平成25年9月22日日曜日、時折、陽は射すが雲脚が速く、時に、厚い雲が空を覆う日だった。
先月、奥武島の干しイカを買いに行ったが、ひと月ほど早いという事で残念がっていた友人のN氏から
「干しイカ買いに行きませんか」
と連絡が入った。ふたつ返事で快諾した。
奥武島の橋近くに来ると、車や人で漁港は賑やかだった。
乱立する幟の中に「奥武島ハーリー」の文字が飛び込んできた。
奥武島漁港近隣から参加している奥武島ハーリーが、まさに始まろうとしているところだった。
ふたりして小躍りして喜んだのは言うまでもない。
写真は、出発地点になっている浜である。出発間際の様子だ。
スタート時間がきた。
海の男が古びた銅鑼に立つ。
銅鑼を合図にハーリー舟は一斉に沖に向かって漕ぎ出した。
画面の右にある旗に向かって舟を走らせる。旗をまわって左の方に向かう。
旗までは向かい風。帆は降ろしたままだ。
Uターン地点までは潮流も逆流のようだ。
どの舟も目標の旗に行き着くまで四苦八苦していた。
ようやく、まわり終えた舟は帆を揚げ、風をいっぱいに受けて勢いよく走る。
うまく漕ぎ出した舟は、既にUターンを終え、2回目のコースに入っている。
会場内には激励するアナウンスの声が力強く流れる。
「プロだな」
海上の雰囲気を盛り上げるアナウンスの上手さに惹かれて放送席に寄って見た。
海上の先の海原は青かった。
会場から少し離れた漁港は静かだった。
「糸満ハーリー」や「那覇ハーリー」のような絢爛さはない。
地域に根付いているハーリーは素朴で、観客の熱気を帯びた声援が妙に郷愁をそそる。
折りから、観光船が入港して来た。
「奥武島海底観光高速艇」だ。
乗るつもりで小さな乗船事務所に立ち寄ったが、
「きょうは波が荒いので近場しかいけない」という。
またの機会にすることにした。
30分間、1,500円だそうだ。
小型の船なので、随時出しているのだろう。
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先月、奥武島の干しイカを買いに行ったが、ひと月ほど早いという事で残念がっていた友人のN氏から
「干しイカ買いに行きませんか」
と連絡が入った。ふたつ返事で快諾した。
奥武島の橋近くに来ると、車や人で漁港は賑やかだった。
乱立する幟の中に「奥武島ハーリー」の文字が飛び込んできた。
奥武島漁港近隣から参加している奥武島ハーリーが、まさに始まろうとしているところだった。
ふたりして小躍りして喜んだのは言うまでもない。
写真は、出発地点になっている浜である。出発間際の様子だ。
スタート時間がきた。
海の男が古びた銅鑼に立つ。
銅鑼を合図にハーリー舟は一斉に沖に向かって漕ぎ出した。
画面の右にある旗に向かって舟を走らせる。旗をまわって左の方に向かう。
旗までは向かい風。帆は降ろしたままだ。
Uターン地点までは潮流も逆流のようだ。
どの舟も目標の旗に行き着くまで四苦八苦していた。
ようやく、まわり終えた舟は帆を揚げ、風をいっぱいに受けて勢いよく走る。
うまく漕ぎ出した舟は、既にUターンを終え、2回目のコースに入っている。
会場内には激励するアナウンスの声が力強く流れる。
「プロだな」
海上の雰囲気を盛り上げるアナウンスの上手さに惹かれて放送席に寄って見た。
海上の先の海原は青かった。
会場から少し離れた漁港は静かだった。
「糸満ハーリー」や「那覇ハーリー」のような絢爛さはない。
地域に根付いているハーリーは素朴で、観客の熱気を帯びた声援が妙に郷愁をそそる。
折りから、観光船が入港して来た。
「奥武島海底観光高速艇」だ。
乗るつもりで小さな乗船事務所に立ち寄ったが、
「きょうは波が荒いので近場しかいけない」という。
またの機会にすることにした。
30分間、1,500円だそうだ。
小型の船なので、随時出しているのだろう。
奥武島ハーリー
奥武島
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