ガンジス・河の流れ

インド・ネパール。心の旅・追想

わらび採り

2014-04-26 | ちいさな畑



杉林の間を陽が昇っていく



5分ぐらい歩いた 細い水の流れ 渡った先に見える緑 そこでわらびを採る
林の中でその斜面だけがやぶとして残されている やぶ草の上をけもの道のように
人が踏み歩いて作った通り道 やぶの中に黒い土がむき出しになった所がある
よく見ると山芋を掘った跡 土を埋め戻したのだろう うぅ~ん 秋 人が入っている
山芋を掘るため周りのやぶを鎌で刈る このやぶが荒れないのはそういう事なのか
美味しいわらびをいただいて森を出る




わらび 赤い実 へびいちごはもうなかった
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ちいさな畑

2014-04-24 | ちいさな畑


ミニトマトを2本


赤唐辛子を5本
やっと散水用ホースの接続ができた 今日 苗を買ってきて植えた
連作障害の影響でじゃがいも なす系野菜の植える場所が少ない
ベランダのプランターでトマト2本植えたら今年の作付けは終わりだ
明日はわらびを採りに行く
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ジャンキーの旅        遠い道・・・・・23

2014-04-22 | 4章 遠い道・逃亡

マリーに汽車の切符2枚分として500ルピーを渡しておいた、がそのお金は使ってしまってもうないと言う。ナイジェリア人は信用するなと度々ぼくに言っていたがそれじゃ彼らと何ら変らない、マリーも同じアフリカ人だからしょうがない。2枚分400ルピーを彼女に渡してデリー駅へ行ってもらった。この1年半、アフリカンに振り回されたような気がする。でもアフリカンと知り合えて良かった、遠いアフリカが近く感じられる。
 本人のパスポートの分しかチケットは買えない、とマリーがデリー駅にある国際予約センターから戻ってくるとそう言う。そんな事くらい分かりそうなものを、1つのパスポートで5枚のチケットが買えますか?本人が行くかどうかは問題ではない、列車内でパスポートとチケットの確認はやらないのだから。
ぼくが再びスタッフを吸い始めたことでマリーはかなり怒っていた。もう彼女はこないかもしれないとぼくは思い始めていた。そんな矢先やっと今日になって彼女はきてくれた。その間ぼくは何もしていない。8日の出発まで3日しか残されていなかった。準備を急がなければならない。
 今日は土曜日、明日は日曜日で予約センターは休みになる。8日出発の朝、彼女にフィリップスと一緒に駅へ行ってもらい彼の偽パスポートを使って2枚のチケットを買ってもらう予定だ。出発当日のチケットなので買えるかどうか分からない。マリーが来なかったのはぼくに怒っているせいだとばかり思っていた、がどうもぼくが渡していたチケット代を使ってしまいチケットが買えなくなったことが原因のようだ。使ってしまってお金はないと正直に言ってくれよ、少しは文句を言うかもしれないが8日のチケットはどうしても必要なんだ。逃亡計画がガタガタになってしまいそうだ。これでまた1週間、先へ延ばすことにでもなったらぼくは再び泥沼に落ちてしまう。パスポートを持たないぼくはチケットも買いに行けない、彼女に頼るしか方法はない。


毎日新聞の余禄 日本人間ドック学会が検査データーの新基準を発表したとある
最高血圧の上限は今まで「129」だったが「147」まで良しとされるらしい
日本の基準は欧米に比べ厳しすぎたからだそうだ 
何が何でも120台を目指し努力してきた おいらのやってきた事に意味があったのか??
まぁ 140でも心配することはない そう思うと気が楽になった
晩酌は気楽に呑みたいねぇ~~ は~ぃ

追記 
余禄の最後に くれぐれもはめを外さぬようご注意を という警句があった 
へ~ぃ 気を付けまぁ~すぅ
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ジャンキーの旅        遠い道・・・・・22

2014-04-20 | 4章 遠い道・逃亡

 大分、待ったがネパール人は来ない。寒くなったから帰ろうとしているとケニア人のフランシスが近寄って来て手招きをする。
奴は本の間から大切そうに2枚の紙を出した。良く見ると旅行小切手だ。ぼくに買い取ってくれ、それが駄目なら現金化できるところを教えてくれと頼んできた。100ドル小切手の右上のサインを見るとアユミのサインがあった。この野郎はアユミが入院している間か隙を見て盗んだのだろう、とんでもない野郎だ。もう1枚は誰だか知らない。どうしたと追求しても本当の事を喋りはしない、駄目だ両替は無理だと断わった。漢字のサインは奴らには真似ができない。ブラック・マーケットに回せば幾らかお金になるかもしれないが盗難届けが出されていればただの紙切れだ。アユミはどうしてグリーンGHを選んだのだろうか、普通の流しの旅行者が入るホテルではない、とぼくは思っている。
 ホテルへの帰り道、通りの真中辺りで焚火をしている。前から歩いて来るのはチャーリーだ、奴はすらりと背が高くて直ぐに分かった。何気なく後ろを振り返ると数軒向うの生地店にすぅと入っていく二ナの姿を見た。彼女はぼくを追っていたのは明らかだ。ぼくと同時に彼女もチャーリーを見つけ生地店へ身を隠した。ぼくと一緒のところを見られたくなかったのだ。ぼくはチャーリーと焚火を囲んで少し立ち話をして別れた。二ナは通りでぼくを見つけ後ろからついて来ていた、この先にはぼくが泊まっているキーランとカイラス2軒のGHがあるだけだ。50mも行けば駅前の大通りへ出て先はデリー駅しかない、この時間ぼく達が立ち寄る場所はない。もしチャーリーと出会わなかったら二ナはぼくと一緒にホテルへ来てスタッフをやるつもりだったのか。以前にも二ナから誘いがあったが彼女と一緒にデリーに残る気持ちはぼくにはない。今、ぼくの頭の中にあるのは逃亡、それだけだ。



