トライアングルの部屋

シニア街道をゆっくり散歩中
本読んで
映画観て
時々おでかけの記録も
仙台在住で大の阪神ファン

ずっとお城で暮らしてる シャーリイ・ジャクスン

2016-01-31 12:44:46 | 本 2016年
宮部みゆきの「過ぎ去りし王国の城」に
記載されていたこの本

原作の題名は
WE HAVE ALWAYS LIVED IN THE CASTLE

大金持ちのブラックウッド家

イチゴにかける砂糖に毒が入れられて
コンスタンスとメアリー・キャサリン姉妹と
その伯父以外
みんな殺された

両親
伯父の妻


そして伯父は障害が残り
車椅子生活

その時メアリーは
お仕置きとして
夕食抜きで
部屋で寝ていた

疑われたのは
料理を受け持っていた
娘のコンスタンス

しかし証拠もないことから釈放

それ以来三人は引きこもり生活をすることになる

週に一度メアリーが買い出しと図書館に出かけるだけ

村の人々は良くない噂をする
子供たちまでが悪口を言い合う

物語は
メリキャットことメアリーを語り手にして
進んでいく

三人それぞれの奇妙な行動

会話も噛み合わない

三人だけの生活に
侵入してきたのはいとこのチャールズ

何が目的か?

ブラックウッド家にある大金?

彼を嫌うメアリー

そして二度目の事件が起きる

火事により
あらかた燃えてしまった家
その火災で伯父は命を落とす

それでも二人は家から離れない
少しの心ある人の差し入れで・・・
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信長協奏曲

2016-01-29 11:13:43 | 映画 2016年
最初からずっとフラストレーション状態

連続ドラマなら1話を見逃して
2話から観ているような?

原作のコミックも読んでいない
テレビドラマも観ていない
予告も観ていない人に
すぐに理解できるのか?

タイムスリップしたところから
始めてほしいと思うのは私だけ?
どんな状態で戦国時代に行ってしまったのか
あの大樹の持つ意味は?

帰蝶が信長をうつけと呼ぶようになったのは
いつから?

秀吉が明智光秀に扮する本物の信長と
サブロー扮するニセモノの信長が
そっくりだと気付いたのはいつ?

今の時代に戻ってきて
なんで一人暮らし?

歴史が苦手な高校生って
この話の中でどうやってわかる?

わからないことばかり
原作を読めってこと?

もしかして
私が途中で眠ってしまったのかと思った
その間ストーリーが進んでしまったのかと・・・


小栗旬さんの魅力は充分出ていたし
柴崎コウさんも素敵
山田孝之さんはひげがないと
いい男なんだよなあ

ストーリーも
それなりに楽しめはしましたよ

でもなんだかイライラ

最後だって
急いで外出準備している感じなのに
メモリーカードをみつけたら
それもやめてしまって
見れば見るほど
社会人にしか見えなくて

結局おもしろかったか
人に勧められる映画か
わからないままです
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だれもが知ってる小さな国 有川浩

2016-01-26 06:12:08 | 本 2016年
はち屋
つまりは養蜂家
この職業がどんなものかを知り驚いた

日本中を季節ごとに移り住んでいるのだ

みつばちの生態も驚き
一匹のみつばちが一生のうちに作れるはちみつは
ティースプーン一杯分

人間にとっては一なめ
みつばちにとっては一生

主人公の養蜂家の一人息子ヒコ
漢字で書くと比古
なんとも素敵な名前ではないか

日本神話で男の神様を
うやまって呼ぶ呼び方だそうな

女の神様は比売とかいてヒメ

そしてそのヒメも登場する

同じ養蜂家の娘で
仲良くなり
この話のテーマであるコロボックルを
こよなく愛する女の子
愛読書は佐藤さとるさんの本
「だれも知らない小さな国」

コロボックルは蜂場の近くに住んでいるので
養蜂家とは
切っても切れない関係なのだ

コロボックル
アイヌ伝承の小人
蕗の葉の下の人という意味

後から登場するミノル
知的障害のある大人で
心が純粋なためか
彼にはコロボックルが見える
そしてコロボックルには
彼を守るという使命があった

ヒコとヒメは彼と仲良くなるが
コロボックルたちに危機が!!

