インプラント治療成功の要は、何かあるのではないか？大丈夫か？と確かめながら進む事です。

インプラント治療は、総合的な治療であり、歯科の殆どの分野に通じていないと上手く出来ない治療です。

まず何よりも大事な事は、最終的なゴールが思い描けているか？綺麗な歯がどう言う風に入るには、どう言うインプラント植立が出来れば良いのかを立体的に思い描けるのか？なのです。

つまり、インプラントを治療に使うと成った時に、全ての手順が頭の中に浮かび、それを寸分違わず実行出来るかなのです。

そして、肝要な事は常に出来ているのか、大丈夫なのか、何か落とし穴に嵌まっていないかどうか、用心深く確認しながら手順を進めて行く事でしょう。

全ての手順、ステップ毎に確認作業を怠らず出来ている事を確かめながら進むので、その分時間が掛かり、患者さんが気の毒な面もあるでしょうが、危険な事を侵すよりも、患者さんの為に良い事であるとキチンと説明、了解を得て置くのも大切です。

自分は出来ている、と言う過信、自信過剰こそが一番の大敵であり、手術・治療に臨む時には、自分が世界で1番のインプラントDRだ！と自信満々で挑む事が良いでしょうが、準備と実践に置いては小心者なくらい用心深く、出来ているのを確かめながら進むべきです。

患者さんの体に、本来はなかった筈のものを埋め込む、歯茎を切り、骨を削り植立するのだ、傷を付けてまでするのだ、と言う責任感を持って臨むのが、正しい姿でしょう。

最近はインプラントの流行で、皆が良い事をしているのだ、世界レベルの治療をしているのだ、と錯覚し過ぎている、と警告を発したいと思います。

何故ならば、天然歯が健全で何事もなければ、インプラントの出番はなかった筈なのですから。

そうではなくて歯が失われ、インプラントで代替しているのだ、と言う意識、本来歯を守る為の助っ人がインプラントなのである、と患者さんに広めて置くべきだと信じます。

そう言う哲学、倫理観こそがインプラントの成功の要である、と私は宣言を致します。


私の提言が真摯に受け止められ、良き時代になるように願って止みません。


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臨床の実力と書く実力、そしてそれを上手く伝える話し方が出来る事。
ハードル高いかも知れませんが、種火を灯す仕事を生涯の一つの仕事として頑張りたいと思います。

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