方が スタッフさんに車椅子を押されて集ってくる
あくまで 本人の参加意思があって来るそうだ
中には全く歌わない認知症の方もいるけれど これは施設側の配慮だろう
この他 書道や絵の時間もある 切り絵 貼り絵 ぬり絵もある
作品は高年齢の方たちのものだから それなりではある
しかし 一つ一つ 向き合って集中する時間と心を読み取ることも必要だ
施設の壁や棚に これらの作品が掲示されている
許可を得て 写真に取ったこの作品は立派なものだった
一つづつ 小さな巻紙を色を変えて作り 張り合わせて行って出来上がる
本人がそこにいたら 私は称賛の言葉を贈りたい
東京スカイツリーは来月オープンで 時期にあわせた力作だった
今日は踊りのグループを中心とした 近くの施設訪問に ハーモニカを持って行く
今日の誕生花 いちりんそう
花言葉 追憶
施設訪問が終わって 千葉県・鎌ヶ谷の友人宅に向かった
市内を走っていると 車窓に白い花が眼についた
そうだ 梨の花が咲いているのだ
写真を撮りたいと 車を進める
梨の花は 一面に白く満開である
しかし どこも薄青いネツトが周りに張りめぐらされて 結局は撮れなかった
この鎌ヶ谷市の名産は梨である
収獲の季節になると あちこちの道路に直売所が出来る
新鮮で美味しい梨が食べられるのが楽しみだ
私は果物は大好きである
スイカ みかん イチゴ バナナなど 良く八百屋さん スーパーで買ってくる
しかし 梨はあまり買わなかった
昔の梨は 長十郎の品種が殆どだった
20世紀梨が鳥取で生産されてきたが 購入となると ちょっと高めだった
どちらかと言うと 先入観念で あまり食べない
友人の家に行く時 ある日 直売所で梨を買った
これが抜群に旨い 品種は幸水であった
かじると水分が迸り 甘さが口の中に広がる
以後 すっかり梨のフアンになって 時期には 車で買いに行く時もある
幸水が終わる頃 豊水と続くが やはり幸水が絶対お勧めだ
鎌ヶ谷の市の花は 梨と桔梗である
梨は至る所に見られるが 桔梗は どこにあるのだろう
栽培で多く出荷しているのだろうか
そういえば うたごえで 白い花の咲く頃 と言う歌が良く歌われる
甘く切ない 初恋の叙情歌で 私も大好きな歌である
この中にある白い花が咲いていたとは 何の花を指すのか
一番合うのは こぶしの花かと思う
りんごも梨も すももも もくれんも白い花
ピアノ伴奏をしながら ふと いつも思う
今日の午後は 墨田の介護施設に行く
今日の誕生花 アルストロメリア
花言葉 エキゾチック
ちいさな個人の家のようなデイケアの施設 昨日も6人ばかりの利用者がいた
平均年齢は90歳 いずれも軽い認知症の方たちが居る
玄関を開けると ホラ 歌の先生が来たよと スタッフが声を掛けている
なじみの顔が一人見えない
良く見ると奥のベッドで 熟睡している
スタッフの女性が 少し手足を揺すっても起きない
寝ているところを無理に起こすと 怒るのよと言う
私が大きな声で 歌の時間ですよ~と声を掛けると うっすらと眼を開ける
思い出せないらしい
何となく通じたのか 私も腕を支えて起こして テーブルまで歩いた
どうやら雰囲気は分かったようだ
もう一人の女性は いつも私に聞く
今日は何があるの?
歌の時間ですよ 一緒に歌ってくれる?
更にもう一人は 私の顔 見たことあるとか 今日は何しに来たの?と聞く
昨日は聞かなかった
しかし 終わって この方が帰るとき 挨拶しても 誰?と言うような顔をした
ホラ さっきキーボード弾いてくれた先生よと言っても もう忘れられていた
ベランダのまつばぎくが咲き出した 葉ぼたんの花も咲く
歌は 模造紙に書いて張り出し 伴奏をする
殆どの方 様子を見ていると 普通に歌っている
良く覚えているねと みんなを褒める
日常は 記憶の世界がばらばらになっても 歌は一つになれる
素晴らしい 音霊の世界だ
そして 時折見せる笑顔が 可愛くも感じる
寝ていたおばあちゃん しきりに先生は帰ったぁ?と叫んでいる
帰りには私を送ると言い 玄関そばまで支えられながら来た
そして 私の横に座ると嬉しそう
私の歳を聞く 幾つですか?
十三 七つ まだ歳ゃ若いぞ と言うと はたちかぁと即座に答える
すごいね すぐ計算できたんだと言うと笑った
私は幾つに見える?と逆に聞かれる
うーん 40歳か100歳かねぇ
あはは バカ言って~ とても90歳には見えないと みんな言うんだよ
うん 若い若い 元気もあるしねと答えると これも嬉しそうだった
また来て下さいねぇ とても楽しかったですよ~
そう言って 私の手を握る
敬語で言っているよと スタッフが言うには 普段はそういう言い方しないそうだ
みんな 次の機会も 記憶からは離れるが 音楽が呼び戻してくれるようだ
この方たちの書いた習字を見た
素晴らしい書体である
認知症であることを しばし忘れている時間だった
あの 笑顔を浮かべ 歌声を聞かせてくれれば 私も楽しい時間なのだ
また 来月行くからね
今日の誕生花 ラークスパー
花言葉 私の心を読んでください 信頼 軽快
冬の間はウォーキングの足も止まり勝ち 寒さに負けてお休みが多い
そして最近では週末の雨も多く 1ヶ月の土曜日 8回あって7回が雨だった
そんな足も 桜に浮かされて ようやく本調子に歩き廻る
桜も葉桜となってきたが 残りの桜 落ちた葉が まだ美しさを見せている
桜に急かされて 他の花たちも 一斉に咲き出した
どこを歩いても 他人様の庭さえ 眼を楽しませてくれる
八重桜 うこん桜
うこん桜や八重桜も その存在を誇張している
山吹があったり チューリップが咲いている
数々の花たちが 春を待ち焦がれていたようだ
両国高校の外壁に創立110周年の横断幕があった
そういえば 区内の小学校にも幾つか 110周年の横断幕がある
この頃 時代の先端を行って 小学校 高校が開校されていったのだろう
ほうきもも これは桜? 桃?
ティアラ江東前の一画にある たんぽぽの群生
信州の田舎の それこそ山奥の我が小学校 ここも110年になるだろう
伊那の街へ遠足に出れば 山猿が来たと周辺の子供達に揶揄されていた
電気も水道もガスも無いし バスだって見たこと無ぇ
そんな山奥で この歴史は なんだか誇りに思えてきた
街への遠足は徒歩 今日 ナビで調べたら11キロの道のりがある
穴の空いた服を着て 靴なんて無かったから草履で行った
5年の年に都会の小学校に転校してきた
さぞかし 教育は進んでいて 置いていかれるかと 小さいながらも思った
しかし 1年間は まるで復習をしているようで 田舎の方が先へ行っていた
後に知ったことで 今では違うと思うが 信州は岡山と並んで教育水準が高かった
うーん 我が村 寒村で 食糧も満足でなかったが 良いところもあったんだ
そんな想いを改めながら ウォーキングをしてきた
蛍の光 窓の雪 勉強する為に 大変役に立つ
蛍雪時代という学習本もあった
うたごえで 笑いながら そんな話を紹介するが 誰も本当にはしないだろう
今日の誕生花 スノーフレーク
花言葉 純潔