トライアングルの部屋

シニア街道をゆっくり散歩中
本読んで
映画観て
時々おでかけの記録も
仙台在住で大の阪神ファン

キングコング 髑髏島の巨神(字幕)

2017-03-30 15:00:52 | 映画 2017年
ネタバレあり

1944年 太平洋戦争末期

日本人とアメリカ人の兵士が
見知らぬ島に不時着

島の上でも殺し合いを続けていた

そこに現れたのは巨大な類人猿

この大きな生物の前での
人間同士の戦いは
なんと小さな事かということを
言いたいのかと思ってしまったが
これが後で大きな意味を持つ


1973年 ベトナム戦争が終わったころ

アメリカの秘密研究機関モナークは
未確認生物の存在を求め
太平洋に浮かぶ未開の孤島「髑髏島」に
調査隊を派遣する

従軍カメラマンや
護衛のため
戦争後で帰還前の攻撃ヘリ部隊と共に
上陸

しかしそこには巨大な類人猿がいて
人間の攻撃など
なんのそのという感じで
ヘリは全機墜落
多くの兵士もやられてしまう

生存者は二つのグループに分断

元SAS大尉でサバイバル術のスペシャリスト
コンラッドが率いるグループは
原住民と遭遇
危機一髪というところで
現れたのは英語を話す老人
彼の名はマーロウといい
冒頭に出てきた兵士

不時着後原住民と平和に暮らしていた
共に不時着した日本人は亡くなっていて
日の丸が掲げられていた

そして彼から
巨大な類人猿「コング」が
天敵「スカル・クローラー」から島を守っている話を聞かされる
コングの両親も殺されていた

スカル・クローラーは二本の腕を持つ巨大なヘビ

だからコングに危害を加えてはいけないと・・・

それなのに
もう一つのグループは
ヘリ部隊の指揮官パッカードが
部下を殺された復讐のため
コングを倒そうと必死になる

その後グループは合流
グループ同士の意見の対立

次々襲って来る巨大化した生物
コングとスカル・クローラー以外にも
クモやバッファローやタコのような生物など
恐ろしい生き物がたくさんいる
どこから出て来るのか観ていてもハラハラ

それらに人間がやられるときの様子が
おどろおどろしい

この映画がPG12(小学生には助言指導が必要)の
理由もわかるというもの
トラウマになりそう
子供が観たら
夜怖くて一人でトイレに行けなくなるかも

コングは
むやみに他の動物や人間を襲うスカル・クローラーとは違い
人間と同じ心を持っている

女性カメラマンのウィーバーがコングと遭遇したとき
じっと見つめ合い
ウィーバーがそっとコングに触れると
何もせず去っていった

その後ウィーバーが川に落ちてしまった時は
助けてくれたりもする

そしてスカル・クローラーのボス
スカル・デビルが現れ
一行が襲われるが
コングが彼らの元にやってきて
死闘を繰り広げる

一行も手伝ってなんとか倒し
コングは去っていく
(あっさり書いたけど死闘)

一行は落ち合うことになっていた場所へ行くことができ
無事帰還

マーロウは28年ぶりで家族の元へ帰ることができ
妻と息子に会えた

奥様 再婚してなくてよかったね

長い長いエンドロールの後

ウィーバーとコンラッドが
モナークのメンバーであるブルックスとサンから
世界中には他にも
もっと様々な奇妙な生き物が
いるんだという説明を受けているシーン
壁画にはその画像が・・・
end

緊張シーンの連続で
一時間観たところで疲れが!!
これ最後どうやって終わらせるんだ?
この中から脱出できるのか?
この人は生き残るだろうと思っていた人まで
やられてしまう

もしや先日観たドラマ
「そして誰もいなくなった」みたいな?
なんて想像しながら
このきれいなカメラマンのウィーバーと
イケメンのコンラッドは
大丈夫だろうなんて考えながら・・・

笑うことも話すこともしない原住民が不気味
28年もマーロウと一緒にいたら
少しは声ぐらい出せるようになるのでは?
なんて突っ込みたくなる

コングがスカル・クローラーを倒してしまったので
この島はこれから良くなるだろうと誰かが言ってた
この原住民が一番喜んでいるかも
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ストリート・オーケストラ

2017-03-30 05:28:26 | 映画 2017年
舞台はブラジル

バイオリニストのラエルチ(ラザロ・ハーモス)

小さい頃から神童と言われ

家族からも期待されて

サンパウロ交響楽団のオーディションを受けるが
緊張して手が震え演奏できずに落ちてしまう

家族に仕送りもできず
家賃も滞納するほどお金に困ったラエルチは
スラム街の学校で
バイオリンを教える仕事を引き受ける

しかしそこは屋根もない教室
生徒たちはやる気もなく
楽譜も読めない 楽器の持ち方もわからない

帰り道
二人組のギャングに銃を突きつけられて脅され
バイオリンを弾いてみろと言われる

ラエルチは素晴らしい演奏をして感動させ
その場を逃れた

その噂はあっという間に子供たちにも広まり
恐ろしいギャングを黙らせた音楽の力に驚き
そのおかげで練習にも熱が入るようになる

めきめきと上達する子供たち

しかし校長から
次の演奏会で最高の演奏ができなければ
学校は存続できないかもしれないと言われる

ラエルチは土曜日も特訓しようとするが
子供たちはいろいろな家庭の事情を抱えていた

子供の一人VRが関わっているギャングの親分から
パーティーで演奏してくれと言われる
そのための猛練習
VRの借金を減らすためだった

そんな中
サムエルは州交響楽団のパート首席奏者の
オーディションを受けることになり
もし受かったらあまり練習には来られないと
生徒の一人サムエルに話すと
見放すのかと言われる

