インフルエンザ対策として空間除菌グッズというものがあるらしい。そのグッズについて消費者庁が除菌効果に根拠がないのに効果があるような誇大広告しているからやめるようにと、措置命令をだした。
うーん、みんな誇大広告自体に怒っているようだが、私はその除菌にこだわりすぎる日本人がおかしいのではないかと思っている。健康のためには発想の転換が必要だと思う。自分の経験に照らすと。
人間は無菌状態にすればするほど免疫機能の働きが悪くなる。運動しないと体が鈍ってくるのと同じである。程よく菌に触れていたほうが身体は丈夫になるのではないか。
私はほとんどマスクをしたことがない。しかし、ここ十年ほど風邪をまったくひいていない。イメージとしては、菌をシャットダウンするのではなく、どうぞ入ってくださいと入れて、体の中で戦うのだ。だから、体を適度に鍛えておかなくてはならない。運動をして栄養をとって十分な睡眠をとる。除菌をして菌を体に入れないようにするより、シンプルな考え方だと思う。
顕微鏡で見ると、手にはすごい数の菌が付着している。それを完全に取り除くことはできないし、それに対応できるように身体はできている。菌ぐらい気にするな。体を鍛えろと思ってしまう。
花粉症も除菌のしすぎで免疫の働きがおかしくなったことが原因だという考え方がある。それもそうかなぁと思っている。