トライアングルの部屋

シニア街道をゆっくり散歩中
本読んで
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時々おでかけの記録も
仙台在住で大の阪神ファン

空飛ぶタイヤ

2018-06-29 15:20:59 | 映画 2018年
何の情報もなしに
観たのだが
やはり実話を基にした話だったか

2002年に起きたタイヤ脱輪事故
被害者は
歩道を歩いていた子供を連れた母親

たしか遺族が少しでもズレていれば
助かったかもしれないのにと
言っていたのを聞き
運命は残酷だと思ったのを記憶している


主人公 赤松徳郎(長瀬智也)

運送会社の2代目社長
脱輪事故はトラックの整備不良が原因とされ
会社は倒産の危機に!!

整備担当者やその記録から
納得できない赤松は調べていくうちに
同じ車種で過去にも同じような事故が起きていることに
たどりつく

リコール隠し

しかし相手は巨大な財閥グループ

さてさて
どこから道は開けていくのか・・・

赤松が立ち向かうホープ自動車の担当者は
沢田(ディーン・フジオカ)

イケメンが悪者役?
と思いきや
やっぱりね

ホープ銀行のイケメン行員
井崎(高橋一生)も同様
グループ企業に全面的に味方するのではと
思われる銀行の中で信念を貫く役

そういう目で見ると
渡辺大さんはイケメン枠ではないのだな
(赤松運送への融資を拒否する銀行員)


池井戸潤さんの原作なので
「下町ロケット」同様
中小 零細の企業に味方して終わるのは
わかっていたけれど
におわせて終わるというラストは
嫌だなと思い
残り時間を気にしながら観てしまった

その点では納得のいくラスト

キャストは
ほかにも豪華な面々

妻役は深田恭子さん

赤松運送専務に笹野高史さん

ホープ自動車の中でも
真相を暴こうとする社員の一人で
沢田の友人がムロツヨシさん

リコール隠しの親玉は
岸部一徳さん

警察関係は寺脇康文さん

お笑いのTKOのお二人

柄本明さんも出てました
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架空の犬と嘘をつく猫 寺地はるな

2018-06-27 13:25:05 | 本 2018年
羽猫(はねこ)家

祖父母と両親 長女 紅 長男 山吹(やまぶき)

次男の青磁は小さい時に事故で亡くなった

母親の雪乃は精神的に
青磁が亡くなっている現実と
青磁が生きている架空の世界とを
行ったり来たりしている

山吹はそんな母親に差出人が青磁の
偽りの手紙を書く

父親は妻雪乃や家族から逃げるように
外に女を作る

祖父は遊園地を作る計画を立て
周りからホラ吹きと言われている

事故で亡くなった青磁は気の毒だが
紅と山吹もかわいそう

親の愛情が二人に向かなくなった
それでも悪の道に進むこともなく
生きている
(紅は家を出てしまったが)

話の中で
不憫な子供と表現している

生きてる者も亡くなった者も
兄弟三人とも不憫

その後山吹は結婚するが
子供ができない

苦しむ妻の姿

それにも山吹は優しく穏やかに接する

ラスト 成功してほしいなあ

今までの不憫な人生も意味があるものになるのでは・・・


印象に残った一部

妻雪乃は夫淳吾を愛しているらしい
愛している、あるいは憎んでいる
同じことだ
心の大部分をその相手に占有されているという意味で

なるほどね

憎みたくなるような相手は
忘れた方がいいんだ

心にあるのも憎たらしい









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羊と鋼の森

2018-06-25 10:19:44 | 映画 2018年
ストーリーは地味
取り上げた職業
「調律師」もピアニストの陰に隠れて地味

主人公 外村直樹(山崎賢人)
なんとなく生きていた高校生が
調律師という職業を知り
生きていく目標を見つけ
それに向かって努力していくという普通と言えば普通の話

それなのに
なんて素敵な映画に仕上がっているのだろう
という感想

映像も音楽も
とても素晴らしくとても癒される

素敵な音楽を聴きながら
森林浴をしたみたいな・・・

上白石姉妹のピアノ演奏がすごい

実際自分で弾いているのか
調べてみたけれど
どうやら自分たちで弾いているらしい

お母さまが元ピアノ教師とのこと

外村が調律師になったきっかけを作った男
板鳥(三浦友和)の寡黙ながら
外村に進むべき道を知らせてくれる態度は
とても魅力的

ほかにも素敵なキャストがたくさん登場

原作は本屋大賞を受賞した作品だけど
映像がない本で
どういう風に表現しているのか
興味があるところ!!
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万引き家族

