トライアングルの部屋

シニア街道をゆっくり散歩中
本読んで
映画観て
時々おでかけの記録も
仙台在住で大の阪神ファン

しあわせのパン

2012-08-30 15:26:26 | 映画 2012年
北海道 洞爺湖の畔
オーベルジュ式のパンカフェ「マーニ」を経営する夫婦
大泉洋と原田知世
(オーベルジュ
主に郊外や地方にある宿泊設備を備えたレストラン)

大泉洋はみずしま君と呼ばれていたから
水島君だと思ったら水縞君だって




それぞれのシーズンの三つのストーリー

夏は平岡祐太と森カンナ
秋は光石研と子供役の八木優希
冬は中村嘉葎雄と渡辺美佐子

みんな悩みを持って「マーニ」にやってくるが
パンを食べて幸せな気分で帰って行く

童話「月のマーニ」実在しない絵本らしい・・・

洞爺湖に月浦という地名はあって
このカフェは実在するらしい

平岡祐太さん
21という数字入りTシャツ着ちゃって
阪神岩田の背番号
似ている気がしないでもない

光石研さん先日「めがね」でお会いしたばかり
こっちはだいぶくたびれてますね

出た!!まさかの余貴美子さん
(またかの余さん・・・)

アコーディオンや
列になって歩くシーン
映画「スープ・オペラ」を思い出してしまう

焼き立てパンはもちろん
器や店内のオブジェ
原田知世さんのファッション

どれもが素敵!!




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小公子 バーネット

2012-08-30 14:51:57 | 本 2012年
「秘密の花園」の感激をふたたびと
同じバーネットの代表作を・・・

昔読んだはずなのに
こんな話だったかと
初めて読む気分

アメリカ生まれのセドリック・エロルは母と二人暮らし

ある日訪ねてきた弁護士のハヴィシャムによって、
自分がイギリスの伯爵家の跡取りであることを知る
彼の父は貴族の三男で、母親と駆け落ち同然に結婚したが
彼を含めた貴族の息子が全員死亡したため
跡継ぎがセドリックしか居なくなった

彼の祖父であるドリンコート伯爵は厳格な癇癪持ちで
セドリックの母を
息子を唆したアメリカ女と嫌っており
セドリックは城に自分と一緒に住み
母親は別の屋敷に住まわせることにした

どうして母親と一緒には暮らせないのかを知らないセドリック
それでも純粋で無邪気なセドリックの優しさは
ドリンコート伯爵の頑なな心を少しずつ動かし、変化させる

アメリカとイギリスの歴史や政治の背景の違い
伯爵という身分

そのうちセドリックにも反抗期がくるかもしれないし
反抗期がないと成人してからが心配だというし・・・
なんて

人がいいからセドリックが伯爵になったら
騙されて財産を失うんじゃないか
なんて
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映画***「めがね」

2012-08-28 08:49:17 | 映画 2012年
「かもめ食堂」と同じ監督荻上直子さんの作品
主役も同じ小林聡美さん
スタッフも一緒らしい

相変わらず登場人物の背景がほとんどわからない

場所も不明
とある南の島・・・与論島らしいが

主人公タエコをはじめ
どうしてこの島にやってきたのか全然わからない

いつになったらその理由を告白するのか・・・

もう後残り数分・・・
気をもんでいたら
映画はエンド・・・


たぶん何かから逃避してやってきたであろうという
想像だけで終わっているので
かえって癒されるのかも

「かもめ食堂」といい
この「めがね」といい
食の部分がとても美しく丁寧に描かれている

民宿のキッチンの清潔さ
おいしそうな盛り付け

食を扱うときの手のしぐさがとてもきれい

題名を知らないで観たら
この映画は「かき氷」が適当ではないかと思ったりもした

めがねに意味があったのか?
単に全員めがね?

