トライアングルの部屋

シニア街道をゆっくり散歩中
本読んで
映画観て
時々おでかけの記録も
仙台在住で大の阪神ファン

その時までサヨナラ 山田悠介

2012-12-24 08:09:20 | 本 2012年
出版社に勤務する森悟(もりさとし)

仕事第一で家庭をないがしろにしてきたせいで

妻の亜紀と一人息子の裕太は家を出て行き
離婚を待つばかりの状態だった

流行作家後藤田を接待するシーンから始まり
これは仕事に関することがテーマか?

表紙の絵は何を意味する?

そこへ列車事故で妻は亡くなったとの知らせ
裕太は奇跡的に無傷

(2008年の作品なのに福島での大地震が原因
東日本大震災の予知?)

一時的には息子を連れて帰るが
家事も育児も妻にまかせっきりだった悟は
裕太を義理の両親に預けるつもりでいた
(一時的にでも連れて帰ることにした理由に
少々無理がある気がする)

ところが帰宅した二人の前に
妻の親友、宮前春子と名乗る中年の女性が現れる

生前自分がいなくなったら二人のことは頼むと
亜紀に言われたと

祐太は父親である悟が育てるべきだ
家事等は自分が教えるからと
強調し居候を始める

実際春子がいないと
何もできない悟・・・

オールバックが似合うかよりも180cmの上背ということから
私の頭の中では
もう阿部寛さんしかイメージできなくってしまった

後にWOWOWで放送されていたことを知り
悟役が北村一輝さんだとわかっても
最後まで頭の中は阿部寛さんだった

ジャンルはファンタジックサスペンス

春子の正体が鍵

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花のさくら通り

2012-12-10 09:57:46 | 本 2012年
著者 荻原浩

お寺の跡取り息子
教会の牧師の娘
経営が苦しく都心から郊外に引っ越してきた広告代理店

シャッター通りになりつつある
活気のない商店街

そんなことから物語は始まる

分厚い本と
なかなか進展しない話にうんざり…

していたはずなのに
気が付いたらドンドン引き込まれていた

ユニバーサル広告社で働く杉山
バツイチ
一人娘は元妻の方へ
時々届くハガキを楽しみにしている

その広告社が間借りすることになったビルの
オーナーである和菓子屋
岡森本舗の跡取り息子 守
妻に先立たれ子供もいない
前職は一流企業の会社員

その二人を中心に
この商店街をいかに活気づかせるか

お寺と教会のラブロマンスも気になるところ

商店街の会合での
一挙手一投足が細かく書かれているので
分厚くなっているのだと思う

買い物難民は
高齢化社会の大きなテーマであるし

我が地元の商店街もシャッター通り

自分自身も個人商店ではほとんど買い物しなくなった
理由の一つは殿様商売だから

スーパーまで行くのが面倒で
たまに近くの酒屋へ行くと偉そうな態度!!

コンビニやファーストフードで働く
アルバイト店員のマニュアル通りの挨拶の方が
よっぽど心地よい

この本も最初はそうだった

客のこない原因の一つがそういう小さなことだと
気づくことから始まるのだ

商店街の地図の挿絵でもあったらなあ

各章のタイトルに脈絡はあるのか?
お菓子で統一してるかと思ったら
最終章で違ってるし・・・

ドラマになったら
守は堤真一さん
(「再会」を観たばかりだから)
寡黙な感じが合うと思うのだが・・・
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マダム小林の優雅な生活 小林聡美

2012-12-04 16:29:52 | 本 2012年
女優 小林聡美さんのエッセイ

元夫三谷幸喜氏と結婚した直後に出版されたらしい

こんなに幸せそうで仲も良さそうだったのに
1997年だから
15年か…

内容は優雅からは、かけ離れた話ばかりだが

「指まで接着地獄」
本当にやめてくれ~~~だよ
修学旅行で眠っているやつの目に
瞬間接着剤塗って
次の日目が開かなくなって大騒ぎ
思いきって開いたら上瞼がちぎれて目玉がベロ~ン

というご主人が小林さんをからかう話
「瞬間接着剤はがし」があるのを後日知ったって

「函館の女」
四方晴美さん
良く知ってますよ
チャコちゃんでしょ
似てるようには思えないけど

「かぞえの三十三」
厄年をばかにしてはいけない
気を付けて生活するように!!

「怒りの餃子」
どこで餃子にたどり着くのかと思ったが…
読んでいてイライラする
小林さんて人がいいというか
芸能人だから世間体を気にするのか
定期預金の勧誘
最初にはっきり断らないと
勧誘する方もされる方も
両方が時間の無駄です!!

