トライアングルの部屋

シニア街道をゆっくり散歩中
本読んで
映画観て
時々おでかけの記録も
仙台在住で大の阪神ファン

龍三と七人の子分たち

2015-04-29 20:02:35 | 映画 2015年
はずれ

笑えるシーンはいくつもあったけれど

ストーリー的には
すべてが中途半端

龍三が以前つきあった女
今は詐欺グループの長とつきあい
DVにあっているらしいが
そこから助けてあげるわけでもなく

息子の会社が困っていることを
解決するわけでもなく

仲間の一人が殺されても
犯人が殺人罪で捕まるわけでもなく

だから観終わった後
なんだか
モヤモヤ感がたっぷりで
笑ったわりには
爽快感もなく

北野武監督の笑いってこんな感じなのか?

刑事役北野武
一番演技が下手




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アガサ・クリスティー賞殺人事件 三沢陽一

2015-04-27 14:58:31 | 本 2015年
作家志望の青年

新人賞が取れず

絶望して旅に出る

下北駅

老舗の酒屋の若旦那と知り合い
泊まることになった

翌日起きた殺人事件

テントの中の密室

日本酒の八仙

干しイカでデンマーク産チーズを挟んだつまみ
赤カブの漬物を交互に食べると美味

盛岡

秘仏がある宿坊

真夜中の火災
秘仏も灰になった
放火の疑いあり

マッカラン
ウィスキーのブルーラベル

つまみはオリーブオイルがかかっている生ハム

大曲
今は大仙市

知り合ったのは着物の似合う肌の白い女性

つい最近兄を自殺で亡くしていた
両親は早くに他界
二人だけの兄妹

兄は蛇神様を異常に信仰していた

その日泊まった民宿のおかみの話を聞き
自殺に疑問を持つ

山形県鶴岡市 下山添 修理塚
首なし地蔵
最上義康を弔ったもの

そこで起きた首なし殺人事件

犠牲者は子供
犯人として捕まったのは父親

地蔵堂の前で知り合った老婆の話を聞き
父親犯人説に疑問を持つ

最後はその青年がアガサ・クリスティー賞を受賞することになる

その授賞式で起きた殺人事件

事件が起きるまではものすごく退屈な話

事件は近親者の殺人がテーマで気分は悪い

読後感もよくない
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ソロモンの偽証 後編・裁判

2015-04-22 19:38:26 | 映画 2015年
前編はとてもよかったので
後編は期待外れにならないことを願っていましたが
残念な結果になりました

よくできた学芸会の様でした

樹里ちゃん
あそこまで来てどうして嘘を言わなければならないのか
いくら偽証がテーマでも
あそこは真実を言うところでは?

まだ中学生なのに
みんながこんなにしっかりしてるのも
少し違和感

私自身もまわりにも
こんなしっかりした中学生一人もいなかった

テレビでマイクを向けられると
きちんと答えている子供が多くなったなと思っていたけれど
マスコミの発達等で
こんな子ばかりなのか

成長した藤野涼子ちゃんが
あの裁判で
みんな仲良しになりましたと言っていたけれど
校長先生との会話で
成長してみんなどうなったか教えてくれるのかと思った
でもそれはなく・・・
特にまえだまえだのお兄ちゃんと不良の大出俊次くんのその後は?






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サウスポー・キラー 水原秀策

2015-04-16 15:16:35 | 本 2015年
第三回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作品

舞台は日本プロ野球界

チームはオリオールズ
モデルは在京人気球団

監督 葛城はミスタープロ野球と言われた男
もちろんモデルはあの方

優秀な選手が優秀な監督になれるとは限らないとある

主人公はオリオールズのサウスポー沢村

出身大学は六大学に所属しているが
かなり弱いとあるから東大?

沢村の頭の良さは至る所で読むことができるが
東大からプロ野球なんて言ったら成績よりも
そのことでもっと世間に知られてもいいので
違う設定か

沢村が身に覚えのないことで暴力を受け
暴力団とつながって八百長をしているという疑惑で
自宅謹慎されたり2軍に落とされたり

自分で真相を捜そうとするが
過去にも脅迫を受けて
オリオールズからトレードされたり
野球ができない体にされたりした選手が何人かいたという
事実を知る

怪しい人物は何人か出てくるが
一人づつ消えていき
残るはああやっぱりこの人か

昔八百長野球なんてのがあったのを
なんとなく覚えているけれど
一人で八百長なんてできるのか?
変なことしたら替えられるのではと思ったら
何回までどうなるかという賭けもできるらしい