何とか助けなければと
悩むヒコ

そしてミノルが立ち上がる

季節ごとに仕事場を移動する養蜂の仕事
それについて行き
転校の繰り返しの子供

受験期のことは書かれていないが
やはりついて行くのか?
高校は無理だろうなあ

機械と器械の違い
機械はエンジンやモーターなどの
動力がついているもの
動力がついていなくて
人の手で動かすものが器械

みつばちをおとなしくさせるために
煙を出す燻煙器

手で動かすから器械

はちみつの種類

レンゲ
アカシア
シコロ
シナノキ

ヒコとヒメは
シナノキのはちみつが一番好きだって
きれいなレモンイエロー
くせがあって苦手な人が多いとあるけど
味わってみたい
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ウォーク・イン・クローゼット 綿矢りさ

2016-01-24 14:56:27 | 本 2016年
物語が二つ

いなか、の、すとーかー

題名が
全部ひらがなである事と
この句読点の意味は?

陶芸家の石居透
東京の美大で勉強し
実家のある小椚村に戻ってきて
仕事をしている

新幹線で四時間半
どこにある村の設定?

「発展途上の若者たち」というテレビ番組で紹介され
人気が出る
情熱大陸みたいな番組か?

紹介されて仕事が増えたのはいいが
トラブルが・・・

ストーカー状態のファンの女性
こういう精神の人は相手が
自分に気があると信じてしまうのが怖い

小学校からの友人すうすけ
いろいろな意味で助けてくれるが
この人も裏があるのかと思ってしまう

同じく小学校からのつきあいの果穂
親同士も仲がいい
お兄ちゃんと慕ってくれるが
いい年して
血の繋がりもないのに
お兄ちゃんと呼ぶなんて気持ち悪い

題名通り
度々起きる田舎でのストーカー被害

納期が迫るのにノイローゼ状態の透

二つ目はそのまま本のタイトルにもなっている
ウォーク・イン・クローゼット

主人公の早希
二十代後半OL

この年頃の合コンや恋愛事情
一人暮らしの生活などが興味深い

小学校の時
転校してきた女の子「だりあ」

彼女は芸能界で活躍中

今でも時々付き合いあり

映画「ピンクとグレー」を観たばかりという事もあり
芸能界の裏事情的な
美しくない部分が怖い

波乱の幼少期を過ごした「だりあ」は
大人になっても波乱の道を歩むんだなあ

それに比べたら早希の人生は
なんと穏やかに感じること

このままで行ったら
片思いの相手から
告白して男友達に格下げになったユーヤとも
いい感じになりそうな気配・・・








映画「ピンクとグレー」







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過ぎ去りし王国の城 宮部みゆき

2016-01-18 09:53:49 | 本 2016年
銀行のロビーに展示してあった子供達の絵の中に
場違いな明らかに大人が描いたと思われる古城の絵

偶然剥がれ落ちたその絵を
持って帰ってきてしまったのは
中学三年生の尾垣真

推薦で希望高校に合格済み
ポスト受験生と言うらしい

家に持ち帰り
その絵を見つめていると
不思議な感覚が!!

絵の中の世界に
引き込まれるような感覚?

自分の分身の絵を描いて
中に入ることを思いついた真

絵の才能がない真は
絵が上手な城田珠美に話を持ちかける

二人で始まる冒険の世界

二人の仲間になるのは
有名漫画家のアシスタントをしている
中年の男
パクさんこと佐々野

銀行に貼ってあった絵を写真にとり
自宅のパソコンに入れたという

真は古城に女の子が閉じ込められているのを
発見する

彼女は誰か?
助けることはできるのか?