 
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ジャンキーの旅          No2 Ward・・・・・58

2014-04-17 | 3章 デリー中央第一刑務所No2Ward

面会場には二面の金網が張ってある。一面は塀の外でありもう一面は刑務所内である。その金網の間は1m程あり不法に物を渡せないようになっていた。塀の外と内を繋ぐ30cm角くらいの物を出し入れする穴がある。穴は外から内へ滑らせるように傾斜がついていた。内から外へ出す物は手紙類で外から内へは主に食べ物や衣類が滑り落ちて来た。その場所に差し入れ物をチェックする為の机が置いてあり刑務官が座ってそれを調べている。ぼくの時計を中へ入れるとき刑務官からバクシシを要求された。最初マリーが10ルピー出したが嫌がって仕方なく50ルピーを支払ったがそれで終った訳ではなかった。後2ヶ所で同じ様にバクシシを要求され合計150ルピーを支払ってやっとセンターゲートを通って時計を中へ入れる事が出来た。
 バクシシとはどの様に理解したら良いのか難しい。日本で言われる贈収賄とは意味が違う。インドでは富める者は貧しい者に富を分け与える事によって功徳を積み神の加護と祝福が得られる。貧しい者はその富を受取ってやったからあなたは神の加護を得られるのだという考えがある。バクシシには罪悪感の意識はなく当然のように要求してくる。毎回、要求され払うぼくらはたまったもんじゃない。
 小切手の現金化は遅れそうだ。明日は土曜日だしオフィスに申請書を提出するのは来週の月曜日になる。マリーが今日にでも弁護士に会って裁判所に出す書類を準備してもやはり来週になる。何をやるにしても書類が必要だ。そしてそこでバクシシが当然のように要求される。これがインドのお役所の実態だ。アフリカ人は偉いよバクシシを払う余裕はないのだろうが英語と流暢なヒンディー語でインド人を黙らせ自説を通す。


朝 海へ様子を見に行った 知った釣り人が3名 釣果は最悪だ
今晩から低気圧と前線が九州北部へ接近し雷雨となる予報 釣りは週明けになりそうだ
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竹の子と赤せり

2014-04-15 | エッセー



先週 竹の子を掘った山へ中ちゃんと行った 土 日と雨が降り雨後の竹の子だ
昨日かなりの人が竹林へ入ったのだろう 掘った跡が残されている
それでも十分な量を収穫した 車へ戻って周りの草を見ていた



よく見ると葉がせりに似ている 中ちゃんを呼んで確かめる これが赤せりたい なんぼでもあるぅ~
ほんまかいなぁ こんな所にあるのかぁ 茎の下が色づいている もう花が咲いて旬が過ぎてしまった
赤せりがあるのは分かった 来年3月には来よう 若い竹の子と赤せりがある 
助手席でビールを飲みながら帰る
 
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ジャンキーの旅          No2 Ward・・・・・57

2014-04-13 | 3章 デリー中央第一刑務所No2Ward

ぼくは簡単に食器を洗ってAバラックに行った。面会の時はクラスに出なくても良い、フィリップスから時計の持ち込みとインド・ルピーをクーポンに両替するやり方を教えてもらった。彼も面会だったのでメインゲート前で落ち合う事にした。いつ見ても巨大なメインゲートの扉だ。威圧感を持ったこの様な観音開きの扉をぼくは見たことがない。
左扉の端下に潜り戸がありその上に覗き窓がある。扉をドンドンと叩くと内から刑務官が覗き窓を開けた。すかさず
「ムナカッタ」
と言うと潜り戸を開けてくれた。大使館員や弁護士の面会は特別室だ。第1刑務所での一般面会は初めてなのでフィリップスについてゲート内に入った。面会場の状況は大体分かっていた、第4刑務所で二ナの面会が2度あったから。その時は他の面会が終った後、誰もいない静かな面会場だった。アシアナでスタッフ中毒の治療を受けていたから一般収監者とは一緒にしなかったのかもしれない。今回入った面会場は多くの面会者と収監者で溢れ金網を握り身を寄せ大声で喋っていた。マリーはぼくを見つけると空いていそうな場所へナンシーと一緒に移動した。今日も彼女はバナナやピーナッツを差し入れしてくれた。周りが煩くてゆっくりと話しが出来ない、取り敢えず昨日返還された1800ルピーの使い方について話し合った。裁判所でのバクシシと買物、交通費で300ルピーの支出、今日の買物と交通費で200ルピー、合計500ルピーをマリーがキープし残りをぼくが受取る事にした。ぼくの為に働いてくれるのだから報酬は当然支払わなければならない。妥当な金額はフィリップスとも話し合って決めようと思っている。


