「今日の議題は、『旧優生保護法と優生学・優生思想』です。
今朝の新聞で、旧優生保護法により強制不妊手術を受けた方が起こした訴訟が掲載されていました。損害賠償請求権が消滅する除斥期間の適用の有無が焦点となっているようです。
ここでは、違った観点で、旧優生保護法について、考えてみようと思います。
旧優生保護法の思想的な背景には、優生学や優性思想と言われるものがあったようです。
簡単に言うと、良質な遺伝子を持った人間のみが子孫を増やしていけば、世の中、良質な人間の集団になるという考え方のようです。
このような思想の影響により、法律ができて、良質な遺伝子を持っていないと判断された方は、不妊手術を強制されたということのようです。
ダーウィンの進化論の影響を受けているとも言われています。
宗教的な観点から考えてみると、人間には、肉体の部分と魂(霊)の部分があり、両方により、その人の性質や性格が決まるということです。
また、転生輪廻の観点からは、人間は、この世に、何度も生まれ変わって、いろいろな経験を積み、魂(霊)としての成長を目指している存在であるということです。
男だったり、女だったり、健康だったり、障害があったり、お金持ちだったり、貧乏だったり、平和な時代だったり、厳しい時代だったり、いろいろな環境で、いろいろな経験を積んでいるということです。
このような観点からすると、優生学や優性思想の考え方は、正しくない、むしろ、間違っていると言えるのではないかと思うのです。
間違った思想が、ある国や地域、世界に広まってしまうと、それに基づいた法律ができ、その思想に基づいた政策が実行されていきます。
そして、多くの方が、苦しい経験を強いられるのです。
思想の間違いというのは、間違いに気付き、修正が行われるのに、多くの時間を必要とします。
共産主義思想、社会主義思想がそうでしょう。
まだ、決着がついていません。
最近では、LGBTQの思想もそうでしょう。
先に述べた宗教的な観点からの検討も、必要ではないかと考えるのです。
また、国民の多くが、このような宗教的な観点からも、物事の良否が判断できるようにならなければいけないとも思うのです。」
「あんた、今日は、一人で、しゃべったなぁ。会議じゃねぇで、講義になってしもうたわ。」
「すみません。体調が芳しくなく、会話を考える余裕がありませんでした。」
我が家のサツキです。
白色も咲いてくれました。
このブログを見てくださった皆さんに、神さま仏さまのご加護がありますように。
では、また。
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