十年前に起きた女の子失踪事件

彼女を助けると現世が変わってしまう?

主な登場人物がみんな孤独を抱えている

真は友達が少ない
(本人は不満には思っていないようだが)

城田はいじめにあっている
(ハブられると表現されている
いじめの中でも仲間外れということ)

パクさんは自分のマンガが出るのを
楽しみにしていた母親を亡くしたばかり

そして失踪した女の子は親による虐待

ジャンルはSFファンタジー?

実際は城ではなく
ドナウ川流域にある
ベネディクト会修道院
世界遺産に指定されている有名な建物

表紙の絵も神秘的

中の挿絵も物語とは少し離れて
神秘的

最初のページに書いてある
「ずっとお城で暮らしてる」
シャーリイ・ジャクソン
気になる・・・
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ピンクとグレー

2016-01-17 09:10:10 | 映画 2016年
なんじゃこりゃ
が正直な気持ち

途中で頭が真っ白になり
できあがっていたゴッチとリバちゃんの
イメージを修正するのに難儀!!

「幕開けから62分後の衝撃
ある仕掛けに心を奪われる」

嘘ではなかった

良い意味でも
悪い意味でも…

原作読んだけど
ストーリーあらかた忘れていたし

でも小説でこの表現はできないから
映画的にはこちらの方がいいか?

菅田将暉さんと
夏帆さんの
あまりの変わりようにただただ驚く

岸井ゆきのさん
かわいそう

中島裕翔さんて何者?
Hey!Say!JUMPのメンバーらしい
スペル間違ってないよね

それでシアター内は
若い女の子多かったんだ
それとも原作の加藤シゲアキさんの影響?

それにしても
喫煙シーンが多くて
うんざり

デュポンのライターが大きな意味を持つから
仕方ないのか…

悲しいことに
観てきたばかりで
ラストシーンが思い出せない
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ブリッジ・オブ・スパイ

2016-01-14 18:18:27 | 映画 2016年
1950年代の冷戦のさなか
アメリカでソ連のスパイ
アベル(マーク・ライランス)が捕まる

死刑を望む声が多い中
彼の弁護を頼まれたジェームズ・ドノヴァン
(トムハンクス)は
将来アメリカのスパイが捕まった時
交換要員として残し
懲役刑にすべきだと
訴えその通りになる

そして5年後
アメリカの偵察機が
ソ連上空で狙撃され
パイロットのパワーズが捕まる

ドノヴァンは交換の交渉役に任命される

ベルリンに壁ができるとき
アメリカの学生フレデリック・プライヤーが
逃げ遅れ
東ベルリンで捕まっていることが判明

ドノヴァンはアベルと
プライヤー パワーズの
2対1の交換を申し出る

印象に残っているシーンをいくつか

スパイのアベル
スパイらしからぬ
とぼけた風貌
丁寧に丁寧に描く自画像

捕まる瞬間の証拠品隠滅

交渉の場は
冷戦を物語るような
寒い寒いベルリン

その中でコートをチンピラどもに
取られてしまう

ドイツ語?
字幕も出ず
何を言っているかわからず
オーダー?と言っているらしいことだけ
聞き取れたような・・・
だから親しみを込めて近寄ってきたと思ったら
暴力もなしに奪い取っていく不気味さ

その後ジェームズは風邪を引き
度々鼻をかむシーンで
ますます寒さが伝わってくる

また学生のプライヤーが
タッチの差で壁に阻まれてしまう運命の瞬間

交換の場所は橋の上

暗く寒く
不安ばかりが強調されている

モノトーンの世界から
帰国後のカラーの世界へ

ドノヴァンの妻
メアリー(エイミー・ライアン)の
スタイルの良さと温かい感じが
今までの冷たさを吹き飛ばしてくれた
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食堂のおばちゃん 山口恵以子

