トライアングルの部屋

シニア街道をゆっくり散歩中
本読んで
映画観て
時々おでかけの記録も
仙台在住で大の阪神ファン

つつじ和菓子本舗のつれづれ  梨沙

2018-11-30 16:21:37 | 本 2018年
つれづれの意味を検索

することがなくて退屈なこと

まさにその通り

大きな事件もなく退屈な話

本を選ぶとき
どうも和菓子ということばに惹かれては
失敗する

「和菓子のアン」シリーズが
おもしろかったので
同様に和菓子の事を中心に
展開すると期待してしまうのがいけないのかも
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生

2018-11-29 13:22:08 | 映画 2018年
本当は字幕の方を
観たかったけれど
時間が合わず
吹替えの方になってしまった

無理しても字幕にすればよかったかも

ジョニー・デップの声が
聞きたかったわ



前作は観ているのだけど
登場人物など複雑すぎて
よくわからず
調べてから観ればよかったと
思ったけれど
帰宅後調べてみてもよくわからなかった

それでも
二時間半近い上映時間は
なぜか眠くもならず

たぶんユニークな動物たちの
出てくるタイミングが
飽きさせなかったのかもと
勝手に解釈

全員で戦うシーンは
なんとかレンジャーを想像してしまい
少ししらけた

あらすじは
簡単に記載すると
捕まっていた黒い魔法使いの
グリンデルバルド(ジョニー・デップ)が逃亡

彼を捕まえるため
魔法省が動き出し
主人公のニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)も
巻き込まれてしまう
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

現場者 300の顔をもつ男 大杉漣

2018-11-25 13:02:01 | 本 2018年
今年の2月に亡くなった
俳優 大杉漣さんのエッセイ

2001年に刊行された単行本に
亡くなってから奥様の弘美さんが
残されたノートをもとに特別寄稿し
文庫化した

記憶に残ったところをいくつか

名前の由来
本名は大杉孝さんという
芸名は大杉たかにしようと思っていると
演出家の方に言ったら
イメージに合わないと言われたと

漣という名前は
大好きなフォーク歌手
高田渡さんの息子さんからいただいた

親近感を持った

その当時ときおり使っていた
コンドームの名前が「漣」

レンという響きと
意味はさざなみ

どちらにも惹かれたと

今や男の子名前のランキングに
いつも入っている名前

彼の影響かしら?




自分は現場と作品の落差の大きさを
楽しんでいるのかもしれないとも
語っている

コメディをやっている現場は真剣
ホラーは意外に明るい

そういうものなのか
現場の人にしかわからないこと



崔洋一監督の
「犬、走る DOG RACE」
出演の時のエピソードが多く語られていた

新宿を走り回った話

産業廃棄液に漬けられた話

傷口のチェックもし
抗生物質の注射もしたのに
どこからかウィルスが侵入したのか
左手がパンパンに腫れたと

レンタルして観たいなと思ったけれど
R指定
暴力シーン多いのかと躊躇



手裏剣の話も面白かった

「関口宏の東京フレンドパークⅡ」での回転盤ダーツ
手裏剣大会全国8位の実績があるから
自信があったと

実は習っていた道場でのメンバー8人だけが出席する
全国大会で8位だったということ
つまりはビリ

それでもダーツでは
見事に命中し
多くの賞品をゲットしたという

そして
俳優家業は命懸けというテーマの所では

死ぬ時は
たまるだけたまった疲れが出て
バタッと倒れてこと切れそうな予感が
自分でもある

と書いている

自分の死因をこのころから
予感していた?



特別寄稿
妻の弘美さんの気持ち

(わたしは孝とまた歩きたかったんだ)

同じ未亡人の身で
なんとなくわかる気がする
何も話さず
以前行ったことのある思い出の地を
ただ歩いてみたいと

大杉漣さん
安らかなご永眠をお祈りいたします
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どんまい 重松清

2018-11-20 05:20:59 | 本 2018年
草野球チーム
「ちぐさ台カープ」のメンバーそれぞれの人生
場所は都大会とあるから
東京
なのにカープ

主人公は最近バツイチなりたて
中学生の娘が一人いる
求職中の洋子

子供のころ
「野球狂の詩」の水原勇気に憧れていたのに
アニメのようにはいかず
女子ということで野球を断念した経験あり


他には

甲子園経験者のメンバー

洋子の娘香織も参加

単身赴任中の男性

離れて住む親の介護と
妻子の間で心が揺れる男性

会社の接待で試合をすることになった男性にとって
わざと負けた方がいいのか
ちゃんと戦った方がいいのか?

