今年は亡母の13回忌である。とっくに命日は過ぎたが、亡母は生前より年忌法要はしなくてよい、とくどいくらい言っていたので、3回忌までしかやっていない。もっとも6年前に明石の寺院墓地に墓を移転、檀那寺がなくなって法要の通知が来なくなったこともある。
命日は2月24日、寒い盛りだし暖かくなる4月になってお墓参りをしようと考えていた。が、4月初旬から連休明けまで風邪で体調不良、その後は、お天気が悪かったり、約束があったりと、自分にいい訳しながらとうとう昨日まで先延ばしにしてきたのである。
昨日も梅雨の真っ只中、当地は曇りだが明石は晴れだというので、急に思い立って出かけた。寺院墓地は「明石市立天文科学館」のすぐ隣で、手を延ばせば届きそうな距離にあり、明石大橋もみえる景色のいい寺院墓地である。
小高い山にある墓地へは長い石段を上らなければならない。ウォーキングのおかげで足は達者になったが、90余段の石段を上りきるには息苦しくて、休み休みで上った。やはり年には勝てないか、これからは明石駅からタクシーで墓地の入り口まで行くことにしよう。
墓地は広大で、わが家の墓を探すのは容易ではない。水桶を持って足元の悪い山道をウロウロ、ようやく見つけたときはもう汗びっしょり。弟の子どもたちがよく墓掃除をしているのだろう、きれいだったので墓石にお水を掛けただけ。お酒が好きだった父と弟夫婦にはカップ酒、母には洋菓子1個をお供えし、最近生まれた玄孫(やしゃご)の写真も見せて、家族みんなの健康と幸せをお願いした。気になっていた墓参りをすませてやれやれ、ホッとした。
ウォーキングの途中、3羽のツバメが電線に止まっておしゃべりの真っ最中(カバー写真)。子育ての話でもしてるのかな? 昔は電線にびっしり止まっていたものだが、近頃はまったく見なくなった。もっともこの周辺には田んぼや畑がないから餌に困るのだろうね。
いつものように花の写真でしばし心を癒してください。
くちなしの花の甘い香りが漂っています。
何という花かしら? 色違いですがユリの一種でしょうか。
キキョウって、秋じゃあなかったかしら?
ノウゼンカズラ、毎年咲いています。
真っ赤なアマリリス
「親孝行の物まね」「自己満足」とちょっと引いたもう一人の自分が囁いてもなんだか落ち着くのが常、自分の足で訪れる日が穏やかに続きますように。
美しい花!はな!洋ユリは品種が多くて
日本のササゆりや山ユリの可憐さは何所にも見当たらない豪華で逞しいのはちょっと笑えます。
亡母は分家に嫁いだので先祖の位牌を祀った仏壇はありませんでした。だからでしょうか仏に対する信仰心が薄く、私たちも同様に育ちました。お墓参りも気の向いたときだけ、しなくても怒りはしないと思います。罰当たりの親子ですね。でも気になっていたのでホッとしています。
今はどこに行ってもアジサイの花盛り、その中で白いユリがひっそりと咲いているのを見ると癒されます。
出来ることなら、「風になって」こちらに来てほしいわ。
私も春のお彼岸あたりの1度だけになってしまいました。でも義理で行くのはどうか。まあ言い訳ですが、両親も許してくれるでしょう。ただ、お願いを聞いてくれるかどうかは分かりませんけどネ。
ほんと、風になってきてほしいですけど、枕元に立たれるのはどうも…。(笑)