橿考研S氏の講座は、面白かった 考古学の権威『帝塚山大学』の市民講座は出土木製品から見た
大和の古墳出現期の様相と言う長いタイトルだった 殆どの人が土器や陶器に興味を抱くが本人は、いきなり
木製品を担当したらしい 元々木製品は出土しても空気に触れると色や湿気で現状を保持する事が難しい
タイミングを計り要点を的確に掴み調査をしなければ成らない 時間との勝負で難しい事だらけ
しかし調査を進めて、その当時から生活や祭事で使用する用品は材質によって使い分けされてル
近畿中央部の出土木製品の用材傾向から弥生時代後期から古墳時代前期に掛けては広葉樹からヒノキを中心
とする針葉樹への用材の転換が在った その転機の契機は、巻向遺跡の造営開始からヒノキ製の矢板が用いられた
要は針葉樹と広葉樹を上手く使い分けして使用して居る点が素晴らしい
当時から木製品の硬さや軟らかさを汲んで用途を分けて居る 実に独自知識&考え方をして居る点だった
何も存在しない世の中で、どこでそんな知識を習得したのか
古代人の頭の良さを思い知った