直後
VRが後ろにサムエルを乗せてバイクを運転
走っている時
警察の取り締まりに引っかかる
逃走するVR
追いかけるパトカー

サムエルは止まるように言うが
盗難車なんだとそのまま逃げていると
警察が発砲
サムエルに当たり
死んでしまう

無抵抗な子供を撃ったということで
住民が暴徒化

街は警察と住民のにらみ合いとなる

どうやって収まったのか?

ラエルチはオーディションに合格
しかし子供たちのことが気になって
練習に身が入らない

子供たちは予定していた演奏会を
サムエル追悼の演奏会にしようとしていた

ラエルチは
やっぱり子供たちを見捨てることができず
指導しに来てしまう

演奏会は大成功

そして交響楽団の演奏会でも
ラエルチは見事な演奏をする

客席には子供たちが
カードで22枚のチケットを買って・・・

さんざん悪いことしてきたVRのカード
これって本物か不安になる

エピソードの中から気になったものを
いくつか

主役のラエルチ演ずる大物俳優ラザロ・ハーモスは
自分もスラム街出身だったそうで
本当はラエルチの友人役だったのに
自ら希望してやらせてもらったそうな

スラム街の本当の姿を描くため
子供たちはサムエル以外は
演技経験のない子供たちが
オーディションで選ばれた

人々が暴動を起こすシーンは
数年前に実際に起きた
警察と住民の争いをもとに描かれていて
その時のエリオポリスの住民は
トラウマが残っているので
エキストラはエリオポリスから連れて行った

そのシーンが始まると
撮影していることを忘れて本気で警官役に
向かっていった

作中
練習曲に私の大好きなパッヘルベルのカノンが使われていて
音楽は世界中どこでも共通なのだと
再認識しました

サムエル死なせなくてもいいのに
誰も殺さないでほしい

でもそれがないと暴動も起こらず
薄っぺらい作品になってしまったでしょうか・・・


満足に楽器が弾けない人を指導する

その傍ら大きな楽団のオーディションを受ける

「オケ老人」思い出します
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オーバー・フェンス

2017-03-29 06:07:30 | 映画 2017年
原作 

佐藤泰志

彼は芥川賞候補に5度もノミネートされながら
1990年10月に41歳という若さで自殺している

映画の方

第8回 TAMA映画祭
最優秀作品賞 
最優秀男優賞 オダギリジョー
最優秀女優賞 蒼井優
 
3冠達成!!

ストーリー

白岩義男(オダギリジョー)

東京でゼネコンに勤務していて
家庭生活をおろそかにしたため
妻はノイローゼみたいになり
子供を殺そうとしていた
そして妻は子供を連れて出て行ってしまった
義父からは絶縁を言い渡される

その直後 仕事を辞め
実家のある函館へ戻る

親とは仲が良くないのか
実家には顔を出さず
失業保険をもらいながら
職業訓練校に通っている

そこでは大工の仕事の訓練を受けている

どこでもこんな?
同じ作業服着て帽子かぶって
一瞬刑務所か?と思ってしまった

大工の仕事をやりたいというわけではなく
訓練校に通えば
失業保険の受給期間が延長になるから

なんの楽しみもなく
ただ働いて死ぬだけ
そんな人生

もう感情もなくなっている感じ

訓練校の同期代島(松田翔太)に誘われて
キャバクラへ

代島はキャバクラを経営しようと計画中
白岩を仲間に入れようとしている

そこで出会ったホステス
聡 さとし(蒼井優)

白岩が女性なのに聡?と驚くと
「名前で苦労したけど 親のこと悪く言わないで
頭悪いだけだから」という聡

ちょっと失礼かも
知り合いに女性でサトシさんがいる
聡ではなくサトシ
おばあちゃんですけど・・・

聡は愛情に飢えているのか?
変わりたいとは言っていた
いろんな奇妙な行動にドン引き

キャバクラの客が
妻子に冷たいと言って
怒り出すし
その怒り方も
鳥の求愛はこうだとか言って
所かまわず路上でもその鳥の真似をして見せる奇妙さ

体を洗うのが
台所
これやらないと体が腐る気がしてとか言って

白岩と聡
 
関係を持ってから
白岩の過去のことを聞き出し
怒り出す聡

なんでまだ結婚指輪してんのよとか
奥さんを殴ったんでしょとか

深夜に自宅で大声で罵倒する


この映画に登場する人物は
みんな変わりたいと思っている

職業訓練校に通う人々も・・・


そして訓練校で行われたソフトボール大会

白岩はホームランを打つ
フェンスオーバーのやつを

自分の壁を越えた瞬間?

