トライアングルの部屋

シニア街道をゆっくり散歩中
本読んで
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時々おでかけの記録も
仙台在住で大の阪神ファン

ぼくもだよ。神楽坂の奇跡の木曜日 平岡陽明

2021-03-24 15:05:23 | 本 2021年
盲目の女性 竹宮よう子
職業は、どこかに書いてあったかな
エッセイスト?

古本屋の主人でバツイチ
毎週木曜一人息子に会えるのを楽しみしている 本間

それぞれの人生が交互に書かれている

印象に残った所

生まれつき全盲の子は信じられないスピードで
点字が読める
晴眼者と同じくらいの速度で読めた
中途失明者は大変らしい

ピアノの早期教育みたいなもの

本間が古本屋で行うために考えたフェアの中に
おもしろい箇所があった

妻を亡くした夫の回想録
これはうんざりするほど多いのだと

その反面
夫を亡くした妻の回想録は
うんざりするほど少ないのだと

なんだか想像できます

本屋に作った漢方コーナーに
来てくれた先生の話

もっとお米を食べて
毎晩炊飯ジャーでお粥を作っておいて
翌朝に食べる
お米は生薬
お粥は薬膳
糖質ダイエットでお米を目の敵にするなんて
亡国論です

この先生
本間の健康状態をピタリと当てたら
100%信じたかも

どうしてハズレの設定にしたのかな

でもお米はおいしいです

話に登場する
韓国薬膳料理の店「松の実」は実在した

1日3組限定だって
話の中では1日4組になってた
コロナ対策で減らしたのかも

そもそも目は五億年ほど前に
奇跡のように誕生した器官
本当かな
初めて聞いたけど

ストーリーは
どんな奇跡が起きるんだろうと
思いながら読み進めた

まさかまさかの
そんな訳あるはずないという展開
小説はどうにでもできると
少々呆れる

よう子の本名がかすみというのも
なんだか嫌だし

本間が元妻と初めて結ばれたシーンも
なんだか表現が嫌い

一人息子のふうちゃん
アメリカに行かないでと強く思ってしまった

五歳と言ったらかわいい盛り
週に一回は会ってたのに
しばらく会えなくなるなんて

お父さんと会えなくなるなら
アメリカなんて行かないと
ふうちゃん言ってくれないかななんて
願ってしまった

ラスト
本間は今彼女に対して
紐帯(ちゅうたい)を感じていた

紐帯って?
辞書検索
知らなかった
ひもとおび転じて、二つのものをかたく結びつけるもの

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ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人 東野圭吾

2021-03-19 07:18:37 | 本 2021年
東京駅から新幹線で約一時間
そこから私鉄の特急列車に乗り換え
さらに一時間

そこがこの話の舞台
名もなき町

コロナ禍になってからの小説を読むのは初めて

いつ頃から執筆を始めたのか?

葬儀の所は興味深い

オンライン葬儀

祭壇があり、住職が経を読むところにいるのは
身内だけ

参列者は換気が行き届き、椅子の間隔も十分空けてある別室で
葬儀の様子を動画で観る

焼香の際は受付で渡した整理番号順に
会場に入る

参列できない人にはインターネット配信

「有名人が死んで
心不全と報道されたら
自殺か事件か腹上死」

こう言っているのは
殺された神尾英一の弟で
マジシャンでもある武史

英一の娘真世と協力し合い
見事に殺人事件解決のショーを見せてくれた

でもその武史が
「今まで猫嫌いの女の子に会ったことがない」
なんて言っている
だからこの心不全の話はあまり信用できないかも
だって私は猫嫌いだから
(女の子と断っているだろと言われそう)

「生産的な仕事をしたことない政治家や役人は
何でもかんでもリモート テレワークというけど
一度現場を見てみろ」
これは真世談
テレワークでできる仕事の確率って
どのくらいなんだろう

「一般的に人間は、何かを想像しながら話そうとすると
目が右上を向きやすい
逆に事実を思い出しながらだと左上を向く」
これは武史

つまり嘘をつく時は右
本当のことを言う時は左

これも本当かな?
心理学にあるのか?
マジシャンには心理学も必要

コロナ禍で家族がずっと家にいることになった時の
ある家族の様子

こんな感じも多いのかも
コロナ離婚増えているのか?

ストーリーよりも別の所に興味が行ったところが多い

ストーリーは途中でこの人が犯人かも
そしてその理由はこうかもと
予想したら
見事に当たってちょっとがっかり

あえてすぐ予想できるように
書かれたのかもしれないけど
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半七捕物帳(一) 岡本綺堂

2021-03-06 10:34:28 | 本 2021年
お文の魂

石燈籠

勘平の死
「忙がしい師走の社会と遠く懸け放れている老人と
若い者とは、時計のない国に住んでいるように
日の暮れる頃までのんびりした心持で語りつづけた」

子ができず妾の子を跡取りにした直後
本妻に子ができた
サスペンスによくある話ではあるのだが・・・

湯屋の二階

お化け師匠
お化け師匠というあだ名の
踊りの師匠が首に蛇が巻き付いて死んでいた

半鐘の怪

奥女中

帯取りの池

春の雪解

広重と河獺

朝顔屋敷

猫騒動

弁天娘

山祝いの夜

箱根
東から来た人は小田原に泊まり
西から来た人は三島に泊まり
翌日箱根八里の山越しをする

難所の山を越えた時に、酒宴をして祝う事が
山祝い

半七が泊まった宿で殺人事件が起きる
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