「心のアウトドア派」
ここら辺は海外旅行の話で
少し優雅マダムっぽいかな

「とりあえずネイティブへの道」
英会話レッスン
とりあえず体験入学させてください
と言えばすむこと
その後英語は話せるようになったのかしら
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ていねいに暮らす 河合野々歩 

2012-11-30 21:33:24 | 本 2012年
オルコット
昔堅気の一少女

ビロードうさぎ

思い出のエドワード・トマス 最後の4年間

アンティークショップで見つけたティーセット
から想像する持ち主の名前と背景

雑草を活ける一日
雑草って素敵なんだ

暮らしを楽しむ本たち 16冊

ヘンミ先生
多趣味の地学の先生
授業より脱線した話の方がおもしろく
印象に残るものだ
プリミティブ=原始的 素朴なさま

オーダーメイドの鞄
約10万
注文して1年はかかる

溝口忠夫さん
ストラップ
検索してみたらフルーツストラップやお菓子アクセサリーでヒット
1,000円ぐらいらしい
見かけたら購入したいものだ

家にある野菜み~んな出してきて
小さく刻む
鍋に放り込んでとろ火でぐつぐつ
コンソメ だし汁
とろとろまで煮る

フルーツケーキ
オートミールクッキー
にんじんするめいかのこうじ漬け

専業主婦を経て出版社に再就職
子供とは離れて暮らしている
??離婚と言う言葉は出てこない
つらかっただろうなあ

一か月に一度の子供たちとの時間
いつも一緒にいる親子より
濃い時間に思える

悩んでいる時
視点を変えて生きてみる

木の上に登ってみる
ジョン・ギャスライト
ツリークライミング?

ツリークライミングは専用のロープやサドル(安全帯)
安全保護具を利用して木に登り
木や森、自然との一体感を味わう体験活動

なるほど初めて知った

大庭みな子 海にゆらぐ糸 ろうそく魚

ノーラ・セットン 母が娘に語る人生のレシピ 

串田孫一 
新しい関係を求めなくていい
今自分が手にしているものを慈しむ暮らしかなんていいんだろう

沢木耕太郎 彼らの流儀 路上の視野

宮沢賢治 光でできたパイプオルガン

指輪物語 ボビットについて ドワーフのギムリ

山田太一 生きる悲しみ

ロバート・フルフォード いのちの輝き 

フレーバーテキスト

マスターキートン 7巻目

野々歩さんのお母様は
中学生になるまで手縫いの服を作ってくれたそうな

野々歩さんの原点はそこにあるのだなあ

ていねいに暮らす
お金をかける訳ではない
友人に対しても
子供に対しても
食事も
物も
大切にていねいに生きる
素敵なことだ
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はかぼんさん さだまさし

2012-11-18 08:35:23 | 本 2012年
空蝉風土記(うつせみふうどき)
空蝉この世に生きている人 この世と言う意味

日本のあちこちに伝わる伝説
神とばかりは言えない何か?
妖精の子孫みたいなものらしい

そんな各地に伝わる話が6話

第一話 はかぼんさん
京都
読み終わった今頃になって気づいた
はかぼんさんは墓ぼんさんか…

第二話 夜神、または阿神吽神
能登半島の西海岸
日本海に面した田舎町 畔神村

第三話 鬼宿
信州安曇岳村

第四話 人魚の恋
弘前
永遠の命 人魚の肉を食べて永遠の命を授かった
陰陽師にもあったっけ

第五話 同行三人
四国
霊峰石鎚山 
眷属神の塒(けんぞくがみのねぐら)
に踏み込んでしまうと怖い

第六話 埼陽神龍石(きょうしんりゅうせき)
長崎市
神龍卵
石を割ると中から黒雲と共に龍が出てきて
割った人にご利益があるという石

作者は不思議に棲む妖精達のエピソードと記している
妖精というと洋的感じがするが
怖い感じはしない

この国に息を殺して棲み暮らす妖精達
すぐ近くにいるかもしれない妖精達
次のエピソードを楽しみに・・・
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誰かが足りない 宮下奈都

2012-11-12 09:10:09 | 本 2012年
「ハライ」と言うレストラン
いろいろな問題を抱えた人達が
それを乗り越え
ハライを予約するという話

1 若い男性
  失恋
夜コンビニでの仕事
  両親がいて
  帰る実家がある
  
2 高齢の女性
  夫が亡くなり痴呆が始まった?
  優しい息子と嫁と孫
  
3 若い女性
  責任の重い係長になった
  手当の付かない休日出勤と残業の毎日
  隣に住む幼なじみの男性
  高校の時ぐれて家を出た
  久しぶりで帰ってきて再会
  彼が心を入れ替えるような気配… 

