火龍(かりゅう)は、中国で製作された映画(監督:リー・ハン・シャン)で、愛新覚羅溥儀の後半生を描いた映画である。日本での公開は1987年9月。
内容
溥儀が終戦後にソ連軍に捕らえられた後、中国に送還され、撫順収容所に収監。ここで、「改造」教育を受けた後、一般人として北京で暮らし始め、妻を迎えささやかながらも幸せな暮らしを送る。しかし、文化大革命によって、過去の罪悪を蒸し返され、満州国時代の側室「福貴人」だった李玉琴の追及(彼女もまた、過去の経歴がもとで迫害を受けていた)や紅衛兵の迫害に苦しむ中で、腎臓癌で死ぬまでを、妻・李淑賢の回想録を基に描いている。多少時間は重なるものの、いわばテレビドラマ「末代皇帝」の続編的存在であり、事実溥儀の回想シーンでは、清の皇帝として即位する場面では「末代皇帝」に於ける同場面の映像が、満州国皇帝時代は当時のニュース映画の実写フィルムが用いられている。
タイトル
火龍とは火葬された龍、即ち皇帝を指し、溥儀が歴代で唯一火葬の屈辱を受けた皇帝であるという意味である。しかし、儒教が国是の漢民族出身の皇帝ならば火葬は屈辱であろうが、満州族出身で、順治帝の様に自ら望んで火葬された皇帝のいる清の皇帝であった、溥儀にとって火葬は屈辱だったのであろうかという見方もある。
キャスト
溥儀…リャン・ジャー・ホー(レオン・カーフェイ)
李淑賢…パン・ホン
李玉琴(福貴人)…メリー・リー
婉容…マーガレット・リー
周恩来…ワン・ティエ・ツェン
※なお、李玉琴役のメリー・リーと婉容役のマーガレット・リーはリー・ハン・シャン監督の娘である。
1987年には、「ラスト・エンペラー」も公開されているはず。でも、同じ「溥儀の生涯」を描いても、こちらの映画の方が圧倒的に感動した。梅田の三番街シネマ3で観て、その後、「同窓会」だったのだが、道々、泣きながら、「同窓会場」へ向かった事を憶えている。目の周りは真っ赤に腫れていただろう。早くDVDにしてくれ~








内容
溥儀が終戦後にソ連軍に捕らえられた後、中国に送還され、撫順収容所に収監。ここで、「改造」教育を受けた後、一般人として北京で暮らし始め、妻を迎えささやかながらも幸せな暮らしを送る。しかし、文化大革命によって、過去の罪悪を蒸し返され、満州国時代の側室「福貴人」だった李玉琴の追及(彼女もまた、過去の経歴がもとで迫害を受けていた)や紅衛兵の迫害に苦しむ中で、腎臓癌で死ぬまでを、妻・李淑賢の回想録を基に描いている。多少時間は重なるものの、いわばテレビドラマ「末代皇帝」の続編的存在であり、事実溥儀の回想シーンでは、清の皇帝として即位する場面では「末代皇帝」に於ける同場面の映像が、満州国皇帝時代は当時のニュース映画の実写フィルムが用いられている。
タイトル
火龍とは火葬された龍、即ち皇帝を指し、溥儀が歴代で唯一火葬の屈辱を受けた皇帝であるという意味である。しかし、儒教が国是の漢民族出身の皇帝ならば火葬は屈辱であろうが、満州族出身で、順治帝の様に自ら望んで火葬された皇帝のいる清の皇帝であった、溥儀にとって火葬は屈辱だったのであろうかという見方もある。
キャスト
溥儀…リャン・ジャー・ホー(レオン・カーフェイ)
李淑賢…パン・ホン
李玉琴(福貴人)…メリー・リー
婉容…マーガレット・リー
周恩来…ワン・ティエ・ツェン
※なお、李玉琴役のメリー・リーと婉容役のマーガレット・リーはリー・ハン・シャン監督の娘である。
1987年には、「ラスト・エンペラー」も公開されているはず。でも、同じ「溥儀の生涯」を描いても、こちらの映画の方が圧倒的に感動した。梅田の三番街シネマ3で観て、その後、「同窓会」だったのだが、道々、泣きながら、「同窓会場」へ向かった事を憶えている。目の周りは真っ赤に腫れていただろう。早くDVDにしてくれ~









