森林環境譲与税って
新聞で見つけた見慣れない税金の名前で、少し調べてみました。
簡単に言えば、「森林整備・保全のために自治体に配分する資金」だそうです。
この制度、資金を自治体に配分するのですが、問題はその配分の方法…
私有の森林(人工林)の面積、林業就業者とその自治体の人口を考慮して配分しているそうです。
極端に言うと、人口の多い都会については多く配分するということになっているんですが
都会って、森林少ないですよね…。
森林の少ない地域に多く資金が配分されている現状では、真に森林保全が必要な地域に資金が行き渡らないというジレンマとなっています。
2021年度の配分の実績では
・大津市5444万円
・甲賀市4935万円
・栗東市及び湖南市が1000万円未満
・最小が豊郷町の58万円
ちなみに大津市の森林面積は25,009(ha)
栗東市の2,275(ha)
そして高島市が38,566 (ha)
明らかに大津より高島市の方が森林面積が大きいです。
このように、森林面積が大きいものの過疎化等により人口減している地域については、新たなルールを設けて山間部を中心に適切に配分するということが考えられています。
林業を基幹産業とするエリアは減っていますが、
先般のウッドショック以降、林業の重要性が見直されてきており、
資金配分の行方など、今後の動向に注意が必要ですね。
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