それを見て喜ぶ聡・・・

他に印象に残った人物を一部だけ記載

白岩の元妻(優香)
久しぶりに会ったら
すごく明るくなっていた
白岩のことを普通になったねって

訓練校同期の森(満島真之介)
訓練になかなかついて行けず
みんなとも打ち解けず
セリフらしいセリフもなく
途中で訓練校をやめてしまう

年金をもらいながら通っている人
勝間田(鈴木常吉)
自分で家を建てたいからだって
それもあり?

それぞれの心の闇は深いような気がして
ぜひ原作読んでみたくなりました

前回の「函館珈琲」に続き
舞台は函館

坂が多い街
どちらも季節は夏

それからタバコを吸うシーンが多すぎ

訓練校でも
キャバクラでも
自宅でも

今もこんなに吸う人いるのか?

たしかに球場の喫煙室は
いつもいっぱい

自分の周りにいないだけかも
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ハリネズミの願い

2017-03-28 05:37:19 | 本 2017年
この話のあらすじは
訳者あとがき丸写しで!!

主人公は、自分に自信のない臆病で孤独なハリネズミ

みんなに遊びに来てもらおうと
「キミたちみんなを招待します」と
手紙に書いてはみたものの
だれかが来ると思うだけで不安になり
「でも誰も来なくてだいじょうぶです」と
付け足してしまう

しかも結局、出さないことにして
手紙は引き出しのなかへ

ハリネズミの頭の中で起こる想像上の訪問が
59の短い章でつぎつぎと語られてゆく

食いしん坊のクマ

うれしくもない小型噴水をおみやげにくれるクジラ

勝手に部屋を半分に分けてしまうビーバー

警戒心がつよくて少しも訪問を楽しめないミーアキャット

みんないかにもその動物が言いそうなセリフを口にし
身勝手だが憎めない

作者テヘレンのことば
「何を言われても絶対怒らない カメみたいな人は
実際いるよね
そしてなんに対しても常に怒っているカタツムリのような
人もね」

ハリネズミは自分の体のハリにコンプレックスを抱くと同時に
そのハリこそが自分という存在の根源であり
誇りでもあるように感じている


印象に残ったところ
ネタバレ

ぼくはヘンで恐怖をかきたてて孤独で自信がない
ぼくにはハリがあって
それでもだれかに遊びに来てほしい
でもやっぱり遊びに来てほしくない

いったいぼくはなんて動物なんだ

そして手紙も出さないのに
遊びに来てくれたリス

それまではみんなが遊びに来たことを
頭の中で想像していただけだが
リスの訪問は事実

帰ってからのリスからの手紙

「とっても楽しかったね ハリネズミ

また会おうね!」

ハリネズミはぎゅっと目をつぶって深いため息をついた
また会おうね

それはハリネズミの知るもっともすてきな言葉だった

この本は朝日新聞で
人付き合いで悩んでいる人に薦めていた本

作者のテヘレンさんはオランダの作家

30年以上にわたって子供たちのために動物を主人公とする
絵本や物語を書き続けた人で
本業は医者

これは大人向けのシリーズの一冊
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フラワーショウ!

2017-03-27 05:30:02 | 映画 2017年
ランドスケープデザイナー
メアリー・レイノルズの実話

ランドスケープデザイナーとは
公園 家の外観 ビルの外構
広場 庭園など
環境デザインとか景観設計と呼ばれる
様々な屋外空間をデザインする人たちのこと



チェルシー・フラワーショー

エリザベス女王が総裁を務める
英国王立園芸協会主催

世界最古にして最高峰の豪華絢爛たる舞台


アイルランドの田舎で育ったメアリー

人と自然の共存
自然を生かした庭

自分がデザインした庭で世界を変えたい

そんな夢を持って
メアリーは売れっ子ガーデンデザイナーの
シャーロットのアシスタントになる

しかしシャーロットは
メアリーがデザインしたものを
自分の作品として売った上に
これまで描きためてきたメアリーの
デザインノートを盗み
メアリーをクビにしてしまった

失意の中
なんとかチェルシー・フラワー・ショーに
応募しようとするが
無名のメアリーは応募用紙すら
手に入れることができない

その主催者の秘書に電話している時
彼女がアレルギー性鼻炎だとわかり
それに効くハーブを送ったことから
彼女の好意で無事応募できた

お金がなく電話代が払えないので止められた時も

ショーの主催者に電話するため近くのお店で
使わせてほしいと頼んだとき
お店のおじさん
国際電話だと言ったのに
無言で使わせてくれた

デザインが盗まれたと言った時も
デザインはメアリーの頭の中にあると
励ましてくれた友人

そんな人々の助けがあって
審査に合格
ショーに参加できることになった

スタッフと資金集め

ここからがダラダラと長い

スタッフの一人として協力してもらいたい男
イケメンの植物学者クリスティ

彼はエチオピアで砂漠に緑を増やす活動をしていた

メアリーも現地へ行き
活動に協力しながら
なんとかクリスティをスタッフにしようとする

ウンと言わないクリスティ

二人のラブも近づきそうで近づかない
キスするんじゃないか
みたいなシーンでもさっと離れてしまう

じらしてじらして

地元の祈りだか踊りだかを
みんなで踊っている時
突然二人の心が結ばれるんだ

なんで?

