9月に大阪で開催されるインプラント学会ですが、歯科新聞に書かれている内容に異論があり、表明して置きます。
インプラント治療が一般的になって、安全・安心が一番重要であり、基礎こそが最先端、本当の意味で大切であると言う考え方には反論がありませんが、誰でも彼でもがインプラント出来るようになる業界を指向する事には、私は反対です。
専門性、総合的包括的な治療である趣旨を明白にして、現在のような業者がしているセミナーを受講すればすぐにやって良いと言う状況を改善する方こそが先に来るべきと考えます。
最近は歯科業界全体が下向きで、その中でインプラントだけが異常に突出し、売り上げを上げる目的でやり始める方が絶えません。
コンサルタントをしている歯科医でもなんでもない方が、某インプラントが良いようだ、これからはインプラントだ、等と講演する時代はどう考えても異常です。
何故ならばインプラントは、必ず外科が伴うからです。
洋服や眼鏡、アクセサリーを身に付けるのとは訳が違います。
歯科医なら誰でも簡単に出来る、と言う認識を広めてしまう事に、学会自信が加担しかねない、かような概念、発言は慎むべきではないか、と私は思います。
少なくとも、基礎として歯周病治療の外科、再生外科治療、下顎の親知らずが骨の中ない水平に埋まっているのを殆どの症例で、自分一人で抜歯出来るような実力は必要と思われます。
いわゆる、虫歯を削って詰めて、被せて、悪い歯を抜歯して入れ歯を入れて、と言う治療しかしていない歯科医では、荷が重過ぎると言う事です。
勿論、インプラントしか出来ない、一般的な歯科治療が上手じゃなくて、なんて言う、常識外の方も除外すべきでしょう。
通常の歯科治療も上手で、外科処置、歯周病治療、入歯の治療が水準以上で、その上でインプラントである、と表明を明らかにして欲しいと思います。
現実は、一般歯科治療が上手い先生ほどインプラントを嫌い、反対に歯科治療が下手で歯が残せないからインプラント、と言う好ましくない例も、残念ですが見聞します。
最終的には、その歯科医の良心に基づく、倫理観に基づくしかない、と思うので、そう言う方面での啓蒙活動、専門家だけではなく患者さんである一般国民へも広報活動してゆくべきである、と信じます。
商売、経済、お金儲けありきでは、必ずバッシングを招く事でしょう。
インプラントと言う素晴らしい未来を開く可能性があるものを、今ここで拙速に広めて、捻じ曲げてはならない、そのように思います。
歴史が語っています。
緒方洪庵が牛痘を必死で広めて、漸く世間が認めてくれて広まり出した時に、チャンと勉強をしていない浅はかな者達が真似をして、牛痘もどきをやって金儲けし出してしまって、死亡者が続出したそうです。
その事で、緒方洪庵の流派をチャンと受け継いで、広めている者達までが白い眼で見られ、難行したそうです。
結局、緒方洪庵自身が幕府に願い出て、お上の証明、お墨付きを出していただく事で解決を図ったそうです。
商売、お金儲けに流れ、医者の倫理観は当てにならなかった、と言う暗い過去を、我々は忘れてはいけません。
薬とか、治療方法とかがお上からの許可制と成った礎は、こう言う歴史上の事実があるのです。
つまり、医者の側で真摯な倫理観を持って普及していれば、こんな何でもかんでも許可制と言う、非常に国民にとって不利益な制度は存在しなかったかも知れないのです。
倫理観教育、哲学教育、歴史教育をこそ、重要視して啓蒙すべきである、と提言して締め括ります。
私の提言が真摯に受け止められ、良き時代になるように願って止みません。
今回の著書と連動しているDVDがmediwillさんから既に出ています。
面白いと思われました方、是非DVDも見てみて下さい。
お申し込みはこちらからです。
http://seminar.mediwill.co.jp/2009/01/28.html
臨床の実力と書く実力、そしてそれを上手く伝える話し方が出来る事。
ハードル高いかも知れませんが、種火を灯す仕事を生涯の一つの仕事として頑張りたいと思います。
安全・安心な即時荷重MIS審美インプラント治療の基準を、世界に提言します。
渾身のインプラント専門学術解説書”MISを追究したインプラント”
ご注文はhttp://www.ds-pub.jp/bk40.htmlへお願いします。

プロの方々へ
直接学びたい方は、見学を受けていますので、お問い合わせ下さい。
又講演依頼、プレゼン依頼、出張オペ依頼もお受けしますので、お問い合わせ下さい。
短時間、少人数でも大歓迎です。
インプラント治療が一般的になって、安全・安心が一番重要であり、基礎こそが最先端、本当の意味で大切であると言う考え方には反論がありませんが、誰でも彼でもがインプラント出来るようになる業界を指向する事には、私は反対です。
専門性、総合的包括的な治療である趣旨を明白にして、現在のような業者がしているセミナーを受講すればすぐにやって良いと言う状況を改善する方こそが先に来るべきと考えます。
最近は歯科業界全体が下向きで、その中でインプラントだけが異常に突出し、売り上げを上げる目的でやり始める方が絶えません。
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勿論、インプラントしか出来ない、一般的な歯科治療が上手じゃなくて、なんて言う、常識外の方も除外すべきでしょう。
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現実は、一般歯科治療が上手い先生ほどインプラントを嫌い、反対に歯科治療が下手で歯が残せないからインプラント、と言う好ましくない例も、残念ですが見聞します。
最終的には、その歯科医の良心に基づく、倫理観に基づくしかない、と思うので、そう言う方面での啓蒙活動、専門家だけではなく患者さんである一般国民へも広報活動してゆくべきである、と信じます。
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薬とか、治療方法とかがお上からの許可制と成った礎は、こう言う歴史上の事実があるのです。
つまり、医者の側で真摯な倫理観を持って普及していれば、こんな何でもかんでも許可制と言う、非常に国民にとって不利益な制度は存在しなかったかも知れないのです。
倫理観教育、哲学教育、歴史教育をこそ、重要視して啓蒙すべきである、と提言して締め括ります。
私の提言が真摯に受け止められ、良き時代になるように願って止みません。
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