かいつぶりの日々

山林関係に強い不動産鑑定士「合同会社鳰不動産鑑定」のブログです
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不動産の鑑定評価・相談・コンサルティング

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【報道】令和7年地価公示

2025年03月19日 | 実務
昨日(3月18日)に地価公示が発表されました。評価員の皆様お疲れさまでした、
4月になったら手続き忘れずにw

全国的な傾向は三大都市圏のほか地方圏でも半数がプラスに転じました。
33年ぶりな話で、主にインバウンドが影響しているといえます。

また、工業地誘致による地価上昇も各地で見られ、北海道新千歳や熊本県菊陽町などは新規の半導体工場の建設に伴い上昇幅が大きい地点が見られます(千歳市では前年比48%、白馬村はインバウンドの関係で33%上昇と…)

滋賀県も上昇の範囲は広がっており、今まで県南部中心の上昇でしたが、県北部に波及するようになりました。
京都、大津市あたりで戸建住宅を考えている層が、予算にあった住宅を求めて野洲、近江八幡、能登川、彦根あたりまで検討するようになった結果であると思われます。

今後は金利上昇による資金調達のハードルが高いこと、建築費に比べて賃金が上がっていないことなどから少し上昇が落ち着くのではないかとも思われます。

今年は滋賀県で国スポ、大阪で万博が開催されます。近畿地方に人が集まり、大きな経済の動きもありますが、これが今後どのように影響を残すか動向注視ですね(^^♪

【改正】マンションの管理、再生、円滑化等のための改正法

2025年03月05日 | 改正
昨日、標記のタイトルの法案が国会に提出されました。

趣旨としては、老朽化マンションの増加に加え、人口の高齢化が進んでおり、社会的インフラの整備としてマンションの維持管理を促進するもの…なっております(だいぶ訳した)

大きい変更としては、今までの区分所有法では建替えについては区分所有者の4/5の賛成でOK、それ以外(建物と敷地の一括売却、全体リノベーション)は全員の賛成が必要でしたが、今回の改正ではすべて4/5の賛成でOKとなるところ。ちなみに耐震性不足の場合の建替えは3/4、政令指定災害の場合は2/3の賛成でOK。


また、上記に関連して、
・処分をともなわない(修繕とか改装とか)の決議の場合は「出席者」の4/5の賛成でOK

・所有者不明の区分所有権については、裁判所が判断してそれらを議決の母数から排除できること、

・管理不全の共用部分やゴミ屋敷などの専有部分があれば裁判所が管理者を選任して管理させることも可能

その他修繕計画や管理計画の明確化や事前説明なども明記しており、
今ある社会的インフラとしてのマンションを大事にしようって動きになっていますね。

確か数年前に野洲市で行政代執行で取り壊されたマンション、壊すまで相当な苦労があったとか…。

既存マンションの利用促進につながればと思います。

追伸;弊社事務所のビルも35年超の建築なので、屋根の修繕や壁の修繕など大がかりな工事が行われてます。弊社ビルは賃貸なのですが、オーナーさんの細かい気配りのおかげで今も快適に過ごしています。築年が相当経過しようが普段のメンテが重要ですね。



【商工会】視察旅行で伊勢方面へ行きました。

2025年02月26日 | 日記
毎週末雪が積もっていますね、
10年に一度の寒波がきているにも関わらず、私の所属する野洲市商工会で視察旅行に行きました、
今回はできるだけ南へ…ということで伊勢まで、
今年から私が部会長で運営側に入るのですげー緊張w

実は前日から国道8号線は通行止め、名神高速も通行止め、市内は積雪というなかなかなコンディションで当日を迎えまして…。

主だったキャンセルは発生せず18名の参加者(勇者)が集まりました(^^♪
道中は北陸方面?と思うような雪景色で…。
伊勢はどうなることやらと思いましたが、朝から念を送っていたおかげで伊勢神宮は快晴

気温は相当低かったですが陽だまりが温かったですw。

伊勢神宮、我々にとっては近すぎてあまり来ない名所の一つ、
参加者の方では子供の時の修学旅行以来だという方もいらっしゃいました(^^♪

おかげ横丁でお多福を大人買いして「へんば餅」も購入
次なる視察先のVISONへ

私も初めて来たのですが、三重県の産物(魚、肉、野菜、木工等)のショップやレストランを集めたマルシェ型商業リゾートで、地方創生をテーマにオープンした施設だそうです。しかも伊勢道からスマートインター直結という便利さ
(私このあたりはずっと下道で行くもんだから素通りしてましたw)

地域の特産物のほか、温泉もあり改めて行きたくなるような施設でした。
まずは腹ごしらえ
宿泊エリアは山の斜面を利用して建築、かなりユニークな雰囲気でした。
建物も地元の材木を利用した個性的な建物で、伊勢神宮の社をモチーフにしているそうです。
その日はめちゃくちゃ寒くて、自由時間フルで回れなかったです。

帰りはバスの運転手と色々とルートを考え、通行止めによる渋滞を避けて6時には野洲に帰着。

皆様お疲れさまでした(^^♪



【実務】都市計画区域外

2025年02月11日 | 実務
ブログだいぶ飛んじゃいましたねw

最近はありがたいことに様々な方からご相談やご依頼をいただき、全国各地を元気に動き回ってます(^^♪

先日、都市計画区域外の物件を調査しました。いわゆる都市計画法における街づくりのプランから外れているエリアです、山村集落とかイメージしていただければと思います(^^♪

都市計画区域外とは、都市計画区域から外れており、もちろん市街化区域、調整区域、非線引のどれにも該当せず、建蔽率や容積率が指定されるといったことはあまりない地域でして、建築確認申請が不要のケースもあります(大規模建物とか特殊建築物とかは必要ですが、一般の戸建住宅は不要のケースが見られます)

では、規制ゆるゆるなのか?と思いますが…、
戸建住宅に関しては基本的には建築確認申請は不要ですが、「工事届」は必要となります、これは既存建物を除却する場合も同じです。10㎡満たない小屋とかはこの限りじゃないです、

建築主事による確認が不要となるケースがあるという認識で理解していただければと思います。


また、市町村によっては独自の条例等により建蔽率や容積率を規定する場合もあるので、都市計画外⇒緩いと簡単に判断するだけでなく、
緩いからこそ何かしらの規制があるのかも…と疑ってかかります。

リタイヤして老後を農村で過ごすとか、テレワークの場所とかでそういった物件の購入を検討される方は、一度希望物件の存する役所の建築課等にて確認されるとよいかもしれません( ^^) _U~~



【報道】日電硝子本社移転

2025年01月31日 | 日記


先日新聞で日電硝子(日本電気硝子)本社が大津市から京都駅近くに移転するとのニュースを見ました。

子供の時はそのあたりが遊び場だったんで、少し寂しくなるなと。

日電硝子側のコメントで大きく目を引いたのが「人材確保のため」

JR駅近くで通勤至便、商業ビルと一体開発のため生活利便性の向上からくる従業員満足度による採用面でのプラス、モチベのアップ等があげられました。


ここにきて不動産鑑定評価の価値判断の色合いが少し変わってきたなと思います。

不動産鑑定評価基準の第三章、事業用地(工業地)の価格形成要因では「労働力の確保」というのがあげられてます。
従前までインターの近さなどの生産効率性等が主として考えられてましたが、

従業員の確保というもののウェイトが大きくなってきました。

現在、産業用地の選定で滋賀県が3市ほどピックアップしておりますが、生産効率面だけでなく、従業員に対するソフト面に波及する要因にも注意しなければならないと考えますね。