つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

政治家にも道徳教育を・・・

2018-09-10 | 怒っています

   

 いよいよ総裁選がスタート! 自民党総裁選は7日に告示されたが、北海道地震への対応を優先、災害復旧に専念するとし、所見発表演説会や共同記者会見は10日まで延長されていた。
 安倍3選がほぼ確実といわれているものの、財務省の“森友”文書改ざん、文科省の一連の不祥事、厚労省のデータねつ造、防衛省の日報隠蔽、障害者雇用の水増し問題等など、相次ぐ霞が関の不祥事に安倍首相の責任を問う声も上がっているとか。 

 安倍晋三首相は9日、北海道地震の被害状況を視察するため、自衛隊機で北海道入りした。現地視察後、高橋はるみ知事らと意見交換し、官邸に戻って閣僚会議を開いたという。というのも西日本豪雨では「豪雨災害よりも総裁選対応を優先」「初動が遅れた」などと批判されたそうで、今回は早く動いたのだろう。
 しかし8月5日の広島被災地視察では、現地視察をたった4時間で切り上げて、海沿いの豪華リゾートホテルに到着。その後、岸田政調会長とレストランで会食、総裁選などに関する意見交換をしたそうだ。宿泊したホテルは「一泊20万円のスイートルーム」だった。
 被災地、被災者の悲惨な状況を見たそのすぐ後でこれだ。「被災地の復旧・復興に全力を挙げる」といいながらやはり心は総裁選へ。単なるリップサービスか、被災者への見舞いの言葉も白々しく聞こえる。まあ政治家なんて、しょせんこんなものだろう。が、視察費用すべてが税金で賄われたであろうことを思うと、腹立たしいよりあきれてものが言えない。
 日本の中枢を担う政治家や官僚がともに信頼を失ってしまったら、日本の未来はない。国民はいったい誰を、何を信じればいいのか、もうどうでもいいやという気持ちにもなろう。
 窮余の一策か、自民党行革推進委員会では中央省庁再々編が検討されているそうだ。が、もはや地に落ちてしまった信頼を回復するのは容易なことではなかろう。

 政治家や官僚には公人として高い道徳性が要求される。平気でうそをついて、それを悪とも恥とも思わないような人間に国を任せる気にはなれない。
 先日のわが購読紙のコラム『滴一滴』に、こんなことが書いてあった。
 本年度から小学校で道徳が正式な教科になった。道徳の学習指導要領にはこんな言葉が並ぶ。「うそをついたりごまかしをしたりしない」「過ちは素直に改める」「約束や社会のきまりの意義を理解し、それらを守る」、政治家や官僚が実践できないことを、子どもたちだけに求めるのか。至極ごもっとも! 
 いま道徳教育が必要なのは小学生ではなく、政治家や官僚である。どうせなら国会でも道徳の時間を設け、政治家や官僚を再教育してはどうだろう?

 

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2 コメント

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オールレディさま (suri-riba)
2018-09-10 12:14:39
いつものことながら、選挙になると思うこと。議員の歳費を3分の1に、基本的なテストを施す。公務員は「公僕」の初心に戻れ
さもなければ、民間企業で10年間の研修を課せること。さぁ今からでもしっかり実行せよ!
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Unknown (オールドレディー)
2018-09-11 09:01:45
★suri-ribaさま
世襲反対、議員数・歳費削減も掛け声ばかり。政治、議員の質は一向に変わりません。
総裁選は、国内のことは石破さんでも可。が、こと外交問題となると、いま中途半端で交代はどうかと。しかたなく安倍3選を受け入れる、そんなところです。
何といっても選ぶ国民側に責任があると思います。が、選ぼうにも選びようがない、というのもあります。もうどうでもいい、半ばそんな気持ちになってます。
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