2016-01-09 11:50:33 | 本 2016年
東京 佃 大通りに面した「はじめ食堂」
昼は定食屋
夜は居酒屋

経営しているのは
姑の一一子
嫁の一二三

苗字が一と書いて「にのまえ」と読む
にのまえいちこ
にのまえふみ

銀座のホテルで修業した初代の孝蔵が洋食屋として開業した
一子と二人で続けていたが
三十年前
孝蔵が急死

一人息子が脱サラし後を継ぐ
その時洋食をやめ食堂にした

その後デパート勤務して店の常連だった二三と結婚

ところがかれも十年前に急死

その結果二三がデパートを辞め
食堂のおばちゃんになった

食堂の一日の動きが
仕入れから賄い
仕込みの様子など
かなり具体的

築地での仕入れの様子は
店の名前が実在するようで
はじめ食堂も実在するのかと
思ってしまう

第一話(カレー)の事件は
ブランド品に身を包んだ女性の来店
なぜか悲しそう


まだまだ新婚なのに
夫が家でほとんど食事をせず
たびたびはじめ食堂に来ているので
食堂に浮気相手がいると疑っていたのだった

なんてことはない
夫は庶民的な料理が食べたいのに
高級料理ばかり出されて
うんざりしていたのだ

第二話(白和え)の事件は
一人暮らしの男性後藤さん
家の郵便受けに新聞やダイレクトメールがたまり
何日も姿を見せない
孤独死が頭をよぎる

なんてことはない
後藤はアメリカまで
大ファンだというマーくんを応援しに
行っていたのだった

第三話(焼き鳥)
焼き鳥屋の親子
息子が焼き鳥屋をやめて
イタリアンの店を開きたいと言い出した
連日のような親子喧嘩

息子に店をプロデュースしようとしていた男が
実は詐欺師だったということ

第四話(冷やしナスうどん)
一子が階段を踏み外し
怪我をする
そのため手伝いに来たのは
常連客で仕事が続かず
小説家を夢見ている万里
飲食業のバイトを転々としているだけあって
仕事には慣れていた

二三のひとり娘で出版社で働く要
彼女が女たらしの男を好きになってしまう

第五話(ビーフシチュー)

昔初代の店主孝蔵に助けられ
ビーフシチューをごちそうになったが
もう一度食べたいと男がやってくる
残されたレシピで再現する一子
だが前の味とは違うという男

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風の色 鬼塚忠

2016-01-03 12:57:44 | 本 2016年
決して交わることない
もうひとつの世界

それがあるとしたら…

一つの世界は
精密機器メーカーに勤務する
西邑涼

そこに派遣社員として
やってきた川村ゆり

別の世界は
マジシャンの隆(りゅう)と
最上亜矢

SF的な話かと思って
読んでいったら
ラブストーリー

こんなに人を愛する気持ちなんて
大昔に忘れてしまった

今はこんなに愛していても
結婚したらどうなるか
なんて最後の方は冷めた目で
読んでしまった

だから恋愛ものは嫌いなんだよ
おばちゃんは!!
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クリード チャンプを継ぐ男

2016-01-01 10:12:51 | 映画 2016年
母親の死後
施設に入れられていたアドニス

ある日メアリー・アンという女性が
彼を引き取りに来る

アドニスは愛人の子
メアリーは本妻

そして父親は
かつてのボクシングヘビー級チャンピオンで
アポロ・クリード

アポロはアドニスが生まれる前に
亡くなっていたが
ボクサーとしての血は
しっかり受け継がれていた

順調に昇進していた仕事と家も捨て
ボクサーの道へ進む

トレーナーを依頼したのは
かつてのアポロのライバル
ロッキー・バルボア

ストーリーに既視感があり
良く言えば安心して観ていられる
悪く言えば
意外性がない

どこかで観たようなストーリーだと
思ったのは
リアル・スティールだった
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