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永沢光雄は素晴らしいインタビュアーだった。

2007年04月02日 | 本・雑誌・漫画
永沢 光雄(ながさわ みつお、1959年7月14日 - 2006年11月1日)は、宮城県仙台市出身のノンフィクション作家でルポライター。東北学院榴ヶ岡高等学校卒。大阪芸術大学芸術学部文芸学科中退。

大学中退後、劇団活動、風俗雑誌編集者を経て1988年、フリーライターとなる。主に風俗、スポーツ関連のノンフィクション作品を発表する。

1996年、AV女優のインタビュー記事を一冊にまとめた『AV女優』がマスコミ各界から高い評価を受ける。2002年、下咽頭がんの手術で声帯を除去したために声を失う。2005年、闘病生活を綴った『声をなくして』を出版した。

大阪近鉄バファローズのファンで、雑誌「野球小僧」に野球小説を寄稿していた。

2006年11月1日、アルコールによる肝機能障害のため死去。47歳だった。

作品リスト
『AV女優』文芸春秋、ISBN 978-4167493028(1996年、1999年(文庫))
『風俗の人たち』筑摩書房、ISBN 978-4480818072(1997年)
『強くて淋しい男たち』筑摩書房、ISBN 978-4480818126(1999年)
『おんなのこ―AV女優2』コアマガジン、ISBN 978-4877342692(1999年)
『すべて世は事もなし』筑摩書房、ISBN 978-4480803634(2001年)
『声をなくして』晶文社、ISBN 978-4794966698(2005年)
『恋って苦しいんだよね』リトルモア(2007年)

恋って苦しいんだよね

リトルモア

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出版社/著者からの内容紹介
永沢光雄 遺作小説集第1弾
10万部突破のベストセラー『AV女優』、
下咽頭癌の声帯全摘出手術により、
声を失った自らの闘病生活を綴った『声をなくして』など、
インタビューの名手/作家として名を馳せた、永沢光雄。
2006年11月1日、肝機能障害により、死去。享年47。

この小説に描かれる男女は、みな不器用にもがきながら、
懸命に`いま'を生きています。
弱い部分を受け入れながら、
歩みを止めないまっとうな強さも持っています。
永沢光雄の眼差しは、突き放すことも寄り添うこともなく、
純粋なほどまっすぐに登場人物へと注がれています。
かつてノンフィクション作家として、
多くの人生と向き合ってきたからこそ
描くことができたであろうリアリティが、
読む者の胸を打ちます。

本書はガン発病までの2年間、
ユースカルチャー・マガジン「バースト」に連載した
小説26篇を集成した、
作家・永沢光雄の新境地となる珠玉の短篇集です。

著者について
永沢光雄 (ながさわ・みつお)
1959年宮城県生まれ。大阪芸大文芸学科中退。
大阪で演劇活動をしたのち、上京して白夜書房に入社、
5年間雑誌編集に携わる。
退社後は、風俗やスポーツの分野のノンフィクションを手がけ、
インタビュー集『AV女優』(1996/ビレッジセンター/
現在は文藝春秋文庫)で脚光を浴びる。
インタビューの名手と呼ばれるが、
2002年、下咽頭癌により声を失う。
近著に初の小説集『すべて世は事もなし』(2001/筑摩書房)、
闘病生活を赤裸々に綴った日記『声をなくして』(2005/晶文社)
などがある。2006年11月1日死去。

AV女優

文藝春秋

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内容(「BOOK」データベースより)
1991年から96年にかけてアダルト・ビデオの世界で息をしていた少女たちへのインタビュー集。昨日のことのようで遠い昔のあの頃、一人の女の子が傷つき苦しみながらようやく辿り着いた場所。それがAV。一人の女の子が軽やかに笑いながら駆け抜けて行った場所。それがAV。そんな彼女たちの姿を炙り出した記録集である。

AV女優 (2)

文芸春秋

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出版社/著者からの内容紹介
女の子がAV女優になるとき……
AV女優インタビュー集第二弾。この街、この時を生きる少女たち三十六人がいま語りだす──わたしはなぜAV女優になったのか


永沢さんのインタビューは「優しかった」。ほんとにほんとに、インタビューする相手の心を優しく包み込んでいた。僕は『AV女優』を読んだ時に、それを痛感した。



コメント
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