ゴーストバスターズ/アフターライフ

3月２９日の金曜ロードショーでの鑑賞

来週公開中のフローズン/サマーを
観る予定なので
その前にと、あまり期待しないで観たけど
面白かった

評価が4.1と高かったんだ
なるほど

あらすじを簡単に

アパート追い出されたシングルマザーが
息子と娘を連れて
亡くなった科学者である父親から相続した
ど田舎の農家に引っ越してくる

そこで娘フィービーが
数々の装備を発見
祖父がゴーストバスターズの一員だったことを知る

しかし誤って封印されていたゴーストを
解き放してしまうんだ

そこからゴーストとの闘いが始まる

かつてのバスターズのメンバーは
祖父のことを誤解して疎遠になっていたけど
協力してくれた

母も祖父の愛を信じてなかったけど
誤解だったと知る

フィービーの吹替えが
上白石萌歌さん

兄もトレヴァーが梶裕貴さん

引っ越してきて
フィービーと自然と友達になったポッドキャストが
高山みなみさん

かつてゴーストバスターに倒されたゴーザという
破壊の神
この声が渡辺直美さんとなっている

角刈りって呼ばれていたヤツだよね
注意して聴いていたけど
セリフほとんどないし
変声されているしで
誰でも良かったんじゃないの

お母さん
アパートの家賃も払えず
追い出されて
田舎に来て
仕事なにをしていたんだろう

魂手形 宮部みゆき 三島屋変調百物語七之続

第一話　火焔太鼓

この話の最初に聞き手の富次郎が
絵を描き始めたきっかけが書いてある
奉公に出た先の主人が
趣味人で
一緒に習うようになったと

火焔太鼓
大火事が起きない大加持藩の由来
それは沼に住むぬし様の存在があるから
大やけどを負い
両足が不自由になった兄が
自らぬし様になる

第二話　一途の念

屋台の団子屋の娘　おみよ登場
何度もいい醤油の匂いのする団子が出てきて
たまりません

おみよの両親の話
好いたもの同士の夫婦だが
夫伊佐治の方が肺病で病んでしまう
妻の夏栄は懸命に働くも
薬代のために身を売るようになる

そんな中、夏栄に子ができる
誰の子かわからないなんて言われていたのに
産まれた子供は
誰が見ても父親の伊佐治にそっくりだった
その後も
二人の男の子と一人の女の子を授かるが
みんな伊佐治にそっくり
男の子は三つ子みたいだった

内心そんな病の身でよく次々と子供を作れるな
なんて思ったら
やはりそこがこの話のポイントだった

ある時まるっきり赤の他人みたいに
違う顔に変わっていたと

そっくりに見えたのは
夏栄の一途な思いの力

第三話　魂手形　

本の半分くらいがこの話
成仏できなかった魂を
あの世に送ることができる手形
魂手形を持つ男　七之助
彼が木賃宿「おかめ」に泊まる
しかし連れがいた
成仏できない魂　

宿の息子　
吉富（きっとみ）も魂を見る力があった
その魂　水面（みなも）の恨みを晴らし
あの世に送ってあげる
語り手の吉富
今はもう年老いているけれど
若い時の話で
なかなか素敵な男の子だったなと
なさぬ仲の母親とも仲良くし
自分を慕ってくれるお由宇を思い
胸キュンさせるところなんか
微笑ましい
怖い話の中にほっこりさせられる

