先月26日付のわが購読紙に「にっぽん丸で行く秋の奄美大島クルーズ」という船旅の広告が載っていた。岡山港発で3泊4日、3食と夜食付きだ。上陸して観光するオプショナルツアー(有料)もあるが、宿泊はすべて船内泊である。
この広告を初めて見たのは3月末か4月始め頃だったと思う。ツアー募集のチラシでいつも一番に見るのは旅行代金である。このクルーズの最高は658,000円、最低は158,000円で、3名利用が1室あり128,000円。最高と最低の差はなんと500,000円、すごいネ!
この天国と地獄のような差はどこにあるのだろうか。ちなみに最高クラスの船室は6階のバルコニー付79㎡。最低クラスの船室は1階で14㎡で、料金が4倍超なら広さも5倍超である。最高クラスの部屋の居心地ってどんなろうネ。もちろん食事の場所や料理の内容、その他サービス面でも差があるそうだから、セレブ気分は満点だろう。
このクルーズの広告はその後3回くらい掲載されたが、最高クラスから順に予約が成立していったのには驚いた。最近は1日に掲載されたが、もう3名利用1室と最低クラスの158,000円に数室の空きがあるだけだという。3泊4日で1名658,000円、それをポンと払うセレブが岡山県にも居るんだ。びっくりしたなあ、もう!
無理すれば中クラス程度なら行けないことはない。が、クルーズツアーは旅行代金だけでは済まないのである。豪華船の旅となるとマナーとルールがあり、とくにドレスコードによる服装の制限が問題だ。TOPに合わせてそれなりの装いが必要らしいが、普段着る機会もない洋服をそのためにだけ買うなんてもったいなくて…。
たとえ参加できたとしても、華やかに装っているセレブたちを横目に見ながらみじめな思いをするのは癪だ。やはり財布と相談しなくてはならない者には無理な話、旅も分相応に選ぶべきなのかな? といつも諦めるのである。
死ぬまでに一度でいいから船旅をしてみたい。親友に「宝くじが当たったらクルーズツアーか、ファーストクラスで海外旅行に連れて行ってあげるからネ」と約束して何年経つだろう! 最近は「私が歩けるうちに頼むわ」と皮肉られるが、どうやらこの世では叶わない夢らしい。ああ、宝くじが当たらないかなあ!
帰りは一路飛行機で。
イスラエル、レバノン、ヨルダン中東アジア近辺の危険区域を生きている間にこの目で!と我が親友ご夫妻は物慣れた気軽さで四月上旬シンガポールの港を旅立ってゆきました。!!!(船内時間限定Wi-Fiで旅行記送信してくれます。私は世界地図を天眼鏡で追いながら)
23回目の船旅、ドレスコードも浴衣で半幅帯?ロングドレスは若い頃の色留めそでを自分で仕立て直してクリア。英仏独語も笑み会話とジェスチャーで。国際親善に一役買って
その行動力には頭が下がりますが、世界地図を眺めながらsirousagi夢は想像の範囲内でと羨望の気持ちは全然起こりませんよ~
この世を彷徨いながら生き永らえている現実こそが「旅」そのもの
目的地はもう手の届く所まで、綺麗さっぱりと終了したいものです
それに豪華客船に乗るような人はそれなりに社会的地位も高くそれらの人が乗り合わせるだけで、高度な情報交換が出来る。彼らは贅沢するだけのために乗っている訳ではないのですね。
最上階での展望は最高でしょうね。一度は味わってみたいものだ。
2、3年まえでしたか、アメリカの大富豪の未亡人が豪華船の1室を永久契約し、その船で余生を過ごしているという記事を読みました。大邸宅に住んでいても高齢になると外出もままならない。それよりも豪華船で世界を回りながら優雅に暮らすほうがいいに決まってます。うらやましい話です。
豪華船で世界をクルージング、体力のあるうちにとご夫婦で旅を、いいですね。
もう今では1泊の旅でも億劫になりました。やはり旅は若いうちに、そう思いますわ。
豪華客船の旅でなくてもすべての遊びは経済効果に繋がります。まあ旅は目的などなくても気楽に楽しめばいいし、お金に余裕がある人はせっせと使えばいい。それが回りまわって貧乏人に恩恵があればなおいいですね。
BSテレビの「世界の船旅」でも観て行った気になりましょうかネ。