終の信託

最初から最後まで
暗くて重い１４４分だった

山場は患者役の役所広司さん臨終シーン
リアル！！

吸入器の長い管を本当に口から出した
むせなかったのか？

自分の母親の臨終時を思い出してつらくなる

もう一つは検事役大沢たかおさんとの
やりとりのシーン

約束の時間を過ぎてもわざと待たせたり
早くサインをすれば帰れると思わせたり
検事に対して悪い印象を持ってしまった

被疑者がこう言ったらこう返そうと
すべて考えているのだなあ
自分がこういう立場になったら怖い

思っていることの半分も言えないうちに
犯人にされてしまいそう

実話を元にしたそうだが
東大卒で女医　教養がある割に
考えが浅はか
不倫して結婚を期待したり
失恋して自殺未遂・・・
患者の意思を書面で残さず
安楽死に同意したり
考えが浅はか

草刈民代さん
さだまさし氏に似てキリギリス顔
お疲れか肌の荒れが気になった

オペラ
プッチーニの「わたしのお父さん」
挿入
じっくり聞きたい曲！！

ｆｒｉｅｎｄｓ もののけ島のナキ

原案は「泣いた赤鬼」

普通のアニメは動画ができて声を吹き込むのだが
これは最初に声優の台詞を収録して
口の動きからキャラクターを反映だって
なんかすごい

フルＣＧだが一部ジオラマを合成

もののけが住むと恐れられた不気味な島
ある日　人間の赤ん坊コタケが迷い込んだ
人間側だけではなく
もののけたちも人間に怯えて暮らしていたので
コタケを見てパニックになる
暴れん坊の鬼ナキ（声：香取慎吾）と友人のグンジョー（声：山寺宏一）が
コタケの面倒を見ることに…

一緒に暮らしているうちにナキとコタケは“ともだち”になっていく

それでも母親を恋しがるコタケ
人間の元へ送り届けるナキ

人間に受け入れられない鬼のナキのため
一肌脱いだのはグンジョー・・・

香取慎吾のだみ声が鬼にマッチ

ゴーヤンが阿部サダヲ
猫のもののけミッケがＹＯＵ

山寺宏一さんは相変わらず素晴らしい！！

ショーシャンクの空に

１９９４年　アメリカ映画

銀行の副頭取までなったアンディ・デュフレーン
妻とその愛人を射殺した罪で終身刑の判決を受ける
アンディは容疑を否認したがショーシャンク刑務所に投獄される

その刑務所で「調達屋」と呼ばれ
服役囚たちから慕われていた囚人レッド（モーガン・フリーマン）と出会い
親しくなる

他の囚人や刑務所所長からのいじめにも屈しないアンディ

アンディの様子がおかしい
アンディにロープを渡した
朝の点呼でも出てこない
もしかしたら・・・

途中で観ているのがつらくなるシーンがいくつもあったが
お気に入り映画上位に常に入っているのだから
ラストは素晴らしいのだと
気持ちを強く持って観ていた

アンディがレッドに言っていた
仮釈放になったら
木の下の
黒い石の下を掘れ
のことばを信じ期待して観ていた・・・

信じて観てよかった

長い間刑務所暮らしで
ようやく釈放されて
仕事と家が与えられても
家族もいなければ孤独で
つらいものなのだなあ

大統領の理髪師

2004年韓国映画

舞台は1960年から1970年代

平凡な理髪師だったのに
大統領の理髪師になったことからの苦悩

一人息子の事件・・・

番組情報に
彼の勇気によってやがて奇跡が訪れる
となっていたので
どんな奇跡だ？と
少しわくわくして観ていた

一人息子がスパイと間違われて捕らわれ
半身不随で戻ってきたとき
それを機に怒りが爆発し
何か政府を変えることを起こすのかと思った

そのうち大統領は死に
新しい大統領に代わっても
何も状態は変わらない
相変わらずの暴力的な政府・・・

ちょっとがっかり
奇跡と言えば奇跡だが
その当時の韓国を変えるような奇跡かと・・・

主人公は僕だった

歯磨きの時
歯ブラシを動かす回数
通勤時
バス停までの歩数

その他の生活すべてのことが規則正しい毎日を過ごす
国税庁職員ハロルド・クリック

ある日自分の行動を小説のように読み上げる
女性の声が耳元で聞こえてくる
そこには死の暗示が・・・

必死で原因を探すハロルド
かたわらパン屋の女性オーナー
アナ・パスカルとの出会い
ハロルドが一目ぼれはわかるが
彼女の方がこうも簡単に落ちるとは・・・

確かにハロルドの歌う歌は妙に心にしみてくるが

腕にタトゥーを入れている女性と
ガチガチのお堅いハロルド

人生
時には羽目を外してみないと
小説通りではつまらないですよ～～
ということを言いたいのか？

いろんな精神科をまわってだめで
大学の文学部の教授のところまで
たどり着くのだが
文学部の教授（ダスティン・ホフマン）が
なぜにプールの監視員だか？指導員だか？をするのか
単に脱がせて肉体を見せたいから？

