トライアングルの部屋

シニア街道をゆっくり散歩中
本読んで
映画観て
時々おでかけの記録も
仙台在住で大の阪神ファン

銀幕の神々 山本甲士

2019-12-18 08:15:32 | 本 2019年
今月だけで2冊目の山本甲士作品

さすがです

終わった後
ほんわかさせられます

酒屋の次男 中学生の修
商売柄、手に入る映画の無料券で
任侠映画を観に行ったのがきっかけとなり
高倉健に夢中になってしまう

やくざのおじさんとの出会いで
その実態を知り
病気の従姉妹とのふれあいで
命の大切さやはかなさを知る

深い友達関係を求めず
部活にも入らず
しっかり自分という者を持っている修

なんかいいなあ

小さい時は
できのいい兄と比べられたけど
人生気が付けば
そんなの関係ない

何がきっかけで変わるかわからないんだ

しいて言えば
両親がいつの間にか消えちゃった
成人してからの親子関係
どんなだろう
優しそうなお父さんだったっけ
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バートラム・ホテルにて アガサ・クリスティー

2019-12-17 18:33:13 | 本 2019年
テレビで観て
原作読みたくなり借りてきた

歴史あるバートラム・ホテルが舞台

イギリスの雰囲気
ホテルの古くても居心地の良さが
テレビよりも伝わってくる

バターたっぷりのマフィン!!

食べたくなって
早速買ってきてしまった

この話で
マープルの活躍シーンはあまりないけど
事件がいつ起きるのだろうと
じらされて
実は壮大な事件が起きていたのだと
気付いた時の驚きは
なぜかテレビでは感じなかったこと

何度も観ているのに

省略されているところが多いからでしょうか
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かみがかり 山本甲士

2019-12-03 08:50:26 | 本 2019年
「ひかりの魔女」以降
大ファンになった山本甲士さんの作品

相変わらず読み終わるとスカッとする

いろんな悩みを抱えている人が
ある理髪店に行き
眠っている間に髪型が激変されている

それがきっかけで
今までと違う何かが起きるという話が6話

最後の話 花の巻は
定年退職した祖父の激変ぶり

自分も変わるだけでなく町も変えてしまう

素敵な話

ひかりの魔女もだけど
ドラマ化希望!!






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熱帯 森見登美彦

2019-10-22 07:57:16 | 本 2019年

誰も差後まで読んだことがない
「熱帯」という本がテーマ

現実と想像の世界と

モヤモヤ感いっぱいであるにもかかわらず
最後まで読んだけど
結局
よくわからず
作中の「熱帯」同様
完結した感がなく読み終わった感じ
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将軍の子 佐藤巖太郎

2019-10-07 11:23:17 | 本 2019年
第2代将軍 徳川秀忠の四男
保科正之の話

家光 忠長の次の三男だと思っていたら
四男なのだ

家光の上に長丸という男の子がいたが
幼くして亡くなっている
お江との間の子ではない庶子だった



兄である家光が
弟の存在を知った所
鷹狩りの際に訪れたお寺で
聞いたという箇所
楽しみにして読み進めていたのに
違って書かれていてちょっとがっかり

他のことも
どこまで事実かわからないけれど
キリシタンを疑われた男の処分
大火の際の米蔵の件など
名裁きである!!

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渡部昇一の少年日本史

2019-10-03 13:29:50 | 本 2019年
渡部昇一先生
英語学者 評論家となっている
歴史学者の記載はなし

この本には渡部先生が参考文献に頼ることなく
語っていると書かれている

少年が読んでわかりやすいので
老年の身にも楽に読めた

全く知らなかったことも多々あり

今騒がれている韓国との問題
ここに書かれていることが真実なら
どうしてあんなに騒ぐのだろうかと

韓国に対し日本がやったプラスの面と
マイナスの面があり
マイナスの面だけを問題にしているけれど
プラスの面を韓国の人はどう思っているのだろうか
それを知ってもなお騒ぐのか?


