母の葬儀での喪主のあいさつも、通夜式と同様、葬儀社の方がくれた例文ではなく、自分の言葉で話すことに決めました。
まず、私は、6月に仕事を休業し、介護に専念しましたが、10月に母が帰天したことを伝えました。
休業したのは、仕事をしていると、時間に急がされるため、イライラし、しばしば、母を怒ってしまったからです。
「母を幸せにしたいのに、なんで、怒っているんだろう?」と反省し、仕事を休業することにしたのです。
「今まで、怒ったことを母に詫びて、仕事を休業し、介護に専念することを母に告げました。
そして、今後は、イライラしない、怒らないと、母に、誓ったのです。
母は、一言、『お願いします』と言ってくれました。」
このようなことを、話しました。
(図らずも、涙があふれてきました。母が亡くなった悲しみではなく、申し訳ないことをしたという自責の念からだったと思います。)
「亡くなった人の魂は、肉体から抜け出て、一定期間、この地上に留まり、その後、あの世に帰ると言われています。
この一定期間が大体49日ということです。
亡くなった方は、通夜式や葬儀で、親戚、友人、ご近所の方、親しかった方がお参りしていること、お寺さんが、お経を唱えてくれていること等で、自らが死んだことが分かるということです。
だから、葬儀というのは、亡くなった方が自らの死を理解し、あの世へ旅立つ大切な儀式なのです。
生前、母には、「あの世に持って帰れるのは、心だけなんよ」という話をしておりましたので、母は、自分の死を理解して、49日を待たずに、あの世に帰ってくれると思います。
葬儀、通夜式に、お参りしてくださった方々、お寺さん、葬儀社の方々、皆さまのお陰で、立派な葬儀、通夜式ができました。
ありがとうございました。」
おおかた、このようなことを、葬儀の喪主の挨拶として、話したと思います。
恥ずかしいような話ですが、 介護をしている方、介護について迷われている方、将来、介護の不安のある方等など、何かの参考になれば幸いです。
介護の種類、度合い等は様々で、一概には言えませんが、介護をするのは大変です。
このブログを読んでくださった皆様に、神さま仏さまのご加護がありますように。
私の散歩コールから見える景色です。
右手前から、高崎山、鶴見岳、由布岳だと思います。
以前もアップしましたが、以前とは、また、違った表情を見せてくれています。
62歳のオッサン公認会計士でした。
では、また。
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