2018-06-22 18:52:53 | 映画 2018年
先入観なしで観た


どんな人間関係か
少しづつ謎が解かれていく感じが
面白さを増している気がするので
書かないでおこうかな


いろんな家族があり
いろんな幸せの形があるってこと

どんな関係なのかわからない
6人の同居人

狭い狭い家で
それぞれが一緒にいて幸せを感じている

永遠に続いてほしいような
そんな気持ちになる

印象に残ったところ

樹木希林さん演ずる初枝の
歯がない様子
実際入れ歯だったのを
この作品のために外したらしい
女優魂

万引きのシーンは
こんな手口があったのかと感心する
マネする人出てこないんか?

みんなで海水浴に行き
5人が海で戯れる様子を
初枝が幸せそうに見ているシーンも
忘れられない

カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞したのだが
どこが良かったんだろうとか
これはどういう風に訳されているんだろうとか
ついつい
考えながら観てしまった

安藤サクラさんのお尻も素敵!!

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きげんのいいリス トーン・テレヘン

2018-06-15 06:00:34 | 本 2018年
「ハリネズミの願い」を書いた
トーン・テレヘンの作品

どうぶつしか登場しない

ほかにもテレヘンの規則があり
同種類のどうぶつは複数登場しないとか
物語の内でだれも死なない
人間とペットは出てこないなど

奇想天外などうぶつの世界

お笑い大好きの私から見れば
え?そこがオチなの?
というコントのような?

そう思って読んでいったら
28章のアリの言葉
「なんて日だ」だって
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妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ

2018-06-08 06:49:18 | 映画 2018年
シリーズ三作目

いつもながら
平田家の騒動記

少しづつキャストが変わっているんだけど
小林稔侍さん演ずる役が
前回死んでいるのに今回は父親周造の同級生角田という
医者役で登場しているのには笑う



ストーリー


平田家の長男 幸之助(西村まさ彦)が仕事をしている間に
妻史枝(夏川結衣)が家事の合間についウトウト
そしてその間に空き巣に入られ
史枝のへそくりが盗まれたもんだから
夫が激怒

ウトウトとへそくりに対しての怒り

心ない言葉に史枝はとうとう家出をしてしまい
その上
母親富子(吉行和子)が腰を痛めて家事ができず
平田家は大混乱


どこにでもあるような
家族のトラブルと思ってしまえばそれまで

でも突っ込みどころ満載

2018年が舞台ではないのではと
思いたくなる箇所がいくつかあり

たとえば
周造が富子に対して
おまえ通帳なんか持ってんのかと聞いてるけど
年金もらってるような年齢で
銀行に口座なかったら
振り込みはどこにしてるんだ

息子たち
上の子は中学生かな?
米を研ぐことぐらい教えてないんかね

それに
今時コンビニでもスーパーでも
お惣菜売ってるではないか

家事する人がいないだけで
朝バナナだけ食べてるってどうなの?

近くになければ
お父さん車出して買ってくればいいのに

出勤時間ギリギリの起床?

鍋をコンロにかけて
ボヤ未遂の件
火災警報器は義務でしょ
あのくらいなら音が鳴るんでないの?

お母さんが帰ってこなくて
離婚するかもと
泣いてる息子たち
かわいいこと

我が息子ならありえない

兄弟で
おまえどっちについていく?
俺はこっち
とかドライに話したりするんでないのかなあ


もうひとつ言わせてもらえれば
次男嫁 憲子(蒼井優)
ちょっと口出し過ぎな気がする

なんでも言い合える家族を象徴してるのかも

まあいろんな家族があるから
これもありだけど

私的には無理

長男嫁みたいに家族に尽くせない
長女みたいに実家に関わるのもない
次男嫁 仕事してるのに
こんなに夫実家に来るのもない!

心配はしてもせいぜい電話かLINEくらい





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