トライアングルの部屋

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天保謎解き帳 永井義男

2013-01-01 17:01:25 | 本 2013年
「南総里見八犬伝」の作者
滝沢馬琴が家を一歩も出ることなく
江戸の町で起きる
殺人事件を解明していくという話が三話

どれも犬が関わっている

馬琴は失明して
八犬伝の執筆は長男の嫁のお路が代書している

事件の現場にもお路が出向く

奇怪な事件の話を滝沢家に持ち込んでくるのは
下掃除の斧吉

下掃除と言うのは
農家で肥料に使うため
便所の糞尿を汲み取る仕事なんだが

なぜにその役を下掃除の男にしたのか?

読んでいても気持ちのいいものではない

その時代欠かせない仕事であり
定期的に家にやってくるのは
これくらいしかなかったのか・・・

馬琴の晩年
医者となった長男の宗伯が病死
馬琴失明後 嫁のお路が口述筆記して八犬伝を完成
妻のお百とお路の不仲
孫の太郎に御家人株を買い
武士にする


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