ずっと黒の衣装、黒のめがねだったタエコが
次に島にいるときには赤の衣装 赤のめがね・・・




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映画 秘密の花園

2012-08-25 13:49:52 | 映画 2012年
製作年度 1993年

バーネットの児童文学を映画化

原作を読んでから観たので
いろいろ不可解な点もすんなり理解できた

原作は両親がコレラで死んだことになっているが
映画ではインド大地震

メリーとメアリーの名前の違い

コリンとメアリーは
いとこ同士はあっているのだが
母親同士が双子の設定

食欲がすごくて健康そのものになっていることを
使用人たちにばれないようにするシーンもカット

主人公メアリーを演ずるケイト・メイバリー
不思議にかわいい
最初の影がある感じが
気づいたらラストにはかわいい女の子に変わっている
本当に自然に変わっている

撮影秘話
いろいろな所の屋敷や庭を合成して作っているそうな

舞台になったイギリスのムーア地方で検索した結果

イギリスきってのワイルドな風景が広がるダートムーア地方。
「ムーア」とは荒れ野のこと。
コッツウォルズが箱庭だとすると、こちらは自然の野趣がそのまま生きている地方だ。
そのカントリーサイド独特の風景を求めて、イギリスの人たちは乗馬やウオーキングにやって来る。
シャーロック・ホームズの傑作の舞台だったり、アフタヌーンティーに欠かせない「クロテッドクリーム」の代表的産地だったり、様々な魅力を持つ場所でもある。
宿場町のモートンハムステッドや、アウトドアの基地として名高いチャグフォードを訪ねて個性的な人々と出会い、イギリスの田舎を味わいつくす。
(NHK 世界ふれあい街歩きより)

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秘密の花園 バーネット

2012-08-24 08:52:31 | 本 2012年
児童文学

小さいころに読んでいるのだが
内容はほとんど覚えていない
先日読んだ高橋克彦さんの「緋い記憶」のあとがきに
この本のことが書いてあったので読みたくなってしまった

インドで両親を亡くしたひねくれ者の少女メリー
イギリスの伯父さんの家に引き取られる
大きなお屋敷
伯父さんはほとんど家にはいない

ひ弱なメリーは
召使いのマーサに外で遊ぶことを教わる
庭で縄跳びをしたり
庭いじりをしているうちに
すっかり健康になっていく

そして見つけた秘密の花園

この話の立役者は
12人も子供を育てているマーサの母親だと思う
マーサにメリーのことでアドバイスしたり
縄跳びを買ってあげたり
伯父のクレーブン氏に忠告したり・・・

冬の寂しいムーア(荒野)や広い庭
春になりそこに草花が目を覚ましてくる様子

それが目に見えるように描かれていて
それはまるで両親を亡くし不幸のどん底だったメリーが
段々とたくましい少女に生まれ変わっていく様子と似ている
そしてコリンも・・・

ラストは本当に感激もの!!
「このときベンは
クレーブン氏がミセルスウェイト屋敷の当主になってから
はじめて起った、劇的な事件の目撃者になったのでした」

子供が大人を驚かせるため
その瞬間まで事実を隠そうとする姿
ハイジの話で
歩けるようになったクララが
祖母と父を驚かせるシーンとも重なるものがある
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マダカスカル3

2012-08-18 15:26:45 | 映画 2012年
久しぶりの映画館

しまうまのマーティの声 柳沢慎吾さん
あまりにもはまり役で
彼の声が聞きたくて行ってしまった

ライオンのアレックス
シマウマのマーティ
カバのグロリア
キリンのメルマン
アフリカを出て、故郷ニューヨークに戻ることを決心
彼らはモンテカルロのカジノにいるペンギンズを捜しに行き
そこで騒動を起こしたせいで動物管理局に追いかけられることに・・・
逃げ惑う彼らの前に運良くサーカス団の列車が現われ、
乗り込むことに成功するが
それは人気の落ちたサーカスだった

夏休み期間中で
まわりは子供連れのファミリーがほとんど

小さな子が時々大きな声を出していたが
それもうるさく感じないほど
賑やかで楽しい映画だった

でも前作の方がおもしろかったかな

動物管理局のデュボア警部が怖い!!

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ディズニー そうじの神様が教えてくれたこと 鎌田洋

2012-08-18 15:04:27 | 本 2012年
「いいかい?
僕はね、子供が床にポップコーンを落としても
躊躇なく拾って食べられるくらい
床を綺麗にしてほしいんだ」

ディズニーの世界で「そうじの神様」と称えられた
チャック・ボヤージンのことばである

カストーディアル(清掃員)

ディズニーリゾートへ行くと
いつもリズミカルに清掃している姿に驚き
ある意味で芸術的とさえ感じてしまう

その姿の裏にこのような世界があった・・・

明るい所にいるカストーディアルばかりではない
ゲストが帰ってからが職場であるナイトカストーディアルもいるから
ディズニーリゾートは成り立っているのだ

「夢はあきらめなければ叶う」
この本の著者で
初代ナイトカストーディアル・トレーナー兼
エリアスーパーバイザー鎌田氏の成功の源

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オボエテイル

2012-08-15 19:12:58 | 映画 2012年
先日高橋克彦氏の「緋い記憶」を読んだが
映画になっていることを知り
さっそくレンタル

正直言って観なきゃよかった~~~
原作の衝撃が消されている

遠い記憶
まず主役のイメージ
村上と知り村上弘明?合ってるかもと思ったら
村上淳さんという方でした
年齢がよくわからない外見
ヘアースタイルと髭・・・

そして原作とのラストの違いにがっかり
地震がそんなに意味あるのか

前世の記憶
これは「緋い記憶」に掲載ではないので
読んでいないが
読んでいないからか
結構ゾオッとくるものがあった
父親役のおでこの広さが妙に笑える・・・

緋い記憶
これも原作では重要な意味を持つ
性の表現が消されてしまっている
主役が香川照之さん
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緋い記憶 高橋克彦

2012-08-14 08:51:53 | 本 2012年
赤いではなく緋い(あかい)
緋色・・・濃く明るい赤色
「緋色の記憶」というトマス・H・クックの
アメリカの小説がある
 
こちらは1997年なんとか賞とっているから
高橋克彦さんの方が先だ

緋い記憶
昔犯した罪
その現場となる家がその当時の地図にない
その相手はその10年も前に殺されていた?

ねじれた記憶
30年前に死んだ母
その死の真相は・・・
自分も実は30年前に死んでいた?

言えない記憶
缶蹴りの記憶
なぜあの缶蹴りの日だけ強烈に記憶が残っているのか
その日友人の妹が川で溺れて死んだ
その死の真相

遠い記憶
幼い時の記憶は曖昧
時々遊びに来る女の子・・・
実は自分が女の子の家へ時々行っていた
そしてそれは父親が愛人の家へ行く時の付添い・・・
ラスト「思い出すとザワザワと寒気が伝わった」とあるが
読んでいるこちらにも伝わってきた!!

膚の記憶
原因不明の食あたり
その原因は?
吐き気がするような真相
鍾乳洞にはもう行けない!!

霧の記憶
二十六年前
ロンドンで女性が失踪
その真実

冥い記憶(くらいきおく)
これもラストは衝撃!!
18歳の?
主人公の少年の名前・・・
最後の方で井上君としか出てきていないような・・・
叔母とその友人で刑事の松平と自分の三人は
ミステリーツアーに参加することになった
それまで自分は足を痛めて療養中
久々の外出

行く先々前に来たことのあるような気がしてくる・・・

人間の記憶とは本当に曖昧だ
そして思い出したくないつらい記憶であるために
自分の記憶から無意識のうちに消してしまうこともある
もしかしたら
恐ろしいことが過去に起こっていても・・・

夏にふさわしいホラー小説だった

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鈴の神さま 知野みさき

2012-08-08 08:48:11 | 本 2012年
萩尾望都の「ポーの一族」を陽気にしたような?
NHKのアニメ「おじゃる丸」を大人向けにしたような?

不思議な夢のある話

読んだ後、心がほっこり!

1996年中学生の冬弥くん
春休みに
東京から四国の高野町に住むおじいさんの所へやってくる
そこで出会ったのは特定の人にしか見えない鈴の神さま
名は安那
5歳くらいの身なりでお公家様のような容姿と言葉使い
おじゃる丸を連想してしまう・・・

しゃららららんという文字で表現された鈴の音が心地いい

次に神さまを見ることができた人
時代は戻り第二次世界大戦中
東京から知人を頼り
高野町に疎開してきた和
身重で夫は出征中
安那に渡そうと思って買ったビー玉はどうなったのか・・・

バブル期の1988年
売れない俳優の鵜木次郎
高野町に住む姉の所へ来ていて
定職につかないことなどで姉と口論になり家を飛び出す
冬の野山をさまよい
たどり着いた家に安那たち向こうの世界の人々がいた
ピーターパンの話をしたら大喜びの安那

2005年
85才になる老女
お祭りの日
幼いころに会った不思議な男の子のことを回想する

そして2010年
14年たち冬弥が高野町に帰ってくる
この章で鵜木次郎のその後がわかりにんまりしてしまった

安那との再会
冬弥のひくピアノのメロディは聞こえてきそうな気がする

自然の情緒いっぱいの高野町
都会の雰囲気に包まれたロンドンとの対比

鈴の神さまは特別なご利益はないけれど
なぜか見える人は人生を謳歌しているような・・・
(みんな幸せになっているとしておきたいが
冬弥のじいさまが・・)


永遠にあれ!!鈴の神さま

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