かいつぶりの日々

山林関係に強い不動産鑑定士「合同会社鳰不動産鑑定」のブログです
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不動産の鑑定評価・相談・コンサルティング

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【報道】日電硝子本社移転

2025年01月31日 | 日記


先日新聞で日電硝子(日本電気硝子)本社が大津市から京都駅近くに移転するとのニュースを見ました。

子供の時はそのあたりが遊び場だったんで、少し寂しくなるなと。

日電硝子側のコメントで大きく目を引いたのが「人材確保のため」

JR駅近くで通勤至便、商業ビルと一体開発のため生活利便性の向上からくる従業員満足度による採用面でのプラス、モチベのアップ等があげられました。


ここにきて不動産鑑定評価の価値判断の色合いが少し変わってきたなと思います。

不動産鑑定評価基準の第三章、事業用地(工業地)の価格形成要因では「労働力の確保」というのがあげられてます。
従前までインターの近さなどの生産効率性等が主として考えられてましたが、

従業員の確保というもののウェイトが大きくなってきました。

現在、産業用地の選定で滋賀県が3市ほどピックアップしておりますが、生産効率面だけでなく、従業員に対するソフト面に波及する要因にも注意しなければならないと考えますね。


【法改正】建築基準法の改正

2025年01月15日 | 改正
法改正のシーズンですが、今年(も)たくさんの法の改正がありますね。
そのうち大きなものは建築基準法

どのような改正かというと

2025年4月1日以降に着工する住宅や建築物について、省エネ基準の適合が義務化されます。
また、4号特例の縮小により、建築確認申請が必要となる建物が増えます。

改正の主な内容は次のとおりです。
  • 新築の住宅や商業建築は、省エネ基準への適合が義務化される

  • 2階建て以上の住宅や延べ面積200㎡超の住宅は、建築確認が必要となる

  • 木造2階建てなどの建物でも、大規模なリフォームの際は建築確認申請が必要となる

  • 木造化を促進するための防火既定の合理化などが盛り込まれる

また、カーポートなどの壁のない開放性のある建築物については、建築面積の端から1メートル以内までは建築面施には算入されないという緩和措置が適用されます。

そもそも4号特例とは…?

建築士が設計した4号の建造物をさし、建築基準法の「建築物基準法第6条第1項第4号」に、定められています。木造と非木造で条件は異なります。それぞれの該当条件は、以下の通りです。
  • 木造:「2階建て以下」かつ「延べ面積500平方メートル以下」かつ「高さ13mもしくは軒高9m以下」
  • 非木造:「平家」かつ「延べ面積200平方メートル以下」
今まではこれらの建物についての建築確認審査の一部を省略、構造計算書の提出を不要としていましたが、この度の改正で省略された審査項目が追加され、構造計算書の提出が必要となりました。

こうした背景には
・省エネ基準に適合しているかどうかチェック
・倒壊しない建物の建築
を目的としています。

能登半島の震災などが記憶に新しいと思いますが、これらの災害を踏まえての措置かと考えられます。

安全性は向上するかと思いますが、不動産鑑定的には工期の延長、建築士の書面が必要となることによる付帯費用の増額などが価格形成につながるのかなととも考えます。

ちなみに木造平屋建 200㎡以下の建物であれば、従来の4号建物と同類として取り扱われます⇒ここだけ考えると平屋が勢力アップしそうですね…。

写真は関係ありませんw

【新年のご挨拶】2025年あけましておめでとうございます、

2025年01月06日 | 日記
                 

本日から仕事始めです。

先月27日に一応の仕事納め、しかし年末年始はなんだかんだちょこちょこと事務所で作業してました。
今年のお正月はバイクで初日の出を見に行ったり、自宅でゆっくり読書したり親せきとごはんを一緒にいただいたり、友人が遊びに来て夜中まで飲んでたりで、ゆったりとしたお正月を味わいました。(バイクの整備はまだまだあるw)

地価公示の作業はもちろん、相続税路線価評価、精通者意見となかなかにこの時期に集中する業務は多く、多くの鑑定士は正月返上で事務所で仕事されていることと思います。今年の私はそこまではなかったかな…。

わたしも不動産鑑定士になってもう19年目、なんだかんだ私の職歴のなかで最も長く勤めてます、私が社会の一員として認知される扉の一つ、さらなる地域、社会貢献ができればと思っております。

今年もたくさんの方から年賀状を賜りました、
年賀じまいの話も多かったですが、私はまだまだ続けたいと思います、

お年賀の話ですが、今年も不動産鑑定士試験に合格した友人(故人)のご両親からいただきました、その友人、2次試験勉強中に知り合って仲良くなり、答練の打ち上げとかで飲みに行き、ともに合格して休日は魚釣りをして、ともに人生を楽しんでましたが、大変残念ながら若くして彼は病で先に逝きました。

ご両親からいただいたお年賀には彼の生前の私に対する言葉が記されてました、

「前田君は最高のライバルであり一生の友だ」と亡くなった息子が毎日のように言ってました…と

文面を見ながらじんと涙が出てきて、改めて、私は良い友人に出会い、良い仕事についているなと大切なことを再確認したお年賀でした。

彼にはお二人のお子さんがいらっしゃいますが、彼らの父親の親友、ライバルとして恥じないように、今年はより彼らの指針になるべく実務に打ち込む所存です。

本年もよろしくお願いします。