あきれたネ。自民党が与謝野馨・元財務相の復党を決めたという。復党は7年ぶり、すでに78歳のご老体である。ご老体といえば聞こえがいいが、はっきり言ってロートルだろう。
ちなみにロートルとは、『中国語で「老頭」と書き、元は老人や年配者のことだが、時代と共に「考え方が古い」「じじ臭い」「役立たず」「時代遅れ」等の否定的な意味合いに変わっている』とある。
与謝野氏は自民党が野党時代の2010年4月、離党届を提出し、新党「たちあがれ日本」を結成した際、除名処分を受けた。下咽頭がんなどを患い、12年12月の衆院選には出馬せず、政界を引退。自民党が政権復帰後、復党を要請したが、自民党内に反発が根強く、復党は実現しなかったという。こんな人にでも頼らざるを得ないとは、よほど人材に困っているようだネ。
最近の安倍内閣閣僚らの失言ラッシュ、あれを見ても分かるように、大臣の資質というより政治家、いや人としての資質が問われるような人ばかり。適材適所の人選をしないからこうなるんだよネ。専門分野でなくても、大した評価をされないままでも、いたずらに当選回数を重ねてくれば、いずれは大臣ポストが回ってくる。これを「待機組」というらしいが、アホでも待ってりゃ回ってくるって、町内会人事ではあるまいし…。ほんとあきれるよ。
今村元復興相の「まだ東北だったから良かった。これがもっと首都圏に近かったら甚大な被害があった」という発言は、私は間違ってはいないと思う。多分、差別的発言に聞こえたのだろうが、これは本当のことで、誰が考えても分かるだろう。だが、政治家たるもの時と場所もわきまえず、言っていいことと悪いことの判断がつかないでどうする? ましてやマスコミが取材していることは分かっていたはずだろうに、それを気のゆるみ、政治家としての資質のなさ、というのだろうネ。
昔から「口は災いの元」というが、これで何人の人が失敗したことか。政治家の失言は「政権のゆるみ」ではなく、「本音の吐露」だという。政治家は本音と建て前を使い分けるのが上手いはずなのに、ついつい言わずもがなのことを言って、「それを言っちゃーお終めえよ」となるのである。
昨今、こういう政治家の多いこと。まだ若いから、経験不足だから、と許されることではない。どこの世界でも男の軽口は嫌われる。政治家は、本音と建て前を使い分け、「腹に一物背に荷物(密かに何事かをたくらみ抱いていること)」くらいのワルでなければ務まらないのかもしれないネ。
ところで、2日付の北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、4月下旬に行われた日本の海上自衛隊の護衛艦と米原子力空母「カール・ビンソン」の共同訓練を批判し、「朝鮮半島で核戦争が起こる場合、最も大きな被害を受けるのは日本だ」と警告したという。
北のバカ殿と米の口撃男の意地の張り合いはいつまで続くのやら…。「日本が最も大きな被害を受ける」とはっきり警告してきたからには、見せしめのためにミサイルの1発くらいは撃ち込んでくるかもしれない。何せ北のバカ殿には常識は通用しないようだから…。ああ、怖わっ! 政治家の先生方、しっかりしてくださいよ
あらさがしは野党の十八番ですが、二階さんがいうようにマスコミも前後の脈絡抜きで、いたずらに失言だけを強調させるのはどうかと思います。
とにかく今の野党の体たらく、自民一強にさせたのも野党がだらしないからですよね。
安倍政権もいろいろ叩かれながら、世論調査は少しも揺るぎません。不思議ですが、いかに野党が情けないかということです。
北と米との軋轢次第で日本は大変なことになります。政治家はしゃんとせんかい。