朝から雨が降っている 一日中降り続けるだろう 竹林の地肌が乾くには3日は必要だろう
竹の子は柔らかくて美味しかった 知人の評判も良い 掘りに行く
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竹の子掘り

2014-04-10 | エッセー



対岸の区にある竹林へ着いた まだ陽が差していない 空気が冷えている



鍬を持って落ち葉の間から芽を出している竹の子を探す あったぁ~



こつが分かると次々に見つけられた 休憩後も4本掘った ちょっときつかったが収穫に大満足だ
とにかく帰る 冷たいビールが待っている
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ジャンキーの旅          No2 Ward・・・・・56

2014-04-09 | 3章 デリー中央第一刑務所No2Ward

その後ぼくは眠ってしまった。キシトーが呼んでいるとピーターがぼくを起こしたのは9時少し前だった。食器を洗う当番日だったので急いで洗っていると刑務官が来てクラスが始まるから早く行けと言う、そこへキタが飛んで来た。面会名簿にぼくの名前を見つけたのだろう知らせに来てくれた。面会名簿はワードゲート前の大きな木に第1次、第2次と順次に貼られる。面会者が刑務所に着くと早い者から面会名簿に登録をする。例えば
 番号 面会者 ワード番号 被面会者
 ①  マリー  ②    トミー
 ②  インド人 ⑧    ・・・
 ③  インド人 ④    ・・・
 ④  スリランカ人②  ショッカン
 ⑤  ナンシー ②   キシトー
第2ワードの面会名簿には
①  トミー
④  ショッカン
⑤  キシトー    
と書かれた紙が貼られる。


昨日の昼前呑んべぇTさんが来た 素面で竹の子2本を手にしている 掘っての帰りだ
有難くない差し入れ 料理の方法を知らない いらないとは言えない 1本だけ貰った
ネットでレシピを調べる 米のとぎ汁かぬかを入れてあくを抜く 面倒くさい 
鍋に水を入れ沸かす その間に皮をむき鍋にほたりこむ しばらくして蓋をあける
あく等ない 湯がちょっと黄色に変わっているだけだ これであく抜きは終わったのか
竹串を刺すと通る 皿で冷やしながらレシピ調査 煮物は難しい あったぁ竹の子のバター焼き
薄く切ってフライパンで焼く 軽く焦げるとマーガリを入れしょう油、みりんで味を調える
うまぁ~かぁ~ 絶妙な味ではないか 料理のセンスがあるのかぼくは・・・アホかぁ~
明日 Tさんと竹の子掘りに行く


  
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ジャンキーの旅          No2 Ward・・・・・55

2014-04-07 | 3章 デリー中央第一刑務所No2Ward

明朝ぼくはダニエルと2人で厨房へティーの受取りに行くようジャクソンから指示を受ける、初めての仕事だ。スリランカ人3名は裁判所出頭日らしい。夕方ビリを持って帰って来るだろう。ぼくも明日マリーの面会で1800ルピーが手に入る予定だ。今日の買物は野菜とソヤビン。

   1月6日(金曜日)
 今日も忙しく疲れた。朝6時の開錠後、直ぐにダニエルと朝のティーを取りに行った。厨房棟に入り廊下を歩いていると長蛇の列が目に入る、バケツを置いてティーを待っているインド人達だ。その後ろに並ぶのだろうと思っていたがダニエルはその横を平気な顔をしてどんどん通り過ぎ厨房内へ入って行った。最前列で待つインド人のその前に持ってきたバケツをドーンと置く、えぇ~のかぁ?そんな思いでインド人達の顔を見たがブーイングはない、そんな決まりになっているのだろう。径1m高さ2mもありそうな大鍋の中を脚立の上で長い柄杓を掻き回すババ、手招きをするのでバケツを近くに置くとティーを入れてくれた。チョロ 約30人分のティーはステンレス製のバケツで8分目程もあった。廊下を戻る途中の一部屋では多くのインド人がチャパティを作っている、適当に計算しても毎日1万枚は必要だろう。隣りの部屋でトーストを受け取った。バケツの取っ手に棒を通してティーが零れないように気を付けて運んでいたが腕がだるくなると適当だ。ティーを零しながらやっとゲートに入り木の下にどさっとバケツを置いてその蓋をガンガン鳴らしティー、ティーと怒鳴ってぼくとダニエルの朝の仕事は終った。

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