そして最後に
富次郎の前に聞き手だった
従妹のおちか
ご懐妊して周りのみんなが大喜びする中
なんだか怖い魂が出てきた
今後どういう展開になるのか心配

挿絵を描かれているのは
三好愛さんという方
これがとってもかわいいです

ＦＬＹ フライ

子供向け？
いやいや映像もきれいだし
すごく楽しくて
大人も充分楽しめる映画でした

小さな池から
一度も出たことのないカモの一家
アメリカ北東部からジャマイカへ
旅をすることを決意
だが様々な試練が待っていました

カモは冬鳥だから
寒いところへ渡っていくみたいなんだけど
そんなのは無視
ホットドックとかも食べるのかな？

臆病なお父さん
冒険心たっぷりのお母さんと息子
幼い娘がすごくかわいい
吹替えの池村碧彩（あおい）ちゃんの声も
本当にかわいらしくてぴったりでした

先日テレビで
映画の宣伝があり
お父さんカモの吹替えの堺雅人さんと
お母さんカモ役麻生久美子さんが出演

首の長いカモは
飲み込むときも人間とは違うと
どうやら
鍵を飲み込んでしまうシーンの
話だったみたい

悪役は鳥の料理を商売にしているシェフ
ひと言のセリフもなかったと思う
吹替え担当にも名前がないので

同時上映に「ミニオンの月世界」が上映され
そのまぬけさにひと笑いしてから
フライは始まります

本編９３分だから
「フライ」自体は８０分くらいなのでしょうか
子供が飽きない時間かも

映画『FLY！／フライ！』公式サイト

変な家

公開初日
いくつかある中
迷ってこれにしたけど後悔

不動産の映画かと思いきや
呪いだのなんだの
ミステリーにお決まりの
田舎の資産家登場に
がっかり

間宮祥太郎さん
阪神ファンで横田選手の役もやって
嫌いではないけど
「ある閉ざされた雪の山荘で」に続いて
つまらない映画で残念

怖さの強調かお面必要？

左手の呪いって
左手に障害のある人とかには
不愉快だろうなあ

映画『変な家』公式サイト

ARGYLLE／アーガイル

ネタバレありです

楽しい映画でした
アメリカンジョークというのかな
それがたくさん出てきて
アクションもたっぷりだし

ストーリーも
二転三転し驚きの連続

大人気小説「アーガイル」の作者
エリー・コンウェイ

スパイに追われる身になる

理由は
小説の内容が実在するスパイ組織の活動と
一致していたから

ただそれだけかと思いきや
なんとエリーは現在記憶喪失中で
スパイ時代の記憶から
物語は書かれていた
実はエリーがそのスパイの一味だったというわけ

両親までもが・・・

小説家のエリーと
着飾ったエリー
同一人物とは思えない

記憶をなくしている間に太ったという設定か
スパイの割に
すこしポッチャリ

それで見せる素晴らしい動き

靴にナイフを刺してのスケートシーンは
圧巻で笑えました

猫の無表情さもなかなかインパクトあり
ケガしないのか
煙の影響はないのか
ちゃんと息できてる？
と少しハラハラ

英語なのでわからないけど
動物に危害は与えていませんのことわり
あったのかしら

映画『ARGYLLE／アーガイル』公式サイト

せかいのおきく

阪本順治監督のオリジナル脚本作品
２０２３年４月公開

時代は幕末

いろいろな事が独特の映画

まずはテーマが下肥買い
江戸の町の家々を回り
厠から糞尿を集め
農家に売るという江戸時代の無駄のない
リサイクルシステム
汚穢屋：おわいやと言う

集めて回るのは
矢亮（池松壮亮）と中次（寛一郎）
寛一郎さんは佐藤浩市さんの息子さんで
佐藤浩市さんは
元武士でおきくの父親源兵衛役で出演

二人で
便所の中と外で会話するシーンがあったなあ

このころは便所の扉は下半分しかないのだ
このころに生まれなくてよかったと
しみじみ思うわ

糞尿を集めるシーンが何度も出てくるので
それで白黒にしたのか？

ずっとカラーでこれを見せられたら
耐えられないかも

そしてこの映画は９章からなる
小説みたいなスタイル

その章の最後だけ一瞬カラーに変わるので
カラーの糞尿も
結局観てしまうことになるのだけど

おきく（黒木華）は
父親と二人で長屋で暮らしていたのだが
父をある事件で亡くしその時おきくも
喉を切られて
声を失ってしまう

手話の元祖みたいな感じで
気持ちを伝えるおきく

題字や各章の美しいかな文字も魅力の一つかと

序章　　江戸のうんこはいずこへ
第一章　むてきのおきく
第二章　むねんのおきく
第三章　恋せよおきく
第四章　ばかとばか
第五章　ばかなおきく
第六章　そして船はゆく
第七章　せかいのおきく
終章　　おきくのせかい