この本が最初に書かれたのが
2003年

今ほど広島カープは強くない時代
この重松さんきっとカープファンなんだなあ
岡山出身かなるほど
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボヘミアン・ラプソディ

2018-11-16 10:26:10 | 映画 2018年
世界的人気ロックバンド
「クィーン」のボーカルで
45歳の若さで亡くなった
フレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマ

クィーンの名前は知っていたが
メンバーのことも曲も
何も知らないで観た

対象が知ってる人前提なのか
知っているのが当然なのか
展開が早くて
歌が最初からすごくうまかったの?
二人はもう恋仲?
結婚早くない?
それでゲイ?
その相手がこの人?
いつから付き合ってたの?
とついていくのがやっと

それでも
知っている曲がいくつかあって
それはよく聞く曲で
これってクィーンだったのという
レベルの知識

そんな状態で観たけれど
最後のコンサートでは
感激して
ウルウル
鳥肌もの!!

すごい親日家だったらしいけど
それは部屋着が日本的なデザインだけで表現?

プロフィール調べたら
映画以上にすごい人生だったみたい

45歳でエイズにより死去

生きていたらなあ

先日読んだゴッホの話もだけど
長く生きていたら
もっと素晴らしい作品が残っただろうに
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たゆたえども沈まず 原田マハ

2018-11-03 14:24:58 | 本 2018年
加納重吉は
日本でフランス語を学び
先にパリへ渡っていた先輩の林忠正を頼って
パリへやってきた

忠正は
浮世絵などの日本美術を扱う仕事をしていた

当時日本美術愛好家をジャポニザンと呼び
パリではすごい人気だった

彼らのパリでの成功話かと思いきや
テオドルス・ファン・ゴッホなる人物が登場

あの画家であるフィンセント・ファン・ゴッホの弟である

林忠正も実在する人物

でも重吉は架空の人物

そしてこの話は重吉を交えた?
日本人である重吉から見た
ゴッホ兄弟を描いた物語

「ゴッホゴーギャン展」も行った

映画「ゴッホ 最後の手紙」
ゴッホの絵をもとに
アニメ風に描いた素敵な映画も観た

ゴッホの人生は少しは記憶にあったけれど
この本を読みながら
テオとフィンセント
二人の人生を調べながら読んでしまった

そしてタンギー爺さんやガシェ医師との関係も
あらためて理解した

結末はわかっているのに
どうか誰か助けてと願いながら。

テオがもう少し長生きしてくれてたらなあと

結局兄弟の生存中は
絵は認められなかったのだ
芸術家はそんなケースが多いかも

たゆたえども沈まず

パリはいかなる苦境に追い込まれようと
たゆたいこそすれ
決して沈まない
セーヌ川が幾度も氾濫して
苦しめられても
その都度再建してきた




林忠正の印象に残った言葉

日本人は自分で価値を見出すことはせず
むしろ他人が価値を認めたものを容認する
日本以外の国で認められた芸術を
彼らは歓迎するのだ

浮世絵がいい例
茶碗を包む紙に過ぎなかったのに
パリで認められたとたん
それをパリで売っていた忠正を
「国賊」と責めるようになった



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

菓子屋横丁月光荘 歌う家 ほしおさなえ

2018-11-01 07:32:42 | 本 2018年
川越が舞台の物語

菓子屋というから
川越のお菓子の話がたくさん出てくるかと
食いしん坊おばちゃんは期待したけど
そうではなく

家が話しかけてくる
古い家の語り

幼い頃からその声が聞こえるという
不思議な力を持つ遠野守人

築70年の古民家や
情緒あふれる古き町

そしてそこに新しくオープンする
珈琲豆の焙煎屋

どれも心惹かれるテーマではあるけれど
魅力が少し足りず

家が話してくるからどうなの?
そこからもう一歩踏み込めば?とか

父親が家庭を作れなかったから
自分も結婚には向いていないんじゃないかと
思い込んでいる男性の話など
なにをそんなことで悩んでいるんだ
自分は自分だとイライラ

もっと大きなテーマというか
事件みたいなことが欲しかったなあ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする