トライアングルの部屋

シニア街道をゆっくり散歩中
本読んで
映画観て
時々おでかけの記録も
仙台在住で大の阪神ファン

崩れる脳を抱きしめて 知念実希人

2018-03-31 13:17:20 | 本 2018年

2018年本屋大賞ノミネート作品

主人公
碓氷蒼馬 うすいそうま
研修医

彼は二枚目なのか三枚目なのか

弓狩環 ゆがりたまき
患者
グリオブラストーマ
膠芽腫 

最悪の脳腫瘍


舞台は
患者の要望はできるだけ受け入れる病院
葉山の岬病院

全室が個室の
富裕層向け療養型病院

いろんなことを
脳に結び付けて
題名があってからの物語みたいな感じ?

医者の碓氷まで精神的に参っていたから
幻を見たとか
いくら患者の要望を聞くって言ったって
限度がある
病院ぐるみでだましにかかったりして

相続財産が高額な切手になっていたという話は
名探偵コナンに出てきたことがあったっけ

挙句の果てに
人が入れ替わっていた?
ここまで現実離れしていると
しらけてくる
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ワンダー・ウーマン

2018-03-30 09:08:45 | 映画 2018年
女性だけが住む島セミッシラ

そこで育ったアマゾン族の王女ダイアナ

厳しい修行の元
最強の女戦士となる

成長したダイアナは偶然
海岸で墜落事故を起こしたアメリカ軍のパイロット
スティーブ・トレバーを救出
初めて見る男性

彼はイギリス軍のスパイで
ドイツ軍から新兵器の情報ノートを盗み出し
逃げていた

ダイアナは彼から
外の世界では
人間同士の戦い 戦争が起きていることを知る
その原因は
アマゾン族の敵でもある
戦いの神「アレス」のせいだと確信したダイアナは
彼を倒すため
スティーブと共に
外の世界に行くことを決意する

第一次世界大戦のころの話

そのほかの詳しいあらすじは
省略

観ているときも
早送り

最初とラストわかればいいかという映画

141分は長すぎる

ダイアナ役のイスラエル出身
ガル・ガドットがとにかく美しい

でもジャスティス・リーグの時も
思ったけれど
戦う時こそ
髪は束ねようよ

そしてなぜか
戦う時の顔
束ねたときより老けて見えるんだけど・・・
戦って疲れたのねきっと
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22年目の告白ー私が殺人犯ですー

2018-03-29 09:18:57 | 映画 2018年
今回ツタヤで5本で1000円でレンタルした作品のうち
邦画が3本
そして偶然にも全部殺人事件

その中で
この作品が一番残虐


1995年

阪神淡路大震災が発生したその年に起きた5件の連続殺人事件

未解決のまま時効を迎えた

それから22年

自分が犯人だと名乗る男が
事件に関する手記を出版しベストセラーとなる

その男
曾根崎雅人(藤原竜也)は一躍時の人となる


登場人物

牧村航 伊藤英明

連続殺人事件の担当刑事 


牧村里香 石橋杏奈

牧村航の妹で事件直後行方不明になる


小野寺拓巳 野村周平

牧村里香の婚約者


仙堂俊雄 仲村トオル

ニュースキャスター

この映画では
殺人事件の時効廃止の制度が
適用されるかどうかが問題

常々
時効になったら
私が犯人ですと
名乗り出てくる人がいるかもという
想像はしたことがあるけど
ネット社会の今
こんな状態になるのかも


22年前犯人が二十歳だとしても
今42歳

藤原竜也さんが
とてもその年齢には見えなくて
そこで違和感

実際の年齢は35歳だそうな

最後の方
犯人との格闘シーンは苦手



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追憶 主演岡田准一

2018-03-29 08:47:17 | 映画 2018年
映画館で予告編を何度も何度も観て
それだけでおなか一杯になり
レンタルでの鑑賞になってしまった映画だけど

実にコンパクトにまとめられていて
それでいて深い話でした


能登半島で
親に捨てられた13歳の四方篤は
軽食喫茶を営む仁科涼子(安藤サクラ)に助けられ
同じような境遇の田所啓太 川端悟と出会う

店の常連客山形光男(吉岡秀隆)を含め5人で
家族のように暮らしていたある日
涼子の元カレ貴船がやってきて
幸せな生活は壊され事件は起きる
バラバラになった5人

25年後
篤(岡田准一)は富山県警捜査一課の刑事になっていた

そして起きる殺人事件
被害者は川端悟(柄本佑)
犯人として疑われたのは田所啓太(小栗旬)
二人との関係を言い出せないまま
篤は捜査を続ける

ここからネタバレ

涼子は貴船を殺した罪で服役
刑務所の中で女の子を出産
父親は貴船

その子 真理は里子に出される
成長した真理(木村文乃)は啓太と出会い結婚

啓太は真理の両親のことを知っていたが
真理は知らない
ばれることを恐れて
啓太は事件には非協力的だった

母親涼子の名前だけを知っていた真理は
産まれてくる子に「涼」の字をつけたいと話していた

悟が殺された事件

犯人は妻と悟が経営する会社の社員
保険金欲しさ

決め手は二人は不倫関係だったという娘の証言

この子も真理と同じ
母親が父親を殺した形になってしまった

家族のためにがんばろうとして
その家族に殺された悟はなんとも哀れ

そして涼子 

出所後光男と結婚したが
交通事故に遭い
車いす生活で意思の疎通もできない状態

こちらも何とも哀れな人生ではあるが
涼子の顔は常に美しい
安藤サクラさんの顔が
聖母マリアか観音様のように見えてくる

母親の愛情薄い3人が
彼女に惹かれて
一大決心したのも理解できる

岡田准一さんが
撮影に参加していたとの話も聞いていた

エンドロール
撮影者に名前がありました
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三度目の殺人

2018-03-28 10:17:56 | 映画 2018年
日本アカデミー賞作品賞やら
助演男優賞
助演女優賞など多数取っている作品

残念ながら映画館では観られず
ようやくレンタル鑑賞

弁護士・重盛役は福山雅治

彼が主役

30年前にも殺人を犯し服役
出所して食品加工会社で働いていた三隅(役所広司)

しかしその会社を解雇され

社長を殺し

死体に火をつけた

三隅は犯行を自供

重盛は
死刑を避け無期懲役に持ち込もうと
動機などを調べ始める

しかし三隅は度々供述を変える

被害者の娘・咲江(広瀬すず)が
重要な動機になっていることに気付く

なんとも難しい作品で
いろいろ深く読みながら観ないと
理解できない

前科が一つしかないのに
なぜに三度目なのかが一番の疑問

それぞれの登場人物が
実に素晴らしかった

咲江の母親
山中美津江 斉藤由貴

この仕事を重盛に依頼してきた弁護士
摂津大輔 吉田鋼太郎

重盛のもとで働く若手弁護士 川島輝 満島真之介

検察官 篠原一葵 市川実日子

重盛の父で
三隅の最初の殺人事件の時の裁判長 重盛彰久 橋爪功

福山雅治さんが主演男優賞に
ノミネートもされていなかったのは残念


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おもかげ 浅田次郎

2018-03-25 18:04:06 | 本 2018年
竹脇正一

大手の商社マン

定年退職し送別会の帰りの
地下鉄の中で
花束を手にしたまま倒れる

病院のベットにいながら
魂がさまようのか
夢なのか

臨死体験って
こんな感じなのか?

いろいろな人と出会い
語り合う

彼は捨て子だった

それでも
一流大学一流会社に入った

これから妻とゆっくり
楽しもうと思っていた

戦後の食べることも大変だった時代
高度成長期などをさかのぼり

竹脇の家族や看護師
隣のベットの男など
様々な人々の人生観

しんみりと語られている感じは
少し退屈でもあるが
ラストは涙なしでは読めない

気が急いて
飛ばし読みして早く最期をと
それでも涙涙・・・

がんばれ竹脇さん
人生これからと
エールを送りたくなる

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ドリーム NASAで活躍した黒人女性の映画

2018-03-25 15:56:20 | 映画 2018年
素晴らしい能力があるのに
黒人で女性であるということから
虐げられてきた3人の女性
キャサリン ドロシー メアリーが
NASAで活躍するという話

トイレや水飲み場 図書館など
様々な面で人種差別があった時代


仕事中
800m離れた有色人種用トイレに自転車も使えず徒歩で往復したり
雨の中ずぶぬれになっての往復もあり
珈琲ポットも差別されたり

でもその才能は
差別さえも撤廃させるほど

そうしたのは上司のハリソン(ケビン・コスナー)
やはりいい男にはいい人の役!

ロシアに人工衛星の面で後れを取っていたアメリカは
彼女たちの力を借りずには
成功はなかった

宇宙飛行士のグレンに
キャサリンのやったことなら
信じて乗り込むとまで言わせた

「ヘルプ」という黒人家政婦の映画を
思い出す




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ボス・ベイビー

2018-03-24 05:25:38 | 映画 2018年
この映画の対象は誰?

子供だと思っていたら
同時上映の「ビルビー」のしょっぱな

漢字のテロップが出てきた

これは幼稚園児には読めない

でも春休みに向けての上映だしなあ




下の子が産まれて
親の愛情ひとり占めだった上の子が
寂しい思いをする

よくある話

産まれる前
どこの家庭に産まれてくるか
振り分けられるなんてのも
物語としてよくある

しかしこの映画は
その選別が
普通の家庭か会社かということ

会社の方になったベイビーは
スーツを着ている

夜一人でいるとき
電話をかけるベイビー

これはアメリカ映画ならでは?
あちらでは
赤ん坊の時から一人で寝せるというけど
日本ではありえない

そして世界中の愛情の割合が
ベイビーより犬の方が高くなることを
阻止するという任務

またもや吹替えは
俳優さん芸人さんが多く
うまいんだか
へたなんだか

実はノンスタイルの大ファンで
父親役 石田さんの声優ぶりを観たくて
鑑賞したわけなんだけど
父親のセリフがほとんど感情のこもらないセリフばかり
本当にうまいんだかよくわからなかった
母親役乙葉さんも同じ

そうか
その無感情な感じが
ベイビーがスーツ着てても
不思議に思わないことを
表しているのかも

ボス・ベイビーの声担当
ムロツヨシさんは
ボス感とベイビー感の
あわさった感じの声になっている
ってどんな説明?

なんというか不思議な味があるというか
そのたどたどしさ!

ストーリーとしては
ラストはやっぱりこうなるかと
世の兄弟愛が否定されなくて
よかった

ボス・ベイビーが
本当の赤ん坊に戻ってしまうシーンは
ものすごく可愛いかった!!
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秘密 林真理子

2018-03-14 15:16:19 | 本 2018年
「このたった5人しかいないテーブルに
関係をもったカップルが4組もいる」

と、表紙にデカデカと書いてあるが
なんのことはない
そのうちの2組は夫婦

1組は元カレ 元カノ同士
不倫は1組だけ

これは8話あるうちの
「土曜日の献立」という話


「実和子」

地味な男と結婚する前に
一度でいいから性をたっぷり
楽しみたいと
相手を紹介してほしいと言ってきた実和子

いいところのお嬢様で
50万で契約

それが結婚後も続いてしまうという話

結婚後は1回10万だと

紹介できるというのも
驚きだし
後腐れなくできるもんか?

本の題名にもなっている「秘密」
一番印象に残っているかな

田舎で家庭を持ち充分幸せだった姉妹

妹がパートで東京へ仕入れに行っているうちに
都会へ気持ちが行ってしまう

姉にとって
妹の行動は羨ましいのだ


読み終わって1週間も経ってないのに
内容だいぶ忘れている

新幹線の中の時間つぶしには
ちょうどいい読みやすさだったけれど
感動も刺激もなく・・・
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 i  西加奈子

2018-03-13 15:25:49 | 本 2018年
物語は
「この世界にアイは存在しません」
で始まる

高校の数学の教師のことば

二乗してマイナス1になる
そのような数はこの世界に存在しないんです

虚数
実数ではない複素数

数学の教師の話に動揺したのは
ワイルド曽田アイ

まるで自分の存在を
否定されたような感じ

父がアメリカ人
母が日本人で
二人の養子

シリアに生まれた

裕福な家にもらわれ
恵まれた環境の中で育てられ

もし自分が存在しなかったら
別の誰かが自分の代わりに
ここにいたかもしれない

そんな気持ちの中で
アイは世界中で亡くなった人の数を
毎日ノートに書き留めるようになった

その中に自分の代わりがいたかもしれない

高校大学と
自分の生きている意味を探し求める

そんな時親友ができる

彼女ミナはレズビアン

アイとはそういう関係に
ならなかったけれど

そんなLGBTの話や
東日本大震災
不妊
流産

難民の話
シリアからの難民が
航行の途中で船が転覆
3歳の男の子が遺体で発見されたニュースは
アイの心に深く残る

読みながら
なんとなく
頭の中でアイのイメージが滝沢カレンになる
アイはハーフではないのに

しかしアイはストレスから過食症になり
太りだしてしまう
イメージはカレンちゃんだから
太らないでと祈りながら読み進む

ようやく生活を改め
痩せてきてホッ!

アイちゃん死んじゃうのかなあ
死んじゃだめだよとハラハラ

自分がいなかったら
誰かがここにいたかもというのは
どこにでもある話

受験だって
入社試験だって
結婚だって

常に人はその度
選ばれて生きている

アイの頭の良さ
どこかで活かしてほしいなあなんて・・・
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