ババは手にチラムを持ってガンジャしかないけどそれで良いかとぼくに聞く、が本音はチャラスが吸いたいのだ。だがババはチャラスをぼくに売ってしまって手持ちがない。しょうがないのでぼくはチャラスと煙草をババに渡した。良いのかと口では済まなさそうに言っているがババはいそいそとチラムを作り始めた。
ガンジャとチャラスは同じ大麻からつくられるが効きがちょっと違う。グラス(大麻)の中でも強い弱いがある。タイのブッダグラス(ブッダスティックとも言う)のように強烈な効きをするグラスもある。が一般的にはソフトな効きで音楽を聴いたり、何かを考えるたりするにはちょうど良い。ただグラスだけを吸っているとどうしても喉をやられてしまう。グラスを燃やしたときに出る煙りの成分が喉の粘膜を傷つけるのではないだろうか。喉の炎症は40度近い高熱をともないぼくは何度か抗生物質で解熱したことがある。
チャラスはグラスの樹脂を固めたものでグラスよりはそれなりに強い効きをする。グラスを吸ったときの身体の軽さと思考の自由さと比較すると、その両方に対してヘビーに作用する。シバ神は蓬髪し目は酩酊した修行者の姿で描かれている。サドゥの姿である。サドゥ達の一部はガンジャを吸うことが修行と考えそれを通して悟りと解脱をめざす。ガンジャを吸うことは宗教的に認められているし、最近少なくなったが以前はベナレスやブッダガヤ等でも州政府のガンジャ・ショップがあった。サドゥ達のガンジャ採取と吸引については問題はないようだが、チャラスに対しては製造や売買と吸引は禁止されているのではないだろうか。別館下に住んでいる若いサドゥは身体の傷跡をぼくに見せて、山でチャラスを作っているところをポリに捕まり激しい暴行を受けたと言った。マントラババと村や町にチャラスを買いに行ったときもババは頻りにポリを気にしていた。サドゥ達は山にガンジャを採りに行ったついでに、ポリの警戒の目を盗んではチャラスを作って持ち帰っていた。
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第3話 出店のババを書いたのは10年前だと思う gooの画像編集機能はなかった
今回 更新し画像を変えた 文章の訂正は行っていない
が後日もう少し書き加えようかとも思っている
(検索からの訪問が多いページは更新していく予定)