君にアフリカの可能性を見せたい
とか言って
人生のゆりかごだとか言って
自然の壮大さを見せる

アフリカの緑化にかかる費用は
戦争にかかる費用よりずっと少ないって

メアリーは立ち上がり
雄たけびをあげ
木が戻って来たと言って
家に帰っていく

エチオピアで自信をもらったと・・・

ラジオで自分の活動を話したことから
スポンサーがついた
ホスピス
限られた命というメッセージ
誰かは最後まで語られていない

無事資金もでき
当然の成り行きで
クリスティも協力してくれることになる

ショーの準備で
塩素をスプーン2杯入れるところ
ボトル2本入れるミス

シャーロットもショーに参加していて
邪魔するんじゃないかと
ハラハラしていたが
メアリーの作品を見て
盗んだデザインノートを返してくる

しかし
ショーの審査って夜にやるもんなのか?
全然美しさとか見えないよ

審査結果発表の前夜
クリスティとメアリーは
ベットで愛し合って
次の日寝坊

メアリーが金メダルだと発表されたとき
遅れてくるんだ
なんというおまぬけ

ショーが主催の
お祝いのパーティみたいなのに
金メダルを取っているのに
リストに名前がないという理由で
入れないなど
トラブルばかり

メアリーの好きな植物はサンザシ
花言葉は希望

ショーの庭にもサンザシが使われているんだが
その作品の全体像が見えない
それを作る工夫が観てる側に伝わらない

エチオピアシーンが長くて
そこがそんなに必要かという感想

あとがき観ると
二人は友人のままで終わるらしい

「フラワーショウ!」という題名にも疑問が・・・

原題はDARE TO BE WILD

あえて野生であれとか
野生に挑戦とかいう意味みたい

まったく意味が違う

だからと言って
いい案は浮かばないけれど
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函館珈琲

2017-03-25 05:28:15 | 映画 2017年
函館の町にあるレトロな翡翠館

原石をみがくというポリシーのもと
夢を追う若者たちに
アトリエ兼住居として部屋を貸し出している

条件は
オーナー荻原時子(夏樹陽子)が翡翠館にふさわしいと
認めること

ある夏の日
新しい入居希望者がやって来た

本当に来るはずだった
家具職人 薮下の代わりで後輩の桧山英二(黄川田将也)
彼はここで古本屋を開きたいと話す

この黄川田さんという俳優さん
阪神タイガースの新井良太選手に
似ている気がして仕方ないです


店舗は持たず
古本屋で本を買ってきて
ネットで売るというやり方
せどりと言うらしい

他の住人紹介

装飾ガラス職人の堀池一子(片岡礼子)
4歳の子供を捨ててきた
最後にかけた言葉が「ハンカチ持った?」


テディベア作家の相澤幸太郎(中島トミー)
遠い故郷ドイツを思い
もう二度と帰ることはないだろうと話す
一子とは逆に親に捨てられたような・・・
最後にかけられた言葉が
「窓を開けなさい」

カメラマンで対人恐怖症の佐和(Azumi)
日記帳にその日に会話した言葉を
メモしている
メモできるくらい少ない

ピンホールカメラで撮影している
人が写らないから

翡翠館オーナー時子の姪

ラーメン屋で偶然桧山に会い
話しかけられたことがきっかけで
徐々にほかのみんなにも
心を開いてくる

そして桧山は
美味しいコーヒーを入れることができる

みんながそのコーヒーの
とりこになっていく

桧山の秘密
実は小説家
一作書いて賞も取ったけど
そのあと書けなくなった

絶対書けると信じてくれていた
先輩の薮下は
事故か自殺かわからない死に方で
亡くなっていた

函館は時間の流れ方が違うと
その人は言っていた

でもここに来ても自分の時間は止まったままだ

動きだすまで待っても
世の中は待ってくれない

時子の亡き夫が残した壊れたバイクを
一生懸命直す桧山

テディベア相澤が翡翠館を出ていくことになったんだけど
理由がわからない

バイクが直って東京に戻る決心をする桧山

佐和はその日話したことを書いていた日記を
処分する

オーナーの時子がどこかへ去っていく

後のことを桧山と佐和に託して

桧山は本が読める喫茶店・・・
ではなくコーヒーも飲める古本屋を
翡翠館一階にオープンさせる

別の喫茶店のマスター(あがた森魚)が
プレゼントだとギターをバックに歌を披露する

突然ひらめく桧山

一気に小説を書き上げる

END

正直言って
わかりにくい映画です
上映時間1時間半くらいと
短いんだからもう少し長くして
わかりやすくしてほしい

時子が翡翠館を離れる理由
どこへ行ったのか

英二も一度東京へ帰るとか言っておきながら
時子が何を言って考えが変わったのか?

まるで物語が途中飛んでるみたいに
わからない
理解力不足?

相澤が去っていく理由も結局わからないし

二回見てもわからなかった

函館の良さも
残念ながら伝わってこない

ただコーヒーがとても
おいしそうで香りまで
してきそう

函館珈琲という題名
コメダ珈琲や星乃珈琲みたいに
店名かと思いきや
あくまでも
お店の名前は翡翠館




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3月のライオン 前編

2017-03-24 15:03:45 | 映画 2017年
なにこれ??
すんごく面白いです

上映時間138分
もうスクリーンに釘付け!!