映画『せかいのおきく』公式サイト

ゴールド・ボーイ

この映画は何も知らないで
観た方がいいと思う

書いておきたいけど
やめておきます

舞台挨拶でも、ネタバレ禁止の案内が
あったとのこと

ずっと集中しての鑑賞

そして衝撃的なラスト

チラシの顔
岡田将生さんと羽村仁成さんと半分づつ
二人の知恵比べみたいな？

５２ヘルツのクジラたち

原作は本屋大賞を受賞した
町田その子さんの同名小説

原作も感動したけど
映画も期待を裏切りませんでした

杉咲花さんと志尊淳さんがよかった

杉咲花さんはこういう役上手です
「湯を沸かすほどの熱い愛」でも
いじめられ役すごくよかったし

今の社会
というか以前からもあったであろうけど
明るみになるようになり
大きく問題になっていることが
いくつも取り上げられています

ヤングケアラー
子供への虐待
ネグレクト
DV
トランスジェンダー

５２ヘルツで鳴くクジラの声は
あまりに高音で
ほかのクジラには聴こえない

そんな孤独な声を
聴いてくれる人が一人でもいたら
救われる人がたくさんいるだろうに


原作の感想
https://blog.goo.ne.jp/nisemonomajyo/m/202107

今原作の感想読み直しても
映画の方は忠実に再現してくれているし
それ以上かもしれません

どうして海辺の町に越してきて
働かないで生活できているかが
映画では教えてくれてなかったと思うけど
恋人からの高額な慰謝料のおかげです

その恋人　宮沢氷魚さんと杉咲花さんとの
身長差！！
まるで大人と子供

高齢女性の二人の役を
余貴美子さんと倍賞美津子さんだなんて
なんと贅沢なキャスティング

少年いとし君
ものすごく可愛らしい顔してる
これから人気が出そう
演じているのは桑名桃李さん






抗がん剤で髪が抜けてしまった祖母のために
髪を切らないでいるという
母親に虐待されても心優しい少年なのです

映画『52ヘルツのクジラたち』公式サイト

コットンテール

妻は死後
イギリスのウィンダミア湖に散骨してほしいと
遺言を書いて亡くなった

夫はその遺言を守るため
イギリスへ向かう

そういう単純な話かと思って観ましたが
９４分という短い時間ではあるけれど
それだけのはずはなく

夫で作家の大島兼三郎（リリー・フランキー）
妻　明子（木村多江）
若き日の二人は工藤孝生さんと恒松祐里さんが演じています
デートがカウンターのお寿司屋さん
（なんで？）
二人でビールをグイっと飲む
これがとってもおいしそう

６０代になり
認知症になってしまった明子
その大変な闘病生活
世話をする兼三郎

明子が亡くなり
兼三郎とはあまり仲の良くないと思われる
一人息子　慧（トシ)(錦戸亮）
その妻さつき（高梨臨）４歳の孫エミと
4人でイギリスへ

自分勝手にふるまう兼三郎

1人で湖へ行こうとして
反対方向の列車に乗ってしまったり
駅から自転車を盗んで道に迷ったり

携帯の電池も残りわずかで
息子たちは心配しているだろうに
なんと身勝手な父親

そこで知り合った現地の父娘に
助けられる

この二人を登場させたことは
何を意味するのか
自分たち父子との対比？
妻に先立たれても
しっかりと生きている
イギリス人男性との対比か？

どうして息子と仲が悪いのか
どんな夫婦だったのか
具体的には表現されていないのが
いいのか悪いのか・・・

そして父は息子に
母の病に対する思いを打ち明ける
苦しむ姿に耐えられず
本当は自分が殺したんだと
言い出すのではないかと思ってしまった

エンドロールに
明子の両親　光石研さん真矢ミキさんと
出ていて
どこに登場？と思ったら
どうやら写真の中だけのよう


イギリスの自然は美しかった

チラシにもある明子と兼三郎の二人の
ファッションが同系色で
とても素敵

コットンテールとは
灰色または褐色の被毛と下側が白い尾を持つ
北米産の一般的な小型ウサギのことで

この湖水地方は
ピーターラビットの舞台となったところ

兼三郎は作家だけでは食べていけず
英語教師をしていたことがあり
結婚前、明子に
ラビットの発音を何度も教えていたっけ

錦戸亮さんの髭はいただけない・・・

＃マンホール

２０２３年２月公開

アイドルグループ「Hey! Say! JUMP」の
中島裕翔主演

結婚式前夜
睡眠薬を飲まされ
マンホールに落ちてしまった主人公川村

単なる嫉妬や恨みによる犯行かと思っていたら
とんでもない過去がわかってくる

マンホールの中で
女性になりすまし
SNSで助けを求めたりするのをみると
簡単になりすましって
できてしまうのかな

ほとんどがマンホールの中で
一人芝居に近い

恐怖におののく顔
殺人鬼と化す顔

再びマンホールの蓋は閉められて
上を向いて歩こうの歌が流れ・・・

最後にマンホールが「ガタっ」と
これにドキっとする

映画の公式HP
https://gaga.ne.jp/manhole/