出版社/著者からの内容紹介
いまなぜWebキャンペーンなのか。
私たちは、これまでのWeb広告とは異なるアプローチで、Webコミュニケーション
をつくろうとしている。
めざしているのは、ターゲットの心を動かすこと。そしてかたちだけではなく本
質的な意味で、企業と個人がつながり継続的な関係を築くこと----つまり、ブラ
ンド構築を強く意識したコミュニケーションを、Webで実現しようとしているの
である。
こうして生まれたのが、本書でも取り上げている、本国アメリカにつぐユーザー
数を獲得したNIKEとAppleのコラボレーションによる「NIKE+」の国内向けキャン
ペーンであり、文字どおりウイルスのようにWeb上を席巻したAKIBAMANが登場す
るNIKE iDのバイラルキャンペーンなのである。
すべて思いつきでもなければ、受け売りでもない。この分野の先駆者である4人
の著者たちが、失敗を重ねながら、日々の仕事のなかでようやくたどり着いたノ
ウハウである。読者がWebを使って消費者の心をつかみたいと思ったときに、あ
るいはより密接な関係を築きたいときに、本書を参考にし、役立てていただけれ
ば、著者として幸いこのうえない。(本書「まえがき」より抜粋)
著者について
渡辺英輝(わたなべひでき)
ビーコン コミュニケーションズ
インタラクティブ・クリエイティブディレクター
おもな仕事に、ナイキジャパン「NIKE+」「ブカツブログ」「Nike Running」
「Just Do It キメワザバトル」、日本コカ・コーラ「ジョージア」などがあ
る。Webクリエーション・アワード「Web人 of the year」賞、東京インタラク
ティブ・アド・アワード、文化庁メディア芸術祭、Good Design賞ほか受賞多
数。
阿部晶人(あべあきひと)
オグルヴィ・アンド・メイザーグループ
インタラクティブ・クリエイティブディレクター
おもな仕事に、トヨタ「ゼロクラウン」「マークX」「passo」「ときめきドライ
ビングスクール」、ダイハツ「ソニカ」、モトローラ「MOTORAZR」などがある。
カンヌ国際広告祭サイバー部門銅賞、クリオ広告賞インタラクティブ部門銅賞、
東京インタラクティブ・アド・アワード金賞など受賞多数。
螺澤裕次郎(かいざわゆうじろう)
電通 インタラクティブ・コミュニケーション局
アートディレクター
インタラクティブ領域を軸としたコミュニケーションデザイン業務のプランニン
グおよびアートディレクションを担当。自動車、金融、通信、教育、飲料、食
品、家電など幅広い業種のWebコンテンツ制作を手がける。カンヌ国際広告祭を
はじめとした広告賞の受賞、入賞歴をもつ。
伊藤直樹(いとうなおき)
GT
CMからWeb広告まで、フラットにクリエイティブをこなす。おもな仕事に、ナイ
キジャパン「NIKE iD」、マイクロソフト「Xbox」、Saab「Saabは細部だ。」、
ロケーションバリュー「LOVEJOBS」などがある。アジアパシフィック広告祭銅
賞、東京インタラクティブ・アド・アワード金賞はじめ、LIAA、ONE
SHOW
INTERACTIVEなど受賞多数。
やがて近い内に「放送」と「インターネット」は融合するだろう。今から、テレビ局も「インターネット」を上手く利用した宣伝を模索すべきだと思う。









