大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

次世代へ伝承したいインプラントの事1

2009年08月27日 | 即時MI審美インプラント治療の話
私はたまたま就職した先生がインプラントを手掛けている先生であった為、歯科医に成った時からインプラントと関わって来ました。
卒業した昭和62年、1987年はサファイアインプラントが花盛りでした。

それと同時に、ブローネマルクインプラントも日本に導入されだしている頃で、歯根型インプラントが始まる頃でした。
又、ブレードインプラントと言う今では殆ど見なくなったインプラントも、かなり使われていましたし、サブペリ(骨膜下)インプラントも知られていました。

今現在の歯根型のインプラントが主流となり、定着するには紆余曲折があったのです。

これからの世代はこう言う歴史は知識でしか知らないでしょうし、実際にする事などまず有り得ないでしょうが、敢えて、やはり歴史から学んで欲しいとお願いしたいのです。

添島先生のお話を聞かせていただいて、後から思った事なのですが、本道、中心から外れていないかどうか、それを知っている事が大切なんだ、と教えられました。

そして、本道、中心から外れない為には、そこに到るまでの歴史を知る事、自分は変な所に行ってしまっていやしないかどうか、見定めるもう一人の自分が自分の隣にいて自分の臨床を見ていて、冷静に判断を下している、それが大切で、その事を今の若いインプラントをこれからどんどんやって行こうとしている先生が気が付いていない、と憂いていらっしゃいました。

そんな中で、私の本がもうすぐ50代、ベテラン中堅所の世代として、先生が言いたかった事の一端を担うものとして発信している事を、大変に高く評価いただいたのです。

確かに、私の意識の中でもあの本の狙いの中心世代は30代、20代はギリギリで次代を背負う方々への送る言葉的なものであった事は否定出来ません。
勿論、同世代、年長者世代で今正にインプラントを次々とやっている先生方にも、出来る限り患者さんの為に低侵襲で解決していただきたい、それが先生方なら出来る筈だ、と言う志も強く抱いています。

私の本は、そう言う意味で伝承として考え方、概念、歴史、方向性を個人の責任として発信したものなのです。

そして、本当の狙いは、今の当たり前と思われているインプラント治療に風穴を開けて、真に患者さんの為にどう言う治療をしたら良いのか?と言う問題提起を投げ掛けている、インプラント界に新しい爽やかな風を送り込みたいと願っているのです。

これは、何度も繰り返しますが、私の方法が絶対ではないと言う事を意味してもいます。

私の提言が一つのきっかけとなって、より良いインプラント臨床がスタート出来る事、それが心からの願いです。

硬直した考え方、これが絶対に正しいと言う考え方は、最も嫌います。

どんな時でも、何時の時代になっても今のやり方は過去になるのです。

つまり、改善・改良、根本からの概念の変化による決定的変化は起きるかもしれないのです。

生意気ですが、私は2000年、そして2003年のDR.ラムとの天恵により、決定的変化をしてしまい、蛹が蝶になる感覚を味わいました。

しかし、それもこれも私なりに臨床を積み上げて、総義歯では恩師から免許皆伝を授かり、インプラントでもやはり恩師から合格と認定され、更なる発展を期してKIRGの門を叩き、船越ぺリオ、くれなゐ塾、臨床基本ゼミ、筒井塾、IPOI、FSA、CE、と歴史を踏まえながら学んで来られたからの神様からのプレゼント、だったんだろうなと信じています。

そして、今年も今尚5-Dで学んでいます。

次世代へ伝承したい事の第一は、常に学び続ける事、歴史から今に到る事を知る事、です。

総義歯なんて古いとか、歯周補綴なんて今はやらないとか、もう学ぶものはないとか、変に悟ったような言葉を吐かないで、目の前の事から何か一つで良いから昨日の自分よりも向上し続ける事、それをお願いしたいのです。


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インプラント学会のランチョンで喋ります。

2009年08月27日 | 即時MI審美インプラント治療の話
今日インプラント学会の抄録が送られて来ました。

中に、伊藤超短波のランチョンセミナーの案内が入っていて、末席に小生が入っていました。

内容は、いつも紹介している超音波治療器を使うインプラント臨床のお話です。

超音波を使う事で治療期間を短縮出来る事、更にはこれは難しいかな、と考えられていたインプラントでもチャンと骨とくっ付けられる、と言うお話です。

今患者さんに求められているインプラント治療は、治療期間の短縮と、手術侵襲の低減です。

治療期間短縮は、即時荷重で手術の日から綺麗に歯が入る事で解決出来ますし手術侵襲の低減は無切開インプラント手術ブラインドテクニックの応用で解決出来ます。

そう言う内容で、伊藤超短波のメーカーの担当者曰く、初期からのユーザーでインプラント治療のスピード王の私に白羽の矢を立てた、と笑って話してくれました。

これも本を出したお陰なのでしょう。

実績を出して証明する事で、今後の活躍の場が広がって行くようです。

日本のインプラント界を良くする為にも、頑張ります。



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