山岳の若者ヨーグラッジ
彼が住んでいるブルワ村までたったの6Kmだ、一緒に来いと言われぼくはその気になった。歩いても歩き続けても村には着かない、足が痛くなって休む。そこには丁度いいあんばいに、あまり綺麗とはいえないが食堂があった、バハン村だ。中へ入るとさっき一緒に歩いていたチベット人がいる、一足先に戻っていたのだ。ここは彼の食堂であった、すぐチベットティーをご馳走してくれた。
もうこれ以上歩いて行けない、明日ここで会おうと約束をして彼と別れた。1トラー15ルピーでチャラス5トラを彼が持って来る予定だ、そんなこんなでブルワ村へは行かなくて済んだ。彼は山の方を指して「あそこに温泉がある」と言う、行ってみたいが明日にした。