将棋のことは
駒の動かし方しか知りませんが・・・


ネタバレあり
あらすじは思い出すままに!!


東京の将棋会館

17歳のプロ棋士 桐山零(神木隆之介)は
義理の父 幸田柾近(豊川悦司)と対局し勝利する

零は9歳の時に両親と妹を交通事故で失い
父の友人だった幸田に引き取られた

幸田の娘香子と息子歩は将棋士の父のもとで
将棋の厳しい訓練を受けていた

香と歩って将棋好きがつけそうな名前

引き取られるとき
幸田に将棋が好きかと聞かれ
ハイと答えた零
それは生きていくための嘘か真実か?

めきめきと腕をあげた零
二人に敵わない香子と歩は
父からプロ棋士になることを諦めるように言われる
反発する香子を見て
零は家を出る

たぶん家を出たとき高校生
将棋連盟からの給料や対局料も
入るし
充分一人で生活できると思うけど
アパート借りる時の保証人
どうしたのかなあ

零は中学でプロ棋士になり
天才と言われていた

一人暮らしだし高校では友人もなく
教室では将棋の本を読む日々
そんな彼に親しく声をかけるのは
担任の林田先生(高橋一生)
あごの髭がなんともユニーク

ある時先輩たちとの集まりで
未成年なのに勢いで酒を飲み悪酔い
(エンドロールで本当はお酒ではありませんの
断りが出ていました 法律違反ですもんね)

道端で倒れこんでいたのを助けて
自分の家に連れてきたのは
川本あかり(倉科カナ)で
妹のひなた(清原果耶)と末っ子モモ(新津ちせ)と
3姉妹で暮らしていた

母はすでに他界
(父のことはこの段階では不明)

近所に祖父(前田吟)が和菓子屋を営んでいる
話だけ聞いた時は見ず知らずの人を連れてきて
なんて文句を言っていた祖父だったが
零の姿を見るなり
天才棋士の桐山零だと
興奮して彼が表紙に載った将棋の本をみんなに見せる

冬の寒い夜
零のアパートの部屋の前で
香子が待っていた
彼女は妻帯者のプロ棋士後藤正宗(伊藤英明)と
付き合っていた
映画のHPには微妙な関係となっている
不倫とはっきり言わず微妙な関係?
後で何か出てくるのか?

零は付き合いをやめるように言う

結局なにをしに来たんだっけ?

父親が零に負けてから連敗が続いているとか
今は自分も家を出ているとか
この時言った?

川本家で迎えたお正月
おいしいおせちと温かい家族

みんなと初もうでに出かけ
そこで香子と後藤に会う

別れるように言う零
後藤に殴られる

そして次の獅子王戦で自分が後藤に勝ったら
別れて香子は家に帰るという約束を無理やり
取り付ける

後藤の事を今までの対局から研究する零だったが
担任の林田からその前に名人の島田開(佐々木蔵之介)を
倒さなければならないんだと忠告される

甘く見ていた零は島田に負ける

しかし島田は後藤に勝つ

島田の研究会に入会する零

獅子王戦は負けたが
新人王戦は勝ち進んでいた零

長年のライバルで何かと
零の助けになっているのは
二階堂晴信(染谷将太)
このキャラがこの作品で一番強烈!!
ものすごいメイクで超肥満人間に
変身している

アップで映されても顔の増肉(この表現あり?)は
わかりません
全くの別人に見えます
元の顔思い出せなかった

その彼は難病を抱えていて
新人王戦で4度優勝している山崎4段と
対戦中に倒れてしまい不戦敗していた

決勝は山崎と零

病室から見守る二階堂

危ういところを二階堂の言葉を思い出し
冷静さを取り戻した零は
新人王戦に勝利する

獅子王戦
島田八段と宗谷名人(加瀬亮)の対戦で
零は解説を担当する
島田劣勢で進む中
まさに投了寸前

一緒に解説をしていた柳原(斉木しげる)66歳のA級棋士で
現役プロ棋士の中でも最年長
棋匠のタイトルを持っている

彼がもう島田の敗戦確定だと言っている時
零は島田が勝てる一手を見つけ出す

急いで対局場に向かうが
向かって教えられるもんなのだろうかと疑問

着いた時には終わってた
島田の負け

宗谷名人は
島田にこの手がありましたね
なんて教えている
それは零の一手と同じだった

雨の中 番傘を差し
静かに去っていく宗谷

使われた撮影場は
椿山荘となっていたような・・・

加瀬亮さん演ずる着物姿の宗谷と
番傘と
雨と
美しい緑の庭園
それらがなんとも静かな雰囲気の中に
これから零が立ち向かっていかなければならない
大きな相手の不気味さを表している気がしました

それを零に見せるために
あえて対局場に零を向かわせたのか?

エンドロール終わってから
後編の予告があります

そのほか思い出すシーンをいくつか・・・

香子が化粧品を買って後藤に渡し
後藤がそれを持って一人で向かった先は病院
妻だと思われる意識のない女性の手に
クリームを塗ってあげている

それにしても
将棋の世界は頭脳と体力の世界
対局は深夜に及ぶ場合もある
なのに零くんインスタントラーメンや
カップ麺ばかり食べてる様子で
大丈夫?

