トライアングルの部屋

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おみやげと鉄道 鈴木勇一郎

2013-10-01 08:04:45 | 本 2013年
名物で語る日本近代史

日本の特異なおみやげ文化
外国人は日本人の旅文化の中でも
おみやげの風習を際立った特徴として感じているらしい

欧米の駅構内で
おみやげが日本ような形で売られていることは
ほとんどないらしい

観光地にはおみやげ屋はあるが
多くは工芸品などの非食品

反面日本は食べ物 特に菓子が多い

おみやげの英訳 スーベニア

京都八つ橋は堅いものが先にできたが
後に出てきた生八つ橋
新幹線開業で売上が伸びる
移動時間の短縮で
生ものを持ち帰りやすくなったため

後発の会社が「おたべ」と命名

仙台「政岡豆」

「鳩サブレー」
最初は異人くさいと敬遠されていたが
著名な小児科医が幼児の栄養食に最適と
言ったことから人気に火がついた

小城羊羹
成田の栗羊羹

以前団体旅行が主だったものが
個人旅行になり
女性客を意識したみやげに変化していく

「萩の月」
当初はカビが生えやすく売れ行きもよくなかったが
脱酸素剤を袋に入れることで
保存性が改良
さらに
東亜国内航空の仙台ー福岡便で機内食に採用
そこから爆発的に人気を呼び
仙台と言えば萩の月と言われるほどの
ブランドになった

「白い恋人たち」
これも飛行機の機内食から認知されるきっかけになる

それらをみたら
各菓子メーカーは機内食を航空会社に無料で提供して
宣伝の場にしたらいいのに・・・
今はどこもやってないのか??

長く不在だった東京みやげの代表
「東京ばな奈」
なぜ東京で生育していないバナナが東京名物に
使われたか
バナナが幅広い年齢層に親しまれる果物である
年配の顧客には懐かしさを感じてもらえる
ネーミングは当時話題になっていた
作家吉本ばななさんからヒントを得た
ばななではなく「ばな奈」だったんだ
無意識だったが言われてみればそうだった

おみやげを選ぶ際のポイント
個別包装
包装に行った先の地名入り
配る際に切る必要がないもの

赤福はその場で食べることが前提
伊勢に行って赤福食べたい・・・
これがこの本を読んで一番感じたこと
今はデパートの物産展でも買えるかな?

 

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