一気読みしたわりには
読後がすっきりしない
せめて女優とうまくいくとか・・・

納得できないのがその女優とのこと

八百長か?なんて騒がれている選手が
女優と会っているのに
なぜにその事は騒がれないのか?
そちらの方が不思議

本当かなという事

その日の観客数は観客席を見まわしただけで決めている
水増ししていることがほとんど
日本シリーズはプロ野球機構が主催しているので
水増し発表はできない

引退間近の選手が
それまでマスコミに冷淡だったのに
急に手のひらを返したように愛想がよくなる
引退後解説者になりたいから

どうなのでしょうか???
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おまめごとの島 中澤日菜子

2015-04-13 15:09:50 | 本 2015年
おまめごと

辞書で引くと真実なことという意味らしいけれど
この本では小豆島が舞台でそのお豆からくる「おまめごと」と
おままごとからくる「おまめごと」という意味があるらしい

東京から小豆島にやってきた高橋秋彦
長身でものすごいイケメンという設定

方向音痴
人の目を見て話せない人間不信気味の
どうしようもない男

ダブル不倫をして
とても仲の良かった娘をも捨てた

しかし離婚が成立する前に相手の女性が病で亡くなる

ひとりぼっちになり
島へ友人の細川忠興を頼ってやってきたのだ
忠興はホテルを経営している

そこで働くことになった秋彦

そして島でも
彼の周りには女性が・・・

子供が四人もいるが旦那に不満のある久留島真奈美

東京での不倫を清算して島にやってきた
独身一人暮らしの三輪言問子(ことこ)

島での生活が落ち着いた頃
前妻が海外出張ということで
娘の遥を預かることになる

捨てられた思いから父親の秋彦に心を開かない遥

途中までは頼りない秋彦にイライラして
読むのをやめようかと思ったくらい

真奈美が夫を拒否し
秋彦に迫っていったあたりから
物語は急展開

そこから一気読み

棚田
オリーブ園
夕陽スポット
このあたり小豆島旅ナビのホームページで見たのだけど
行ってみたくなる

秋彦が遺書を書いて逃げている途中で寄ったレストランはどれ?
いかとアスパラのカレー

舞台の小豆島ロイヤルホテル
天空展望露天風呂がある

どのホテルかなあなんて調べていたら
全室オーシャンビューで島々が見えるとか
海と山の大パノラマ
新鮮な海の幸等々
どのホテルも魅力的

ジヌが映画になったくらいだから
これも映画になってもいいかと思うけど
インパクトがもう少しか?
もっと大きな事件でも起こさないと…

すごいイケメン通りませんでしたか?
と聞いてわかるくらいのイケメン配役は誰?
頼りない感じで女性が放っておけないというから
ワタシ的には向井理・・・
小学生の子供がいるには若すぎるか?
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ジヌよさらば

2015-04-12 14:01:11 | 映画 2015年
東京の銀行勤務だったタケこと高見武晴(松田龍平)

いろいろあって現金に触れないお金恐怖症になり
都会を離れ
学校も警察も病院も郵便局もない
過疎化が進む「かむろば村」へやってきた

彼の世話をするのは村長の与三郎夫婦(阿部サダヲ 松たか子)

この村にはふさわしくないような女子高校生の青葉(二階堂ふみ)
神様と呼ばれている不思議な老人なかぬっさん(西田敏行)

他にも旅館のおかみやヤクザ 助役等々

個性的な人物がたくさん出てくる

笑える部分もたくさんあるが
これが年齢制限なしなのかと思うくらい
暴力は過激

龍平さんとふみさんこの映画でこんなキスシーンする?
必要?


途中からジヌ・・・お金恐怖症から離れていくし
お金がなくて生活できるかどうかなんて
結婚してしまえばどうにでもなるでしょ
奥さんが触ればいいんだから!!

観る前の期待は満点5のところ4
観た後は2

こんな暴力映画だと思わなかったので





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インド・クリスタル 篠田節子

2015-04-04 14:56:45 | 本 2015年
甲府にある「山峡ドルジェ」
精密機械部品製造の会社で
人工水晶の製造と開発に乗り出した

その品質を左右するのは種水晶の品質

しかしよいマザークリスタルがみつからない

それを求めて社長の藤岡はインドにやってくる

採掘会社社長 チョードリー

NGOのスタッフ ドナヒューとコドゥリ村の村長 マンガル

コドゥリ村の地主の息子ラージェンドラ

次々と取引相手を変えながら

その都度いろいろなことが起き抱く不信感

何もなかった村に金のにおいをさせた藤岡が来たことで
人々の生活は一変

次第に村は蝕まれていく

そして藤岡自身
共産主義過激派と思われるものが村に入ったことで
命を失いそうになる

最初から最後まで不思議な存在で登場するのは
ロサという名の先住民の少女

初めに訪れたチョードリーの屋敷で
小間使い兼売春婦として使われていた

もてなしのため藤岡の部屋にやってきた彼女の
不思議な才能に気づいた藤岡
なんとかして彼女を助けたいと思い
教養を身に着けさせるため手を尽くす

幾度かの出会いと別れ
再会するたび
ロサは大きな成長を見せるが
藤岡が期待するようにはいかなかった

最後のロサの姿には涙し
強い意志を持つ彼女の姿に心打たれる

次の話はどこまで真実か
恐ろしくなる話

ロサは幼少期に
親の愛情を奪われ
決定的に情を欠いた育てられ方をされた
そのため自爆テロでも平然とやってのける子に
育ってしまったとある

アメリカとロシアが気象改変を目論んで
上空に向け低周波の電磁波を照射
そのせいで干ばつや豪雨が起きている

インドの正体はどこまで本当なのか

末筆の謝辞を読むと
だいぶ研究されている

全部がうそではないような感じがするだけに恐ろしくなる・・・












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