「今日の議題は、『徳・民主主義(とく・みんしゅしゅしゅぎ)、徳・資本主義(とく・しほんしゅぎ)』です。」
「ふぅーん。何な、それ?」
「民主主義は、国民の投票で、政治の舵取り役、リーダーを選びます。資本主義においては、大企業の役員さん方が、経済分野でのリーダーとなります。
これらのリーダーは、徳を持った人がなるべき、あるいは、リーダーとなった人は、徳を持たねばならない、という考え方です。
私が、作った言葉です。」
「徳ちゃぁ、何なぁ。」
「徳というのを一言で説明するのは難しいのですが、人徳のことです。
例えば、政治家では、自分に投票してくれた人のために政治を行うのではなく、投票してくれなかった人のためにも、お金を寄付してくれたひとのための政治ではなく、寄付してくれなかった人のためにも、多くの方を、正しい方向に導くような政治を行う人が持っているものです。
大企業のリーダーであれば、情報操作や嘘の製品提供等ではなく、本当の価値のある製品を世の中へ提供し、世の中を発展、繁栄に導ていける方、企業価値を高め、それを社会に還元するような経営を行う方が持っているものです。」
「なん課分かったような分からんようなやけど、要は、国や社会を正しい方向、良い方向に導いてくれるような人が持っている才能のようなもんかなぁ。」
「反面教師的な説明であれば、現在の多くの政治家の逆、現在の多くの大企業の経営者の逆と考えると分かり易いでしょうか。」
「ほんとなぁ、今の政治も、大企業も、何か変やしなぁ。」
「そのためには、多くの方が、レベルの違いはあれ、自らの徳(とく)を、高めるような思いや行いをすることが必要です。」
「そりゃぁ、難しいで。」
「レベルの違いはあります。リーダーとなる方は、より高い徳が求められるということです。」
「できれば、良いけどなぁ。
ところで、徳・民主主義、徳・資本主義ちゅうのは、民主主義、資本主義の前に、徳を付けたものやなぁ。
ゴジラの前に、シンを付けた「シン・ゴジラ」のパクリとちゃうか。
今は、「ゴジラ マイナス1.0」の時代やからなぁ、「民主主義マイナス1.0」「資本主義マイナス1.0」の方が、いいじゃない?」
「マイナスにしちゃ、駄目でしょう。
でも、今の民主主義や資本主義は、マイナス状態と言われても仕方がない状態です。
気が付いていない方も多いようですが・・・」
我が家の植木鉢の花に、ふと目をとられて、写真に収めました。
春の訪れを知らせてくれるのは、桜だけではありません。
ありがとうね。
このブログを見てくださった皆さんに、神さま仏さまのご加護がありますように。
では、また。