ある新聞に、社会保険庁の年金の電話相談専用のフリーダイヤルの番号は「0120・657830」だそうだが、この「657830」(老後悩みゼロ)という下手な語呂合わせは、年金をちゃんともらえるのか、気をもんでいる人たちの神経を逆なでするのではないか。また、先週金曜日の朝、村瀬長官はじめ3700人もの職員を全国主要駅に動員して、謝罪と本人の確認をPRするチラシを22万枚も配ったが、ずさんな記録管理を棚に上げ「自分で確認しろ」とは横柄だ。そんなチラシを作る金と、パフォーマンスをする時間があったら、不明年金の照合作業を少しでも進めた方がましだ。
そして、国民年金は60歳までの40年間保険料をきちんと支払っても、65歳からもらえるのは月6万6000円、夫婦2人で13万円ちょっとでは、とても「老後悩みゼロ」どころではない。若い人たちが見向きもしないのもよくわかる。語呂合わせをやるなら、現実に即して「653636」(老後はさむざむ)か「654040」(老後はヨレヨレ)の方が憶えやすいだろうという記事があったが、一々ごもっとも、まったく同感である。
話は変わるが、14日朝のワイドショー番組内で、週刊誌の見出しを取り上げたコーナーがあった。それによると、司会者・徳光和夫の妻が社会保険事務所へ年金記録照合に行ったところ、「徳光和夫さんは、○年○月にお亡くなりになっていますね」と言われたという。驚いて再度調べてもらったら同姓同名の人違い、全く笑えないお粗末な話である。
年金記録照会のため社保事務所へ殺到する人が日ごと増えているという。社保庁も照会に来てくれ、来てくれと掛け声はいいが、行っても順番待ちに時間が掛かる。昼時には職員はさっさと食事に行き、対応する係員が少なくなってさらに待たされる。そして、待つ方は順番を確保するため食事に行くこともできないで、じっと待っているという。
私ももう一度確認したいことがあるが、年金支給に関する5年の時効が撤廃されるのなら、も少し騒ぎが静まった頃になってもいいかなと思っている。どうせ大昔の領収証があるわけでもないし、証明する手立てはない。年金審査機関が完全に機能し始めない限り慌ててもしようがない。と、半分あきらめているのが正直な気持ちである。もう、こうなったら安倍総理が政治生命を賭けるとまで言っている1年先の年金記録照合の結果を待つより他ないだろうとも思っているのだが…。
民主党のいう、保険料納付履歴を記録する「年金通帳」を加入者全員に交付することも悪くはないが、これに掛かる経費を思うとその財源はどこから持ってくるのか、結局回りまわって国民にしわ寄せが来ることは明らかであり、これ以上無駄な金は使ってほしくない。それでなくとも、新たなコンピューターシステム開発に、約1兆4000億円の費用が投入されているという。
責任問題については、大量に不明になった主要因とされる手書きデータの入力ミスが昭和30年代から起きていたことが明らかになり、政府・与党は問題の原因が平成9年の基礎年金番号統合にあったとみて、当時の厚相だった菅直人氏と以降の歴代厚相らの責任を追及する構えだったそうだが、振り上げたこぶしのやり場に困っている。しかし、年金の無駄遣いやずさんな年金記録問題については、歴代の社保庁長官以下、幹部職員の責任は追及すべきだと思うが、たとえ責任の所在が明らかになっても今さら処罰を科すこともできまい。それどころか天下りであちこち渡り歩き、多額の退職金をせしめてそ知らぬ顔をしている有様。腹立たしいけど、結局バカを見るのは国民だけ、いつの間にかうやむやに終わってしまうのである。責任はともかく、ここはもう社保庁は勿論、与・野党が超党派で、一日も早い問題解決に全力を注いでもらいたい。
一方、マスコミは次から次へと社保庁や政府のあら捜しをして国民感情を煽るような報道ばかりしているが、不安に陥れるような報道は極力謹んでもらいたい。もっと国民の総意を反映した、前向きな解決策の一つでも、ペンの力で示してを欲しいものだ。
そして、国民年金は60歳までの40年間保険料をきちんと支払っても、65歳からもらえるのは月6万6000円、夫婦2人で13万円ちょっとでは、とても「老後悩みゼロ」どころではない。若い人たちが見向きもしないのもよくわかる。語呂合わせをやるなら、現実に即して「653636」(老後はさむざむ)か「654040」(老後はヨレヨレ)の方が憶えやすいだろうという記事があったが、一々ごもっとも、まったく同感である。
話は変わるが、14日朝のワイドショー番組内で、週刊誌の見出しを取り上げたコーナーがあった。それによると、司会者・徳光和夫の妻が社会保険事務所へ年金記録照合に行ったところ、「徳光和夫さんは、○年○月にお亡くなりになっていますね」と言われたという。驚いて再度調べてもらったら同姓同名の人違い、全く笑えないお粗末な話である。
