日本の政治を方向づける「赤旗」
英誌「エコノミスト」、裏金報道を紹介
英国の政治経済誌『エコノミスト』最新号(4月20日号)が、日本の政界を揺るがす自民党の裏金疑惑を取り上げ、「共産党の無名の新聞が日本の政治を方向づけている―しんぶん赤旗の記事は一貫してパンチがきいている」との見出しで、日曜版のスクープで裏金事件のきっかけをつくった「しんぶん赤旗」を紹介しました。
記事は、自民党組織ぐるみのスキャンダルに発展した裏金疑惑について、この「政治的混乱の原因」は「『しんぶん赤旗』にまでさかのぼることができる」とし、スクープにいたる経過を、記者のインタビューをもとに振り返っています。
そのうえで「赤旗」のこうしたスクープは今回が初めてではないとして、2013年のブラック企業追及や19年の安倍政権「桜を見る会」スクープなどをあげ、「他の誰もが怖くて触れられない」問題について報じているとの米国の学者のコメントを紹介しています。
小木曽陽司・編集局長のインタビューも交えながら、弾圧、迫害のなかで「権力に立ち向かう強い意思」をもって報道に当たってきた「しんぶん赤旗」の歴史を概観し、当局と緊密な関係を築き「自己検閲」が広まる大手メディアと対比しています。
スクープはいずれも一般に公開されている情報が発端。なのに、なぜ「赤旗」なのか―。記事は「私たちは(大手メディアと)異なる視点を持っているだけです」との小木曽氏のコメントを紹介しています。
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