トライアングルの部屋

シニア街道をゆっくり散歩中
本読んで
映画観て
時々おでかけの記録も
仙台在住で大の阪神ファン

レインコートを着た犬 吉田篤弘

2015-06-22 10:32:45 | 本 2015年
どこの町だろうか

都会ではないような

地方の人口の多くないどこか

客がこない映画館や古本屋、食堂

そこに集まる人々の心情を
犬であるジャンゴが語る

商売をやめようか悩んでいた人たちが
このままではいけないと
始めた一歩

古本屋は本の整理整頓を始める
映画館は映画案内のリーフレットを丁寧に作る

そしてジャンゴは嫌っていたレインコートを着て
散歩に行く

宇宙とは夜である
夜空は宇宙空間そのまま
異様なのは昼間
太陽の光によって宇宙が見えなくなっている

雨も同じ
雨が降っているときこそ
地球のあるべき姿




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掟上今日子の備忘録 西尾維新

2015-06-16 19:32:42 | 本 2015年
この話の特徴の一つは
登場人物の名前が独特であること

それが少し幼稚にさせているイメージかも
ん?表紙のせいか?

★置手紙(おきてがみ)探偵事務所の所長
掟上今日子(おきてがみきょうこ)

記憶が翌日まで持たず
すべて消えてしまう
どんな病気なんだろう

「博士の愛した数式」は80分だったけれど
それの一日まで伸びたケース?
寝ると忘れてしまう

そのため体中にメモを書いておく

★隠館厄介(かくしだてやくすけ)
勤務先で事件があると必ず疑われて
その度あちこちの探偵に真犯人探しを依頼
その一人が掟上今日子

そして事件の度に退職せざるを得なくなり
職を転々としている

★紺藤文房(こんどうふみふさ)
以前厄介が働いていた作創社という出版社の編集長
やはり事件があり厄介が疑われて退職
責任を感じてその後も気にかけてくれている

研究室で起きたSDカード紛失事件

売れっ子漫画家に起きた
百万円を返してほしければ一億円用意しろ事件

人気小説家自殺か病死か解明事件

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あん

2015-06-15 06:40:46 | 映画 2015年
感想は…

後悔しかない

途中寝てしまったのだ

それも大事なところで…

原作から判断して

ハンセン病の施設に
千太郎(永瀬正敏)とワカナ(内田伽羅)が
初めて行くところあたり

目が覚めたときは
再度訪問して
徳江(樹木希林)の施設の仲間、佳子(市原悦子)と
徳江のことを話すシーン

ハンセン病のことを知るためには
大事なところだったと思う

どう表現していたのか?
悔しいけどレンタル待ちで…

原作との違いは
ワカナの母親が登場している(水野美紀)
あまり意味はないような気もするけれど

千太郎のその後が出てくる
原作読んだ時
そこまで書いてほしかったと思ったから
それはよかったのだが
公園での屋台で生活できるんかな?
初めの一歩ということか

希林さんが
お孫さんである伽羅さんと共演ということで
話題になったが
中学生にしては大人っぽくないか?
でも実年齢も15歳か…
独特の雰囲気があり
これからが楽しみ






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火花 又吉直樹

2015-06-02 13:26:36 | 本 2015年
又吉さんは寡黙で知的な感じがして
芸人としては好きだけど
小説家としてどうしてこれだけ騒がれているのか
不思議 という感想

スパークスの徳永
あほんだらの神谷

漫才をやっている二人の男

花火大会の余興で知り合い
気が合って
度々飲みに行く仲になる

神谷が先輩
売れてなくても
飲みに行ったら先輩が奢る決まり

芸人という外から見たら笑いの世界だが
暗い

最初からずっと暗い

表で明るく漫才やっていても
陰ではこんなに暗いんだぞということか?

途中で読むのをやめたくなったけど
あれだけ評判になっているのだから
いつか盛り上がるのかと期待したけど
最後まで駄目だった

無駄な借金背負ったり
女にふられて一人で部屋に荷物を取りにも行けない
そんな神谷の馬鹿さ加減を言いたいのか?

神谷が行方不明になり
ようやく再会できた時の
彼の変身ぶりにはあきれるばかり

私自身の読解力のなさか趣味の違いか
ページ数少なかったのが救い
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