どうして?アカデミー賞受賞「ツォツィ」R15指定に
昨年の米アカデミー賞で外国語映画賞を受賞した映画「ツォツィ」が、映倫規定で15歳未満(中学生以下)の入場を禁止する「R―15」指定を受けた。
配給会社の日活は、「10代の若い世代にこそ見てもらいたい作品」として、アムネスティ・インターナショナル日本などと共同で「ティーンエージャー試写会」を7日、東京・汐留で開き、映倫管理委員会に対して再審査を求める方針だ。
この映画は、南アフリカのスラム街が舞台。窃盗や暴力行為を重ねて生きてきた少年が、強奪した車の中で見つけた乳児との出会いをきっかけに、命の大切さや罪の意識に目覚め、生きる希望を見いだすまでを描く。「ツォツィ」とは「不良」を意味する現地の言葉。アフリカ映画としては初めてアカデミー賞外国語映画賞を受賞した感動作。しかし、主人公や仲間の少年が、電車の中で乗客を襲って殺人に及ぶ場面や、乳児誘拐の場面などがあったことから、「未成年者が銃やアイスピックを使って殺傷するシーンが刺激的。こうした行動パターンと、実際の描写がふさわしくない」として、「R―15」指定を受けた。
海外では、アメリカで「R」(17歳未満は保護者同伴)、カナダで「14A」(14歳未満は保護者同伴)、ポルトガルで「M/12」(12歳未満は保護者同伴)、アルゼンチンで「13」(鑑賞は13歳以上)などの規制を受けた。映倫の指定は、中学生以下は保護者同伴でも見ることはできず、15歳未満の鑑賞を禁止した英国、スウェーデンと同様の厳しい規制となっている。
指定に納得できない日活は、アムネスティ・インターナショナル日本など3団体と共同で、14日の全国公開を前に、7日に「ティーンエージャー試写会」を開催する。主人公と同世代の中学生以上の10代が対象で、中学生は20歳以上の大人同伴が必要。試写会では、上映前に映画の背景を解説。上映後、アフリカの専門家を招いた質問コーナーを設け、来場者にアンケートを実施して意見を集める。
(2007年4月5日 読売新聞より)
僕の意見も「感受性の強い10代」にいい映画を観て欲しい。多少の「刺激的要素」があっても・・・
そういえば、映画『エマニュエル夫人』が公開された時、僕は高校生。友達と神戸新聞会館の「新聞会館大劇場」へ行って、観ようとした時、切符売り場で、友達が「学割で」と言ったのが忘れられない。確か、『エマニュエル夫人』は「R-18」だった様な記憶がある。阪神淡路大震災で倒壊した「新聞会館」には、もう一つ「スカイシネマ」というもう少し小ぶりの映画館もあり、「ベンジー」とかはここで観た。
阪急三宮駅の隣にあった「阪急会館」「阪急シネマ」「阪急文化」「三劇」「三映」・・・すべての映画館が潰れてしまった。「阪急会館」に上るエスカレーターが好きだったのに。あと、「そごう」の南側にあった「国際松竹」では「タワーリング・インフェルノ」と「JAWS」を、「国際日活」では桜田淳子のデビュー映画「ポケット一杯の幸福」を観た思い出がある。
昨年の米アカデミー賞で外国語映画賞を受賞した映画「ツォツィ」が、映倫規定で15歳未満(中学生以下)の入場を禁止する「R―15」指定を受けた。
配給会社の日活は、「10代の若い世代にこそ見てもらいたい作品」として、アムネスティ・インターナショナル日本などと共同で「ティーンエージャー試写会」を7日、東京・汐留で開き、映倫管理委員会に対して再審査を求める方針だ。
この映画は、南アフリカのスラム街が舞台。窃盗や暴力行為を重ねて生きてきた少年が、強奪した車の中で見つけた乳児との出会いをきっかけに、命の大切さや罪の意識に目覚め、生きる希望を見いだすまでを描く。「ツォツィ」とは「不良」を意味する現地の言葉。アフリカ映画としては初めてアカデミー賞外国語映画賞を受賞した感動作。しかし、主人公や仲間の少年が、電車の中で乗客を襲って殺人に及ぶ場面や、乳児誘拐の場面などがあったことから、「未成年者が銃やアイスピックを使って殺傷するシーンが刺激的。こうした行動パターンと、実際の描写がふさわしくない」として、「R―15」指定を受けた。
海外では、アメリカで「R」(17歳未満は保護者同伴)、カナダで「14A」(14歳未満は保護者同伴)、ポルトガルで「M/12」(12歳未満は保護者同伴)、アルゼンチンで「13」(鑑賞は13歳以上)などの規制を受けた。映倫の指定は、中学生以下は保護者同伴でも見ることはできず、15歳未満の鑑賞を禁止した英国、スウェーデンと同様の厳しい規制となっている。
指定に納得できない日活は、アムネスティ・インターナショナル日本など3団体と共同で、14日の全国公開を前に、7日に「ティーンエージャー試写会」を開催する。主人公と同世代の中学生以上の10代が対象で、中学生は20歳以上の大人同伴が必要。試写会では、上映前に映画の背景を解説。上映後、アフリカの専門家を招いた質問コーナーを設け、来場者にアンケートを実施して意見を集める。
(2007年4月5日 読売新聞より)
僕の意見も「感受性の強い10代」にいい映画を観て欲しい。多少の「刺激的要素」があっても・・・
そういえば、映画『エマニュエル夫人』が公開された時、僕は高校生。友達と神戸新聞会館の「新聞会館大劇場」へ行って、観ようとした時、切符売り場で、友達が「学割で」と言ったのが忘れられない。確か、『エマニュエル夫人』は「R-18」だった様な記憶がある。阪神淡路大震災で倒壊した「新聞会館」には、もう一つ「スカイシネマ」というもう少し小ぶりの映画館もあり、「ベンジー」とかはここで観た。
阪急三宮駅の隣にあった「阪急会館」「阪急シネマ」「阪急文化」「三劇」「三映」・・・すべての映画館が潰れてしまった。「阪急会館」に上るエスカレーターが好きだったのに。あと、「そごう」の南側にあった「国際松竹」では「タワーリング・インフェルノ」と「JAWS」を、「国際日活」では桜田淳子のデビュー映画「ポケット一杯の幸福」を観た思い出がある。