4 両親が離婚
  母と姉と妹と暮らしていた高校生の男
  母が病気で亡くなり
  姉が結婚して家を出た
  本人は引きこもり
  ビデオカメラを覗いていないと行動できなくなった
  そこに現れた妹の友人
  いじめられて登校拒否
  彼女と会話していくうちに生まれ変われるかも…

5 ホテルのレストランのオムレツ係の男性
  いつも客としてやってくる女性が気になる
  休憩時間に近くにある寮に戻ろうとしたら
  彼女と偶然会い
  部屋に行きたいと言い出す
  オムレツ作りの単調な毎日から変われそう…

6 そばにいる人に危機が訪れると
  不思議な匂いを感じる女性
  叔父の時もそうだった
  彼は失踪
  どうして助けられなかったのか
  叔父の娘でかわいがっていた従妹とは会えなくなった
  道を歩いていたら同じような匂いが…
  思わずその男性に声をかけた
  やはり絶望的な出来事があった
  それから半年後に再会
  みごとに立ち直っていた
  そばには彼女らしき女性が…
  そう!!彼女こそ

足りない誰かを待つことができるから
満たされる日を夢見ることができる 

 
  
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雲の王 川端裕人

2012-11-07 15:49:44 | 本 2012年
この本を読み始めた時は
これでわたしも気象に興味を持つようになり
気象予報士の試験受けたくなったりして…
なんて思ったりもしたのだが(笑)

気象庁?に勤務する南雲美晴
バツイチ
小学六年生の少年野球をやっている男の子がいる
両親は早くに亡くなり
兄が一人
ふらりと旅に出て行方不明

美晴は天気を感覚で察知する
特殊な能力を持つ一族の末裔

気象用語が多すぎて
読んでいて疲れる

ラストの方
兄の関係する会社が
誤って台風を発生させ
それが日本の首都圏を直撃するのを防ぐため
美晴が奮闘するのだが
その部分を読むのに疲れて
斜め読み
おかげでメカニズムは理解できず

同僚の黒木の話し方にイラつき
常に疲れている感じの美晴に
こっちも疲れて眠くなってくる
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千両花嫁 山本兼一

2012-10-21 08:42:42 | 本 2012年
江戸時代末期
京の町 三条木屋町

とびきり屋という道具屋の夫婦の話

夫真之介 妻ゆず

ゆずは京でも名代の茶道具商からふね屋の一人娘

真之介はその店の二番番頭で
生まれたばかりで捨てられていたのを
主人の善右衛門が拾い
養ってきた

故に親は結婚には大反対

千両花嫁
結婚を認めてほしいなら
千両稼いでもってこいと言われ
一生懸命働き
わずか一年で千両を作った

坂本竜馬や勝海舟、高杉晋作も交えて
刀や茶道具 掛け軸等々
見立ての話

以前「ええもんひとつ」という
この話のシリーズ物を読み
とてもおもしろかったので
この本を見つけ
迷わず読み始めたが
内容が似たり寄ったりで
夫婦になることを両親に反対されていた事や
許婚のお茶の師匠の所に勝負を挑む事など
同じようで
読んでいるうちに飽きてきた・・・

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夜鳴きめし屋 宇江佐真理

2012-10-08 17:52:04 | 本 2012年
本所五間堀にある「鳳来堂」は居酒見世
父親音松の死後
息子の長五郎が古道具屋を飲食い処に変えた

しかし宵っ張りで怠け者の長五郎は
自分の都合で夜から朝方までの営業にしてしまった

それがかえって幸いして
友人や 近くに住む夜食目当ての武士、芸者、夜鷹
朝方せりを終えた男たち
さまざまな人々が客としてやってきて繁盛する

かつての長五郎の恋の相手
芸者の、みさ吉
彼女の息子である惣助はどうやら長五郎の息子らしい

惣助との触れ合い
長五郎は自分が父親だと名乗れるのか
みさ吉と、よりは戻せるのか
季節の移り変わりとともに
物語は進んでいく

お茶漬け
握りめし
蒲鉾
ちろりで飲む酒・・・



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妖怪泥棒 唐傘小風の幽霊事件帖 高橋由太

2012-10-05 07:15:19 | 本 2012年
小説と言うよりは
アニメ的

シリーズの三作目だった
1も2も読んでいないので
人物設定が良く理解できないまま
読んでしまった

途中で何度読むのをやめようと思ったことか

相手に言いたい事があるが途中でやめるときの
「あのねえ」の多用

猫が登場するから仕方ないかもしれないが
にゃあにゃあと読みづらい

唐傘小風の事件帖と言うわりには
小風はあまり登場しないし
失踪してたから当然か・・・

児童向け?
にしては難しい漢字が多い

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