ある関西の有名なDRの教え子と言うDRの症例発表を拝見して、驚愕しました。
40代前半の年代の患者さんで、初診のレントゲンで綺麗に歯が殆ど残っている患者さん(但し、根管治療とかが殆ど施されている状態でした)が、治療終了後殆どの歯を抜歯されて、インプラントによる全顎ブリッジの治療に成っていたのです。
あまりの驚きに、皆一様に口をあんぐりしてしまいました。
そのDRは誰に教えていただいているのかと聞いたら、さる関西でとても沢山インプラントを植立されている事で有名なDRだと言う事で、皆そうなのかあれだけの本数で有名な先生(日本1とかの事です)だから、なのかと感じたのです。
このようなインプラント治療は、単なるインプラントマニアとしか言いようがない治療であり、私は歯科医療上のインプラント治療ではないと感じます。
何でもかんでもインプラントに変えてしまえ、と言う治療は、我々が考えるコンセプトとは全く違うものであり、天然歯を助ける為に使うインプラントではないと思います。
元々インプラントは歯がなくなって困ってしまった患者さんに福音を齎す為、ブリッジとか部分入歯とかにしなくて済んで、歯列、引いては口腔系を守る為に用いる為に開発されたものです。
それが成功率が良くなって、歯周治療とか根管治療、補綴治療が楽である、売り上げに繋がると言う事でインプラントに何でもしてしまうと言うのは、全く間違っていると思います。
何でもかんでも、歯周病を治す事に拘って、何時までも噛めない状態を引き摺って治療をし続けて、長く掛かるのもオカシイですが、治療が単純化し短期間で済むからと言って、いきなりインプラントに変えてしまう治療はもっとオカシイと言えるでしょう。
全てはお金が狂わせてしまっている、インプラント一人勝ち戦略を目指し大きなクリニック展開、数件もの展開をする風潮が狂わせてしまっているのでしょう。
本来歯科医療は、長い人生の中で1人のDRが1人の患者さんと長く係り、歯牙を口腔系を守る事で、その患者さんの身体の健康、健全、末永い人生を守ろうとするものではないでしょうか。
私は著名な続先生との会食で、その事を薫陶いただき、身に染みて感じました。
インプラントが如何に良いもので、成功率が高くなって来ているとしても所詮は天然歯の代替でしかありません。
時間経過の中では残存率、残ってゆくインプラントは右肩下がりでしかないのです。
そして、15年経過であれば、今までのデータからは残存率は90%位まで落ち込むのです。(勿論、天然歯の残存率とかはもしかしたらそれ以上でしょうが・・・)
私自身の即時荷重5年以上経過で、成功率97%以上と言っても、メインテナンスが悪ければ、やはり天然歯同様悪くなり、脱落する事でしょう。
インプラントは所詮は、天然歯ですら悪くなって抜けてしまったのをリカバリーしているだけである、と言う認識はもっとしっかりと患者さん、医療人供にもっと強く持つべきである、と明言します。
何かが狂ってしまっているからこそ、今足元の細かい技術、知識、経験を大切にして、歯科医療を実践する中でインプラントを用いるべきです!
インプラントと言う強力過ぎるものが登場し、過剰に患者さん、そして医療人までが夢を見てしまっている現状は異常である!と公言します。
もっともっと細かい所に大切なものが宿り、素晴らしい臨床が為されるのだと言う事は忘れないで欲しいものです。
いつもの宣伝します。
今回の著書と連動しているDVDがmediwillさんから既に出ています。
面白いと思われました方、是非DVDも見てみて下さい。
お申し込みはこちらからです。
http://seminar.mediwill.co.jp/2009/01/28.html
臨床の実力と書く実力、そしてそれを上手く伝える話し方が出来る事。
ハードル高いかも知れませんが、種火を灯す仕事を生涯の一つの仕事として頑張りたいと思います。
安全・安心な即時荷重MIS審美インプラント治療の基準を、世界に提言します。
渾身のインプラント専門学術解説書”MISを追究したインプラント”
ご注文はhttp://www.ds-pub.jp/bk40.htmlへお願いします。
プロの方々へ
直接学びたい方は、見学を受けていますので、お問い合わせ下さい。
又講演依頼、プレゼン依頼、出張オペ依頼もお受けしますので、お問い合わせ下さい。
短時間、少人数でも大歓迎です。
参照:http://www.km-implantcenter-matsumotoshika.com/
http://www.j-dol.com/dr/noritugu/default.html
http://www.newton-doctor.com/doctor/tokyo5/matsumotonoritsugu/s40/
40代前半の年代の患者さんで、初診のレントゲンで綺麗に歯が殆ど残っている患者さん(但し、根管治療とかが殆ど施されている状態でした)が、治療終了後殆どの歯を抜歯されて、インプラントによる全顎ブリッジの治療に成っていたのです。
あまりの驚きに、皆一様に口をあんぐりしてしまいました。
そのDRは誰に教えていただいているのかと聞いたら、さる関西でとても沢山インプラントを植立されている事で有名なDRだと言う事で、皆そうなのかあれだけの本数で有名な先生(日本1とかの事です)だから、なのかと感じたのです。
このようなインプラント治療は、単なるインプラントマニアとしか言いようがない治療であり、私は歯科医療上のインプラント治療ではないと感じます。
何でもかんでもインプラントに変えてしまえ、と言う治療は、我々が考えるコンセプトとは全く違うものであり、天然歯を助ける為に使うインプラントではないと思います。
元々インプラントは歯がなくなって困ってしまった患者さんに福音を齎す為、ブリッジとか部分入歯とかにしなくて済んで、歯列、引いては口腔系を守る為に用いる為に開発されたものです。
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本来歯科医療は、長い人生の中で1人のDRが1人の患者さんと長く係り、歯牙を口腔系を守る事で、その患者さんの身体の健康、健全、末永い人生を守ろうとするものではないでしょうか。
私は著名な続先生との会食で、その事を薫陶いただき、身に染みて感じました。
インプラントが如何に良いもので、成功率が高くなって来ているとしても所詮は天然歯の代替でしかありません。
時間経過の中では残存率、残ってゆくインプラントは右肩下がりでしかないのです。
そして、15年経過であれば、今までのデータからは残存率は90%位まで落ち込むのです。(勿論、天然歯の残存率とかはもしかしたらそれ以上でしょうが・・・)
私自身の即時荷重5年以上経過で、成功率97%以上と言っても、メインテナンスが悪ければ、やはり天然歯同様悪くなり、脱落する事でしょう。
インプラントは所詮は、天然歯ですら悪くなって抜けてしまったのをリカバリーしているだけである、と言う認識はもっとしっかりと患者さん、医療人供にもっと強く持つべきである、と明言します。
何かが狂ってしまっているからこそ、今足元の細かい技術、知識、経験を大切にして、歯科医療を実践する中でインプラントを用いるべきです!
インプラントと言う強力過ぎるものが登場し、過剰に患者さん、そして医療人までが夢を見てしまっている現状は異常である!と公言します。
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参照:http://www.km-implantcenter-matsumotoshika.com/
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