零が家庭の温かさを知る川本家
長女のあかりはキャバレーで働いている
零が先輩たちを連れて行ったことから
将棋界のたまり場になってしまう

登場人物の階級

桐山零    C級1組五段  
二海堂春信  C級2組四段
幸田柾近   B級2組八段
後藤正宗   A級九段
島田開    A級八段
宗谷冬司   名人

下から
C2組
C1組
B2組
B1組
A級


棋士は月給制なので
ある意味安定はしているみたい

基本給

名人 100万
A級  65万
B1  50万
B2  30万
C1  20万
C2  15万
大体の金額で
そのほかに賞与も出るとか

将棋や囲碁は
新聞社からの支援が大きいようだけど
ネット社会になり
新聞社も厳しい中
続けられるでしょうか

とにかく後編が待ち遠しいです
予告では零くんプロポーズしてる
誰に?
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SING/シング

2017-03-23 14:09:22 | 映画 2017年
最初の方は
登場人物の苦しい人生模様ばかりで
暗い気持ちになったけど
興行成績がいいので
どんな展開になるかと
期待して観ることにしました

ネタバレありです

前半は登場人物紹介と共に記載


コアラのバスター・ムーン
内村光良(ウッチャンナンチャン)

ムーン劇場支配人

小さいとき父と一緒に観たナナのステージに
魅せられて
劇場経営に乗り出す
そのために父は洗車業をコツコツとやって
お金を貯め援助してくれた

しかし経営はうまくいかず
友人で金持ちの息子ヒツジのエディに
借金しようとするが
金の出どころである親から
断られているという厳しい現実だった

ムーンは新しい試みとして
賞金1000ドルの歌のオーディションを
行うことにしたが
劇場の事務員のミスでチラシに10万ドルと記載
チェックすることなく
チラシは風に飛ばされ
街中にばらまかれてしまう

その金額に釣られ
大勢の動物がやって来る

ムーンは真相に気づき
その大金を用意するため
無謀な舞台装置を作ったことで
劇場は崩壊してしまう

ブタのロジータ
坂本真綾

主婦で子供が25人?25匹?
舞台に来るため食事や着替えをオートメーション化
最初はうまくいっていたが
些細なことから機械がおかしくなり
家中めちゃくちゃになる

ゴリラのジョニー 
大橋卓弥(スキマスイッチ)

窃盗団の息子で
父親たちが金を盗んだ後
逃走する車の運転を任されていたが
歌のレッスンのためにその場を離れてしまい
そのせいで父親たちは警察に捕まってしまう
父は息子を恨み面会も拒否する

ネズミのマイク
山寺宏一

ストリートミュージシャン
音楽院出身でプライドが高く
通行人からのチップが安いと怒り出す
喘息持ちのサルからもお金を巻き上げる

カジノでいかさまをして金を儲け
それがばれてやくざまがいのクマたちに
追われる身になってしまう

ヤマアラシのアッシュ
長澤まさみ

シンガーソングライター
彼氏とペアを組んでいたが
合格したのはアッシュだけ
彼氏は他の女の子と組み
家を出て行ってしまう
落ち込むアッシュ

ゾウのミーナ
MISIA

ものすごい恥ずかしがり屋で人前で歌えない
そのためオーディションで声を出せず
不合格だったがひょんなことから
舞台係で採用される

イグアナのミス・クローリー
田中真弓

ムーン劇場の事務員兼秘書兼雑用係
年齢は200歳の老婆
片方の目が義眼
それがたびたび外れてトラブルの原因になる
金額ミスもそのせい


ヒツジのエディ
宮野真守

ムーンの友人
金持ちの息子で親から自立できていない
ムーンを助けながら
「どん底まで落ちてみるのもいいもんさ」
のセリフが印象的

ナナ・ヌードルマン
大地真央

エディの祖母 当然ヒツジ
ムーンがかつて憧れた大物舞台女優
かなりの金持ち
ひと癖もふた癖もあり90歳は超えているらしい

他にブタのロジータとペアを組む
ブタのグンターがいるが
トレンディエンジェルの斎藤さんが吹替えをしていて
斎藤さん好きでないしこのキャラクターの必要性感じないので
省略ってこれだけ説明すれば充分かも


さて後半

再び一から出直そうと
父親がコツコツと洗車業をやって
お金を貯めてくれたことを思い出し
自分も同じ仕事を始める

その仕事の最中
ムーンは劇場跡地から聞こえてくる
美しい歌声を耳にする
その声の主はゾウのミーナだった

彼女の素晴らしい歌を聞き
屋外コンサートを開こうと決意する

最初
観客はメンバーの身内だけだったが
たまたま劇場跡地をテレビ放送していて
そのテレビを見た人々が
劇場跡地に押し寄せ
あっという間に満員になってしまう

ゴリラのジョニーの父も
収監所のテレビでジョニーの歌を聞き感激
脱走して会いに来る
そしてジョニーと抱き合い和解する

トリを務めたのは
ゾウのミーナ
初めて人前で歌うことができた
そして屋外のムーン劇場の空には
満月が!!