年金記録照会のため社保事務所へ殺到する人が日ごと増えているという。社保庁も照会に来てくれ、来てくれと掛け声はいいが、行っても順番待ちに時間が掛かる。昼時には職員はさっさと食事に行き、対応する係員が少なくなってさらに待たされる。そして、待つ方は順番を確保するため食事に行くこともできないで、じっと待っているという。
私ももう一度確認したいことがあるが、年金支給に関する5年の時効が撤廃されるのなら、も少し騒ぎが静まった頃になってもいいかなと思っている。どうせ大昔の領収証があるわけでもないし、証明する手立てはない。年金審査機関が完全に機能し始めない限り慌ててもしようがない。と、半分あきらめているのが正直な気持ちである。もう、こうなったら安倍総理が政治生命を賭けるとまで言っている1年先の年金記録照合の結果を待つより他ないだろうとも思っているのだが…。
民主党のいう、保険料納付履歴を記録する「年金通帳」を加入者全員に交付することも悪くはないが、これに掛かる経費を思うとその財源はどこから持ってくるのか、結局回りまわって国民にしわ寄せが来ることは明らかであり、これ以上無駄な金は使ってほしくない。それでなくとも、新たなコンピューターシステム開発に、約1兆4000億円の費用が投入されているという。
責任問題については、大量に不明になった主要因とされる手書きデータの入力ミスが昭和30年代から起きていたことが明らかになり、政府・与党は問題の原因が平成9年の基礎年金番号統合にあったとみて、当時の厚相だった菅直人氏と以降の歴代厚相らの責任を追及する構えだったそうだが、振り上げたこぶしのやり場に困っている。しかし、年金の無駄遣いやずさんな年金記録問題については、歴代の社保庁長官以下、幹部職員の責任は追及すべきだと思うが、たとえ責任の所在が明らかになっても今さら処罰を科すこともできまい。それどころか天下りであちこち渡り歩き、多額の退職金をせしめてそ知らぬ顔をしている有様。腹立たしいけど、結局バカを見るのは国民だけ、いつの間にかうやむやに終わってしまうのである。責任はともかく、ここはもう社保庁は勿論、与・野党が超党派で、一日も早い問題解決に全力を注いでもらいたい。
一方、マスコミは次から次へと社保庁や政府のあら捜しをして国民感情を煽るような報道ばかりしているが、不安に陥れるような報道は極力謹んでもらいたい。もっと国民の総意を反映した、前向きな解決策の一つでも、ペンの力で示してを欲しいものだ。
下の人間が国民のためにマンツーマンで奉仕してるのに高級官僚は食い逃げです。
自分達が年金をもらう頃、どうなっているのか?心配ですね。
その分年金に頼らず、しっかり貯金をして行こうと思っています。
「林一歩警部へのお悔やみの言葉」は、応援BBSの中にあります。
愛知県へ行っている間に2ページ以降に下がっていましたので、先程上げておきました。
よろしくお願いします。
岡山県でも厚生年金関係の箱物が次々と閉鎖、売却されていますが、タダ同然の値段にはあきれます。
これらの建設は一体誰が立案し許可したのか、当時の社保庁長官の責任を問いたい。
1年先にどういう結果が出るでしょうかね。
土台がしっかりしていれば公的年金は一番割りのいい保険です。でも、少子化の現在、将来の保障はありません。自己責任で貯金するより他ありませんが、利息などスズメの涙です。
私たちの年代でもこれから20年以上も先のことは分かりません。
役人の、こうした無神経さに腹が立ちます。
国の人口の数程、いろいろな事情で、深刻に悩む人達がいることを、全然分かっていない。
川柳ではありませんが、「老後はさむざむ」「老後はよれよれ」は、言いえて妙な、現実的な、ほろ哀しさ
が漂ってくる言葉の響きですね。
まがりなりにも、現システムがあるのに、新システム開発に、1兆4千万円が投入ですか。ふざけた話ですね。どこからかの出何処も含め、監視しましょう。
末尾のご意見、正に、仰せの通りです。
社保庁はうまい語呂合わせを考えたつもりでしょうが、「老後はさむざむ」「老後はよれよれ」の方がピッタリ、嫌味の一つも言いたくなりますよね。
この問題解決にどれだけの費用が必要かを考えると、歴代責任者および関係者にそれ相当の罰金を徴収してやればいい。
今期から住民税が増えたことを思うと、何かしらでしわ寄せが来るかもしれない。
全くこの語呂合わせを考えた人はだれだろう、きっと年金等不要の裕福な人でしょうね。
すべてが安倍内閣の責任ではないし、これを参院選の争点にするのは間違ってるとマスコミは言う。
一番悪いのは社保庁であることは明白です。親方日の丸体制でお気楽な仕事をしてきたツケが来たわけだが、自分たちの年金だけはきっちり記録していたのでしょうね。本当に腹立つー。