第二次世界大戦はエネルギー問題が発端だった

そして今も資源のない日本は
エネルギー問題が生命線であり
軍事・外交・食糧それらが
エネルギー問題と密接にかかわっていると

資源のない日本にとって
原発を稼働させることが今のところ
ベターな選択とも言っている

ただ単に震災で被害が出たから
反対反対ではエネルギー問題は解決しないと

多角的な視点で考えてもらいたいと

韓国と原発だけ記載したけれど
神話の時代から現代まで
日本の歴史が
詳しくわかりやすく書かれていた

手元に置いておきたいけど
明日には図書館に返却しなければならない

誰かが鉛筆で校正していて
そちらの方が正しいとは思うのだけれど
甚だ不愉快

(渡部先生は2017年に他界されていた
御存命なら今回の韓国問題をどう思っただろうか)
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本当は怖い日本史 堀江宏樹

2019-09-01 10:37:07 | 本 2019年
徳川家康は
大坂夏の陣で死んでいたという説
から始まり
孝明天皇暗殺説まで

こういう見方もあるのかと
恐ろしくもあり
面白くもあり

怨霊だったはずの
菅原道真が
学問の神になるまで

道真を陥れた
藤原時平にゆかりの深い人物が
次々と亡くなったために
できた怨霊説

怨霊にしたのは
時平の出世に嫉妬した
時平の実弟たちだったと

そして
一条天皇が参拝したことで
道真の怒りは解けたとし
大怨霊から護国神になったという
よくわからない理屈だって

そんな話を聞くと
全国にある道真を祀った神社も
なんだかなあ
御利益の有無やいかに
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ぜんぶの後に残るもの 川上未映子

2019-08-24 04:06:37 | 本 2019年
川上未映子さんが
週刊新潮や日本経済新聞に
連載していたエッセイ

冒頭
東日本大震災のことが
載っていて
思わず借りてしまった

最初のテーマは「地震のあとで」

宮城県在住の私と
そうでない彼女とでも
共感できることが
多々あり

たとえば
あの繰り返されたCM

放送局にも都合は
あるんだろうけど
宣伝費は被災地に
寄付したほうがいいと思う
という点

地震からしばらくたって
あの音声をどこかで聞いた時
地震のことが思い出されて
気持ちが暗くなったっけ

他に方法はなかったのかな



笑える話も多くあり

言ってはいけないと
思っているときほど
それがうっかり
口から出てしまうと

お母さんと
プールで泳いだ話も
傑作!!

新幹線の中の
痴漢の話はゾッとするし

飛行機恐怖症には同感

猫より犬が好きと
私と似てるんじゃない?
どんな人?と
画像検索したら
とてもとてもおきれいな方で
そこはだいぶ違っていたのでした
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本と鍵の季節  米澤穂信

2019-08-09 11:08:09 | 本 2019年
米澤穂信さん

学園もので恋愛も殺人も出てこない

前にこんな感じの本
読んだなあと思っていたら
「古典部」シリーズの
最後の話
「いまさら翼といわれても」を
読んでいた
同じ作者とは気づかなかった

こちらは
本と鍵がテーマ

謎を解くのは
図書委員をしている男子高校生二人

開かない金庫の話

態度がおかしい行きつけの美容院の謎

夜にガラスを破り
学校に侵入したのは誰か

自殺した同級生の遺書

父親が残した大金の行方
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水辺のブッダ ドリアン助川

2019-08-06 05:56:41 | 本 2019年
ドリアン助川さん
「あん」の作者

「あん」はハンセン病

こちらは
ホームレスと
頼る身内がいなくて
未成年なのに風俗で働く絵里が主人公

なんとなく
予想通りの展開
同棲・DV・妊娠

ホームレスになってしまった
望太の過去

殺人
罪を償っても
消えない幻

そのため離婚して
別れてしまった娘に対する
罪悪感

望太の親に対する思いが
全く出てこないのが
不思議

見逃したかな

自分が今ホームレスになって
育ててくれた親は
どう思っているだろうとか


ブッダ
仏の悟りを開いた人

望太はブッダになった?

何とも切ない物語

絵里の未来に
少し光が見えてきたのが救いか?
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