ムーン劇場の未来を表すように満月に!!

拍手喝采で終えたコンサートは大成功
後日それを見ていたナナの支援で
劇場は再建される めでたしめでたし

劇中に使われた音楽は
素晴らしいものばかりらしいんだが
たとえばレディー・ガガ
きゃりーぱみゅぱみゅ
ビートルズなど

日本だけ歌も全編吹替えになっているということです

残念ながらおばちゃんの知ってる曲は
ネズミのマイクが歌うマイウェイぐらいでしたが

でも後半の素晴らしい歌の連続は
かなり上級のコンサートを聞いてる気分でした

もう一度吹替えではなく字幕で観たいです!!

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ひるね姫 ~知らないワタシの物語~

2017-03-21 13:33:40 | 映画 2017年
ネタバレありです
原作読んでないので自己解釈です
あしからず


森川ココネは高校生

岡山県倉敷市で
小さな自動車修理工場を経営している父との
二人暮らし

父は無口で無愛想

会話も挨拶もスマホのLINEで送られてくる
という状態

2020年東京オリンピック開会の3日前
突然父親が警察に連れていかれ
東京に連行される

家には怪しげな黒スーツ男3人が侵入

家にあったタブレットと
ココネのスマホを持って行ってしまう


幼な馴染みでココネより2歳年上
東工大2年の佐渡(さわたり)モリオが
偶然ココネの家にやってきて
二人はサイドカーのついたバイクで
追いかける

ここから
ココネの夢の中と
現実が入り混じった
物語が始まるのです

よく居眠りをするココネは
現実かどうかわからないようなリアルな夢を
毎回見ていた

そしてそれは
小さいとき
父親が話してくれた物語

父親は母のことを何も話してくれないと
思っていたが実は物語にして
夢に見るほど何度も聞かせていたんだ


機械づくりの国ハートランド
みんなが王様の工場で働くから
朝は出勤の車で大渋滞

遅れたものは叱られないが
給料が減らされる

その国の王様の娘エンシェンは
物や機械に命を与える魔法を使える
しかしそのためのタブレットがないと
不可能

そこに鬼とよばれる巨大化した化け物が現れ
国を破壊しようとする


そして現実は

機械づくりの国と言うのは
巨大自動車会社「志島自動車」のことで
王様はそこの会長

エンシェンは志島会長の娘イクミのことで
ココネの母親
自動運転の車を開発しようとするが
父である会長の反対にあい家を出て
ココネの父である森川モモタローと出会い
結婚した
そしてココネが生まれるが
ココネが小さい頃に
事故で亡くなってしまう

自動運転の車が
夢の中では魔法と言う言葉で
表現されている

鬼というのは
たぶん反会長派のこと
会社を乗っ取ろうとしている

志島自動車では東京オリンピックで
選手たちを自動運転の車で送迎しようと
したが
開発がうまくいかず
イクミが考えたアイデアを
ほしがっていたのだ

3日前なのに間に合うんかい?

そして会長派と反会長派が別々で狙って来る

反の方は力づく
例の家宅侵入はこちら

会長派は優しく近づいてくる

たとえば
ココネがタブレットで父親に
新幹線に乗りたいがお金がないと
入力すると
それをキャッチして
駅の人がチケットを届けてくれる

ココネが不思議だなあと思いながら
またタブレットに
おなかがすいたと入力

新幹線の座席まで
お弁当が届く

これらはすべて会長派の人間が
やってくれていたということ

東京の志島自動車に着いたココネ
受付に行き
孫ですと言うが相手にされない

そこからは
ココネが居眠りもしないのに
現実と夢を行ったり来たり

なんとか戦隊なんとかレンジャーの
巨大化した悪と正義のロボットみたいなのが戦ったり

笑えるのは正義のロボットの動力が
自転車こぎ
これはないよね
そうか夢だから何でもありなんだ
漕いでいるのは
父親のモモタロー
いつ釈放されたんだっけ?
(モモタローが警察に連行されたのは
自動運転の技術を逆に盗んだという疑いから)

悪と正義のロボットが
モモタローを乗せて宇宙まで飛んで行ってしまい
危機一髪というところで

サイドカーつきバイクが自動でやってきて
宇宙に行けるような形に変身する
それがベイマックスそっくり

ここまでも夢で
ハッと気づくと
モモタローとココネが宙づり状態で
現実になる

下に巨大風船みたいなのが置かれ
飛び降りて助かる

マスコミが押し寄せる
自動運転は成功していたのかと
喜ぶ会長

舞台は倉敷に戻り

東京オリンピック成功のニュースが流れている

ココネとモモタロー
送り盆の頃
キュウリがナスに変わったのはなぜ?
とか聞いてる

スイカが3切れ?
あれ?と思う

そこに登場したのは浴衣を着た祖父の志島会長でした

東京の大学に行くか?どうする?
なんて3人で楽しそうに会話して・・・

いいですねえ
リッチなおじいさまが突然現れて
何でもありですね
なんて思うのは私だけ?