問題の小説家
カレン・アイフルの
小説のアイディアを悩んでいる時の姿と
書き終えた後の爽快感を持った美しさの
違い

カレンの仕事部屋の空虚感も記憶に残る・・・

モンスターホテル

世界中のモンスターが集まるホテル

オーナーはドラキュラ

娘のメイヴィスの118歳の誕生日を祝うために
モンスターたちを招待した

だがそこへ、モンスターの敵
人間の旅行者ジョニーがやってきてしまい
彼とメイヴィスが恋に落ちる

吹替え声優がユニーク

ドラキュラは山寺宏一さん
メイヴィス川島海荷さん
ジョニーがオリエンタルラジオの藤森さん
ドアにぶらさがる首がクリス松村さん

特に藤森さんは
藤森さんをモデルに
このキャラクターができたのではと思うくらい！！
普通にかわいい～～と言っているところを
かわゆい～～と言ってるだけ・・・
ではない
若者の軽い感じがぴったり！！

川島さんは最初誰かわからなくて
あまりうまくないので
声優ではなくタレントさんだなと思っていたら
やっぱり
練習が必要かと・・・

千両花嫁 山本兼一

江戸時代末期
京の町　三条木屋町

とびきり屋という道具屋の夫婦の話

夫真之介　妻ゆず

ゆずは京でも名代の茶道具商からふね屋の一人娘

真之介はその店の二番番頭で
生まれたばかりで捨てられていたのを
主人の善右衛門が拾い
養ってきた

故に親は結婚には大反対

千両花嫁
結婚を認めてほしいなら
千両稼いでもってこいと言われ
一生懸命働き
わずか一年で千両を作った

坂本竜馬や勝海舟、高杉晋作も交えて
刀や茶道具　掛け軸等々
見立ての話

以前「ええもんひとつ」という
この話のシリーズ物を読み
とてもおもしろかったので
この本を見つけ
迷わず読み始めたが
内容が似たり寄ったりで
夫婦になることを両親に反対されていた事や
許婚のお茶の師匠の所に勝負を挑む事など
同じようで
読んでいるうちに飽きてきた・・・

西の魔女が死んだ

「西の魔女が死んだ」で検索すると
読書感想文でヒットする

登校拒否になった中学生のまいが
学校に行かずに過ごした日々

学校だけがすべてではないよ
一時的に行けなくなっても
人生何とかなるとでも言いたいからなのか

この原作を読んで５枚も感想文を書かなければならないなんて
自由に書かせればいいものを
そういう決め事自体が
学校を楽しくないものにしているよなあ

学校に行くことが苦痛になったまい
心配な母親（りょう）は自分も働いているので
まいをおばあちゃんに預けることにした
おばあちゃんはイギリス人
母親とまいはおばあちゃんを「西の魔女」と呼んでいる
魔女の血筋だと知ったまいは
自分も魔女になるべく修行をすることに・・・

修業とは
早寝早起き
食事をしっかりとる
良く運動する
規則正しい生活
そして何事も自分で決める
単純なようでなかなか難しいこと
それらのことがしっかり出来ていないと
朝も起きられず
自然に学校に行きたくなくなるというもんだ

ジャム作り
洗濯機を使わないでシーツを洗う方法
虫除け
にんにくの芽とバラを一緒に植えておくと
虫がつかないなど
おばあちゃんの知恵も教えてくれる

手嶌葵が歌うテーマ曲
山梨が舞台と言う自然あふれるおばあちゃんの家
日々の嫌なことを忘れてしまいそう
隣りに住む嫌な男（木村祐一）を除いては・・・
まいではなくとも
この男が顔を出すと憂鬱になる

最後のおばあちゃんからのメッセージが洒落ている
死ぬ寸前まで一人で家で元気に暮らしていたからこそ
なせる業！！

パンにジャムを塗って食べるシーンが出てくるが
パン焼きすぎ？
かたそうなのが気になった

ソフトボーイ

佐賀県立牛津高等学校で
実際にあった話を元にした
男子ソフトボールにかける高校生を描いた青春映画

県内唯一の男子ソフトボール部を作れば
即全国大会！！
女の子にもてる
ヒーローになれるという単純動機！！
その言葉につられてできた
ソフトボール部

全国大会に出ても
ぼろ負けしてみっともない姿を見せたら
元も子もないんじゃない？

みっちり練習してきたほかの高校の生徒たちを
なめとんのか！！と言いたくなる

実話だけに展開を変えて面白くするわけにもいかないし
アニメ「キャプテン」みたいな結果を期待して観たんだけど・・・

佐賀だけに「はなわさん」が角なしで出演していた

化粧師

原作は「八百八町表裏 化粧師」という
石ノ森章太郎さんの漫画で
時代背景は江戸時代後期

映画の方は大正時代
主人公は椎名桔平演ずる化粧師の小三馬
今でいうメイクアップアーティスト

世間からは無口で偏屈
寡黙な男だと思われていたが
実は理由があったのだ
それがわかってから観ると
また新たな発見が・・・

化粧によって変わる女

女優の卵の小夜（柴咲コウ）
文字も読めない奉公人の時子（池脇千鶴）
小三馬を慕い弟子入り志願している
天婦羅屋の娘純江（菅野美穂）
声の出ない息子に常に苛立つ母親（岸本加世子）

小三馬が女たちに化粧する時の仕草の美しさと色っぽさ
ちょっとドキドキする

今から10年前に公開された映画で
みんな若い！！
菅野美穂さんの初々しさ
時子奉公人先の奥様役いしだあゆみさんも
大正時代の洋装がとても美しい

天婦羅屋の夫婦役
田中邦衛さんと柴田理恵さんの二人もすごくいい感じで
お似合いです