この映画は
予告編や鑑賞マナーで
上映前に何度も観て
ココネの声の高畑充希さんの
ほわ~んと眠くなるような話し方が
とても魅力的だったから
ぜひ観たいと思っていました

でもわかりにくいと言う前評判
どんなかなあと心配で
途中こちらがねむり姫になってしまったり・・・

観終わってみれば
想像以上に良かったですが
ここにあらすじを書くのが大変
アニメだからと
小さなお子様が観たのではちょっと理解できないかも


そしてなんと言っても
声優の方がすごい人ばかり

幼なじみのモリオが満島真之介さん

父親モモタローが江口洋介さん

志島自動車会長が高橋英樹さん

会社を乗っ取ろうとした反会長派の渡辺という男が
古田新太さん

という顔ぶれです

この映画で一番良かったのは
高畑充希さんが歌う主題歌
ラストに流れたときは
ずっと聞いていたいと思うほど素敵

「デイ・ドリーム・ビリーバー」という歌
曲紹介のところで
高畑さんではなく
歌:森川ココネとなっているのも
ちょっとにくいです

♬ ずっと夢を見て
幸せだったな ♪ ♪ ♬ ♬~~
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トワイライト ささらさや

2017-03-14 12:31:14 | 映画 2017年
ユウタロウ(大泉洋)は高座名「寂々亭遊人」という落語家

彼の話を聞いて笑っている客を一人も見たことがない
と師匠に言われるほど売れてない

それでも笑ってくれた客が一人だけいた

それがサヤ(新垣結衣)

どうして笑ったのか尋ねる

「一生懸命だったから」と答えるサヤ

お互い身寄りがなく天涯孤独だとわかり
付き合い始め
そして結婚した

二人の間にユウスケという
男の子が生まれる

ところが
生まれて間もなく
ユウタロウは交通事故で死んでしまう

ユウタロウの魂は
サヤとユウスケを心配するあまり
成仏できず幽霊となって二人の周りをさまよっていた


葬式には天涯孤独のはずなのに
ユウタロウの父と名乗る男(石橋凌)がやってきて
サヤ一人で育てるのは無理だから
自分がユウスケを育て跡取りにすると言いだす


その時
ユウタロウが師匠(小松政夫)の体に入り込み
サヤに話し出す
最初はサヤもわからなかったが
自分とユウタロウにしか
なつかないユウスケが泣き止んだのを見て
信じ始める

このままだと父親にユウスケが取られてしまう
という言葉に従い葬儀場から逃げ出すサヤ

サヤとユウスケがやって来たのは
「ささら」という田舎町

5年前に亡くなったサヤの叔母の家が残っていて
サヤが相続していた設定

不動産屋が無断で他の人に貸していて
その5年分の家賃がサヤに入ってくることになる

経済的には助かります

そこでは
元教師の久代(波乃久里子)や
隣のおせっかいばあさん珠子(藤田弓子)
旅館の女将お夏(富司純子)
などに助けられ

また同じくシングルマザーのエリカ(福島リラ)
息子のダイヤ(寺田心)と仲良くなる

その間ユウタロウは
お夏や駅員佐野(中村蒼)の体に入り込み
サヤと会話する

またユウタロウがそばにいると言うサヤの話を
信じなかったエリカの目の前で
ユウタロウがダイヤに入り込み話し出す

ダイヤは心を閉ざし
誰とも口を利けないでいたのだ
驚いて倒れてしまうエリカ

そしてとうとう
ユウタロウの父親に携帯の電話番号を知られ
電話がかかって来る

サヤは孤独だった久代が
息子や孫に会って喜んでる姿を見て
父親も孫に会いたいだろうとユウスケを会わせることにする

しかしやってきた父親は
スキを見て
ユウスケを連れて逃げてしまった

途方に暮れるサヤだったが
なぜか父親の携帯から着信が入っていたことに気づく
折り返しかけてみると
ユウスケの無邪気な声と病院のアナウンスが
聞こえてくる

居場所が分かり
駆けつける

ユウスケが突然 熱を出しひきつけを起こしたため
父親が病院に連れてきていたのだ

そしてこれは
ユウタロウがユウスケの体に
入り込んで携帯電話を操作し知らせたこと
急に熱を出したのもそんな霊的なことが原因だった

ユウタロウは
自分と母よりも仕事を優先し
母が死ぬ時もそばにいなかった父親を
ずっと恨んでいたのだった

それで早くに家を出て
落語の道に進んだのだが
その落語の面白さを教えてくれたのも父だし
高座に上がった時は見に来てくれていた

そんな父親の本当の気持ちを知り
またサヤが自分がいなくても
ちゃんと生きていけると確信し
成仏していく

お後がよろしいようでの
言葉を最後に!!

大泉洋さんが出演しているので
もっとユーモアを期待したけど
それほどでもなく
もっと不思議な現象が起きて
笑わせてくれてもいいかな

登場するささらの町の様子が
ジオラマ的に見えましたが
どうやらこの町が不思議な町に見えるように
フォトグラファーという
撮影法を使ったらしいです
作り物ではないってこと

デジカメでも
そういうモードがあるらしい
初耳!!

もうとにかく
新垣結衣さんが可愛らしくって
キレイで
本当に素敵でした
レトロっぽい大きすぎるベビーカーも
彼女とささらの町の雰囲気に
合ってる!!

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